まず、九州工業大学(九工大)の英語入試は、一般選抜の二次試験で筆記試験が課されない選抜方式を採用しています。しかし、その分だけ共通テストの英語配点が極めて高く設定されており、2025年度からは外部検定スコアを本番の得点に利用できる「置き換え制度」が導入されるなど、戦略的な準備が合否を分ける決定打となります。さらに、推薦や総合型選抜ではわずか20分という極限の制限時間で解く独自のCBT試験が課されるため、理工系らしい論理的な速読力も欠かせません。そこで本記事では、九工大合格を確実にするための具体的な出題傾向の分析に加え、限られた時間で最大の効果を発揮する分野別の厳選参考書を詳しく解説します。
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出題傾向と特徴
- 二次試験(個別学力検査)で英語が課されない
- まず、一般選抜(前期・後期日程)において、大学独自の英語筆記試験はありません。合否は共通テストの英語成績と、二次試験の数学・理科の得点で決まります 。
- 共通テストにおける英語の配点が極めて高い
- 共通テストの総点825点のうち、英語は250点を占め、全教科の中で最大の配点比率となっています。二次試験に英語がない分、共通テストでの失点は致命的になりやすいため、高い完成度が求められます 。
- リスニングとリーディングの比率が 1:1
- 前期日程ではリーディング125点、リスニング125点と配点が均等です。リスニングの得点力が合否に直結する、理工系大学としては珍しい配分が特徴です 。
- 外部検定(英検等)のスコアによる「置き換え」制度
- 2025年度入試から、英検などの外部試験スコアを共通テストの得点に換算し、高い方の点数を採用する制度が導入されました。英検2級以上のスコアを事前に確保しておくことが、強力なセーフティネットとなります 。
- 推薦・総合型選抜では「20分間のCBT試験」を実施
- 独自の英語評価がある選抜枠では、PCやタブレットを用いた20分間の試験が行われます。非常に短時間で共通テストレベルの長文や段落の並べ替え問題を解く必要があり、速読力と論理性(ディスコースマーカーの理解など)が重視されます 。
おすすめ参考書
1. 単語:共通テストの高配点と外部検定利用を攻略する
『英単語ターゲット1900』
まず、九工大合格に欠かせない語彙力の基礎固めには、本書が最適です。九工大は共通テストの英語配点が250点と非常に大きく、かつ英検等のスコアによる「置き換え制度」も導入されています 。したがって、本書の「出る順」に従って共通テスト・英検2級レベルを完璧に仕上げることは、本番での得点安定と、有利な外部検定換算スコアを確保するための最も合理的な戦略となります。
2. 文法:20分間のCBTや共通テストで「即断」する土台を作る
『大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】』
また、読解のスピードを支える文法の定着には、本書が非常に効果的です。特に推薦・総合型選抜で課されるCBT試験はわずか20分という極めて短い制限時間であり、正確かつ瞬時に文構造を見抜く「論理的即断力」が求められます 。本書を通じて文法の「なぜ」を根本から理解しておくことで、本番のタイトな時間設定の中でも、迷うことなく文章の骨子を掴めるようになります。
3. 速読・実戦:CBT特有の段落整序と共通テスト速読を両立する
『速読英単語 必修編』
さらに、九工大特有の試験形式への対応力を養う仕上げとして、本書を強くお勧めします。まず、九工大のCBT試験では「段落の並べ替え(段落整序)」といった論理的な読解力が試されるため、文脈の中で単語と文章の流れを掴む訓練が不可欠です 。よって、本書を用いて長文を繰り返し読み込み、段落ごとの要旨を捉える練習を積むことは、共通テストの速読対策としても、CBTの論理問題対策としても極めて高い効果を発揮します。
よくある質問まとめ
1. 二次試験(個別学力検査)における英語の有無
Q:一般選抜の二次試験で、英語の筆記試験は実施されますか?
A: まず、九州工業大学の一般選抜では、前期・後期日程ともに二次試験で英語は課されません 。それゆえ、個別試験の対策は数学と理科に完全に集中させることが可能であり、英語の評価については共通テストのスコアや外部検定の結果が合否を分ける唯一の基準となります。
2. 共通テスト英語におけるリスニングの重要性
Q:共通テストの英語において、リスニングはどの程度重視されますか?
A: まず、配点比率がリーディングとリスニングで 1:1となっている点が、九工大の大きな特徴です 。具体的には、前期日程の英語250点満点のうちリスニングが125点を占めるため、理系志望であってもリスニングを疎かにせず、日頃から音に慣れる対策が不可欠です。
3. 2025年度から導入された外部検定の「置き換え制度」
Q:外部英語検定試験(英検等)のスコアは、どのように合否判定に利用されますか?
A: まず、2025年度(令和7年度)入試より、外部試験の換算点と共通テストの得点を比較し、高い方を採用する「置き換え方式」が導入されました 。したがって、本番での体調や難易度の変動といったリスクを回避するためにも、あらかじめ外部試験で安定したスコアを確保しておくことが極めて有効な戦略となります。
4. 英検2級取得による具体的な入試アドバンテージ
Q:英検2級を保持していると、入試でどの程度の強みになりますか?
A: まず、英検2級の合格ライン(CSEスコア 1980以上)を保持していれば、共通テスト換算で約8割相当の得点が保証されます。さらに、CSEスコア 2150以上の高スコア層に到達すれば、共通テスト9割超えに匹敵する換算点を得られる可能性があり、他の受験生に対して大きなリードを築くことができます。
5. 推薦・総合型選抜で課される「英語CBT」の特徴
Q:推薦・総合型選抜で実施される「英語CBT」にはどのような対策が必要ですか?
A: まず、この試験はタブレットを使用する形式で、解答時間がわずか20分という極めて短い設定が最大の特徴です 。また、出題内容には代名詞や論理マーカーをヒントに文章を繋ぐ「段落の並べ替え(段落整序)」が含まれるため、単なる語彙力だけでなく、文章の論理構成を瞬時に見抜く速読力が試されます 。
【問題】次の英文を日本語に訳しなさい。
Many people believe that success depends only on talent, but daily effort is just as important.
【解答】
多くの人は成功は才能だけに左右されると考えているが、日々の努力も同じくらい重要である。
【解説】
- Many people believe that ~
→「多くの人は~だと信じている」 - depends only on talent
→「才能だけに依存する」 - but
→「しかし/だが(逆接)」 - just as important
→「同じくらい重要」
👉 ポイント:
共通テストでは
- that節の正確な処理
- but による対比
- important の比較表現
が頻出。
【九州工業大学英語入試のまとめ:戦略的な対策で合格を勝ち取ろう】
まず、九州工業大学の英語入試は、一般選抜の二次試験で英語が課されません。その分、共通テストの250点という巨大な配点が合否に直結する仕組みになっています 。さらに、2025年度からの新制度により、英検などの外部検定スコアを共通テストの得点として利用できる「置き換え方式」が導入されたため、事前のスコア確保が合格のセーフティネットとして機能します。また、推薦や総合型選抜を視野に入れる場合は、わずか20分で論理的思考力を問う独自のCBT試験への対応も欠かせません 。
このように、配点構造に基づいた戦略的なスコアメイクが重要となります。ご紹介した『ターゲット1900』や『速読英単語』などの参考書を活用し、早期に基礎を固めることで、数学や理科といった専門科目の学習時間を最大限に確保しましょう。結論として、最新の入試制度を正しく理解し、効率的に英語をツールとして使いこなす準備を整えることこそが、九工大合格への最短ルートです。
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