目次
「東京大学の入試で、英語の配点が高くて不安だ…」「何から対策を始めればいいか分からない…」
このように感じている受験生は多いのではないでしょうか。東大英語は、その質の高い長文読解や緻密なリスニング、そして高度な英作文が特徴で、生半可な対策では太刀打ちできません。しかし、ご安心ください。
この記事では、東京大学の英語入試で合格点を勝ち取るために、必須となる効果的かつ具体的な対策方法を、徹底的に解説します。「何となく勉強している」状態から脱却し、最短ルートで実力を伸ばすための戦略を一緒に立てていきましょう。
おすすめ学習管理アプリURL: 【公式】スタディサプリ|大人の英語も、受験勉強も。
最新の入試情報はここから!:東京大学
✅ 東大英語 入試の基本仕様
- 試験時間:120分(リスニングを含む)
- 配点:120点満点。二次試験全体の一部。
- 大問数は5問。内容は多様で、「読む」「書く」「聞く」をバランスよく測る構成。
- 出題内容は、要旨要約、空所補充・段落整序、長文読解、自由英作文/英訳、和訳、文法・語法、リスニングなど、多岐にわたる。
→ つまり、単なる「長文読解+文法」ではなく、総合的な英語力が求められる試験。
📚 出題傾向・特徴
・要旨要約(大問1)
- ほぼ毎年出る「定番」の形式。短めの英文(300語前後が多め)を読んで、日本語で要約。
- 内容は社会問題、文化、哲学、時事など、抽象的・思考型のテーマが多く、「筆者の主張」や「論理展開」を正確につかむ力が問われる。
- ただし、指示通り「要点」を簡潔にまとめる力が重視され、深い文法知識や難語よりも、「内容を読み取って整理する力」「日本語で明快に表現する力」がカギ。
・空所補充/段落整序 問題
- 長文中の空所に入る文を選ぶ形式や、段落の順序を整える「段落整序」が「読む」系の中でよく出る。
- 文のつながりや論理の流れ、段落ごとの役割を意識して読む必要があり、単語単位ではなく「文脈理解」が重要。
・長文読解(読解/和訳/文法)
- 論説文だけでなく、小説・エッセイ・コラム調の文章が出ることもある。文体やジャンルが幅広いため、さまざまな英文を読んで慣れておく必要がある。
- 和訳や文法・語法問題(誤り訂正、語句整序など)も出題され、英文の構造理解や語彙力、語法の知識を確認される。
・英作文/英訳(大問2)
- 自由英作文や和文英訳が組み合わさる形式。近年は「自由英作文+和文英訳」が定着傾向。
- 自由英作文は60〜80語程度とそれほど長くないが、論理的で明快な英文を書く力が求められる。難しい表現を使うよりも、基本的な語彙・構文で簡潔にまとめることが得点につながりやすい。
- 自分の意見を述べる力、理由付け・論理展開力を問うもの — 単なる言い換えや翻訳力だけでなく「思考力」が重要。
・リスニング(大問3)
- リスニングも必出。内容のジャンルは社会問題、学術、時事など多岐にわたる。
- 近年、語彙の難易度が上がっており、ナチュラルなスピードで、かつ高度な内容を聞き取る力が求められている。
- ただ流暢に聞き取るだけでなく、内容理解+設問で正確に答える「実践的リスニング力」が問われる。
🎯 東大が求める英語力の本質 — “オールラウンド+実用的”
- 英語「読む・書く・聞く」をまんべんなく — しかも読解、要約、作文、和訳、リスニングなど、多様な形式で。特定分野だけの偏りは通用しない。
- ただ単に英文を訳すスキルではなく、「論理を読み取る力」「自分の考えを英語で論理的に表現する力」「英語で情報を正確に理解・処理する力」。受験英語を超えた“学問・国際対応力”が前提。
- また、試験の分量が多く、制限時間内で効率的に処理する「スピード+集中力」が要求される — ただ「正しく読める/書ける」以上の“実戦力”。
📘 東大英語攻略のための分野別おすすめ参考書3選
東大英語の対策を進めるにあたり、「どの参考書を使えば最も効率が良いか」は重要なポイントです。そこで、ここでは、東大入試の特徴的な3つの分野(長文読解、リスニング、英作文)に絞り、特に効果的な参考書を厳選してご紹介します。
ただし、下記の参考書を取り組む前に、少なくとも1冊の単語帳、文法書を完成させましょう。
1. 長文読解対策:「ポレポレ英文読解プロセス50」
東大の長文は、構造が複雑で難解な英文が多く出題されます。そのため、ただ速く読むだけでなく、正確に文構造を把握する力が不可欠です。この参考書は、難解な英文をどのように読み解くかという「プロセス」を50題を通じて徹底的に学べます。東大レベルの骨太な英文を読みこなすための土台を築くのに最適です。
2. リスニング対策:「TOEFLテスト英単語3800」(Step3まで)
東大リスニングは、アカデミックな内容や、ネイティブスピードに近い会話文が特徴です。したがって、単に聞き取れるだけでなく、専門的な語彙力と多様な状況を理解する背景知識が求められます。このTOEFL対策用の単語帳は、東大のリスニングで問われやすいアカデミックなテーマの語彙が豊富です。Step3までの語彙を完璧にすれば、音声の内容理解度が格段に向上します。
3. 英作文対策:「竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本」
東大の英作文(自由英作文・和文英訳)は、「自然で洗練された表現」が求められます。しかし、多くの受験生は直訳的な不自然な表現を使いがちです。この参考書は、「間違えやすい日本語をどう自然な英語に直すか」という視点で、多くの「使える」構文や表現を学べます。実際に使える引き出しを増やすことで、得点力の高い英作文が書けるようになります。
💬 東大英語対策Q&A (受験生の疑問を解決!)
東大英語対策で受験生が抱きがちな疑問について、Q&A形式で回答します。
Q1. 長文読解のスピードが上がりません。どうすれば良いですか?
A. スピード向上には、多読だけでなく精読による正確な文構造把握の徹底が不可欠です。したがって、まずは『ポレポレ英文読解プロセス50』などの参考書を使って、一文一文を正確に和訳できる土台を固めましょう。なぜなら、難解な東大の文章は、構造を理解しないと速く読んでも内容が頭に入らないからです。
Q2. リスニングは毎日何分くらい取り組むべきですか?
A. リスニングは継続が命です。そのため、量よりも質と習慣を重視し、最低でも毎日30分は取り組みましょう。具体的なメニューとしては、過去問やTOEFL素材を使い、単なる聞き流しではなく、ディクテーションやシャドーイングを取り入れると効果的です。
Q3. 自由英作文で高得点を取るコツは何ですか?
A. 高得点の鍵は、論理的な構成と自然で洗練された表現です。しかし、奇をてらった難しい単語を使う必要はありません。むしろ、「序論・本論(2~3パラグラフ)・結論」という明確な構成を守りつつ、採点者に伝わりやすい平易かつミスがない正確な英語で書くことを心がけましょう。
Q4. 東大英語の過去問はいつから始めるべきですか?
A. 過去問は、基礎力が定着した高校3年生の夏以降から本格的に始め、秋以降は時間を計って本番同様に解くようにしましょう。ただし、リスニングや英作文は形式に慣れる必要があるので、その分野に特化した過去問演習は早めに(高2の終わり頃から)始めても良いでしょう。
Q5. 英語の学習で一番重要なことは何ですか?
A. 東大英語の対策において、最も重要なのは単語力です。なぜなら、単語が分からなければ、長文もリスニングも英作文も全てが立ち行かなくなるからです。したがって、難関大向けの単語帳(例:鉄壁、TOEFL3800など)を決め、毎日欠かさず学習し、語彙力の盤石な基盤を築くことが最優先です。
📝 和訳演習問題
次の英文を日本語に訳しなさい。なるべく自然で正確に、文脈を考えて訳すこと。
Sometimes, when she felt overwhelmed by the noise and bustle of the city, she would retreat to the small garden behind her apartment and sit among the flowers and trees, letting the quiet air soothe her nerves.
✅ 解答例と解説
訳例
「時折、彼女は街の騒音と喧騒に圧倒されると、アパートの裏手にある小さな庭へ逃げ込み、花や木々の間に腰を下ろして、静かな空気が神経をなだめるのを感じていた。」
解説ポイント:
- Sometimes → 「時折/ときどき」。頻度を表す副詞。
- when she felt overwhelmed by the noise and bustle of the city → 「街の騒音と喧騒に圧倒されたとき」。“overwhelmed by ~” は「~に圧倒される/疲弊する」の意味。
- retreat to the small garden behind her apartment → 「アパートの裏手にある小さな庭へ逃げ込む(退く)」。“retreat to ~” で「(安全・安らぎを求めて)~へ退避する/逃げ込む」。
- sit among the flowers and trees → 「花や木々の間に腰を下ろす」。直訳気味に「〜の間に座る/腰を下ろす」。
- letting the quiet air soothe her nerves → 「静かな空気が(彼女の)神経をなだめるのを感じる/~させる」。“let A do” の形で「Aに…させる/…するのを許す・任せる」。ここは「…させる」「…させていた」といったニュアンス。
――この訳は “文脈・意味の流れ” を重視し、自然な日本語になるように意識した形。
🌟 東大英語対策 究極の要点まとめ
- 質の高い学習で総合的な英語力を向上させます。
- まず、単語力強化が最優先です。毎日継続しましょう。
- 次に、長文読解は「精読」で文構造を把握します。
- リスニングは毎日30分、シャドーイングを推奨します。
- 英作文は論理構成と自然な表現が鍵です。
- 最後に、過去問は夏以降、時間を測って実践演習します。


コメント