東京都立大学の英語は、長文読解の比重が高く、「ただ読めるだけ」では太刀打ちできないのが大きな特徴です。合格圏内に食い込むには、都立大特有の出題パターンを把握し、戦略的な対策を身につけることが欠かせません。
本記事では、都立大英語の対策を徹底分析。
- 「傾向徹底解説」
- 「長文読解の対策」
- 「参考書ルート」
これらを、受験生の視点に立って簡潔に分かりやすく解説します。最短ルートで都立大合格を勝ち取りたい方は、ぜひ最後までチェックしてください。
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東京都立大学 英語の出題傾向と特徴
① 試験形式
現在の形式(2025〜)
- 試験時間:60分
- 大問:2題
- 形式:選択式中心
- 英作文:なし
そして核心:
旧形式は「量・記述」
新形式は「論理理解・判断精度」重視
つまり:
速さより正確さの試験
② 出題内容
大問1:長文読解
大問2:長文 or 資料読解
特徴:
- 社会・科学・教育などの論説文
- 内容理解中心
- 極端な難語は少ない
→ 文章自体は標準レベル
③ 本当の難しさ
都立大英語は:
問題が難しいのではない
判断が厳密
典型的な落とし穴
本文:
「ほとんどの場合そうだ」
選択肢:
- always(常に)
- mostly(ほとんど)
答え:
mostly
つまり:
「条件」「例外」「限定」を読む力
これが本質。
④ 設問タイプ
① 内容一致
② 要旨
③ 指示語
④ 推論
⑤ 語彙(少量)
重要:
文法単独問題は主役ではない
⑤ 難易度
体感:
共通テスト+α
または:
MARCH〜地方国公立中位
理由:
- 語彙:標準
- 文構造:標準
- 判断:やや厳しい
⑥ 出題思想
都立大は:
「英語ができる人」ではなく
「正確に読める人」
を選抜している。
⑦ 必須能力
① 文構造理解
(S・V・O・修飾)
② 接続詞理解
(however / therefore など)
③ 限定語認識
(only / mainly / partly)
ここが得点差。
⑧ よくある誤解(危険)
× 単語を増やす
× 長文を大量に読む
○ 1文をできる限り素早く正確に読む
⑨ 合格ラインのリアル
英語は:
高得点勝負ではない
実際:
- 60〜70%
で合格圏に入ることが多い
→ミスの少なさが勝負
まとめ
都立大英語 =
「普通の文章」を厳密にミスなく読む試験
過去問を数年分解いてみた感想
東京都立大学の英語を一言でまとめるなら「とにかく時間をかけて精読力を存分に発揮する試験」です。
試験時間は60分、大問は2問とも英文読解、そして選択中心ときたら精読力の試験でしかありません。とにかく「選択肢のひっかけに引っかからず、根拠を英文中から探す」ことでほかの受験生と差がつきます。ここでは、各大問の解いてみた感想と対策法を解説します。
まずは大問1の長文読解について。語数は約400~500語。試験のコンセプトは「1本の論説文を読んで内容理解を問う」なので、難関私大でありがちな長文の中の文法問題などは少なく、「筆者は何を言いたいのか」を追う読解が中心になります。テーマは社会・教育・科学・テクノロジーなどの説明文が多く、英文自体はそこまで難しくなく、体感は共通テスト~MARCHくらいでした。ただ、設問が細かく、文の隅々まで理解していないと高得点は厳しいです。本文は大体読めていても、いまいち内容に入り込めていなかったり、馴染みがなかったりしたら一気に難易度が跳ね上がります。
次に大問2について。語数は約500~700語程度で、大問1と比較すると、より文章全体を踏まえた判断力が求められます。大問1が本文中の根拠を正確に読み取る力を重視しているのに対し、大問2では、文章全体の論理構造や情報同士の関係性を整理しながら解答する場面が多く見られます。そのため、一文ごとの理解だけでなく、「この具体例は何を説明しているのか」「この内容は筆者の主張とどのように関係しているのか」といった視点で読むことが重要です。大問2では、情報を読む力というよりも、情報を整理して判断する力が得点を左右するといえるでしょう。
対策としては、まずは意識面です。語彙力を適正レベルまで上げた前提で、英文を「問題」としてではなく、「書籍」として読みましょう。与えられた英文の内容に入り込み、無理やりにでも共感してみたり、「ここはちょっと自分の考えと違うな」などのように、自分の意見などを無理やりにでもひねり出してみて、それと頭の中で対比してみたり、とにかく英文に入り込むことが重要です。ここまで入り込むことで、長文の中の因果関係や対比に敏感に反応するようになり、結果的に設問が解きやすくなります。
次はテクニック面です。まずは絶対に最初に設問に目を通しておきましょう。先に何が問われているか知っておくことで、いざ本文にその内容が出てきたら無意識に敏感になります。そして、設問にでてきた固有名詞が本文で最初に出てきた文は印をつけておきましょう。その固有名詞について説明している可能性が高いです。そして、常に時間に追われている試験ではないので、段落を読み終わるごとに段落要旨を書くのがおすすめです。自分で情報整理ができるのに加えて、設問の根拠探しが速くなります。まずはこの3つを対策のたたき台にして、過去問を通して自分流の解き方にカスタマイズしていきましょう。
時間配分について詳しく知りたい方はこちら:東京都立大学 英語の時間配分完全ガイド|過去問で見える本番戦略 – 合格の道
大問1について詳しく知りたい方はこちら:東京都立大学 英語の大問1の対策法|新形式に対応する長文読解のコツ – 合格の道
大問2の対策について詳しく知りたい方はこちら:東京都立大学 英語の大問2の対策法|試験の肝である長文読解のコツ – 合格の道
頻出分野ランキングについてはこちら:東京都立大学 英語の頻出分野ランキング|合格者が対策すべき重要テーマを徹底解説 – 合格の道
おすすめ参考書まとめ
① 単語
システム英単語
この1冊の役割
英語が読めない原因を消す本
大学受験の基礎〜標準レベルの重要語を効率よく覚えられる構成で、多くの受験生が語彙の土台作りに使用しています。
具体的アクション
毎日(30分)
① 新しい単語:50語
② 前日の復習:50語
③ 日本語を見て意味を言う
ペース
- 1周目:3週間
- 2周目:2週間
ゴール
1~1200語を見た瞬間わかる
ここまで来ると:
- 長文の理解度が一気に上がります
② 英文解釈(最も伸びる分野)
基礎英文解釈の技術100
この1冊の役割
「なんとなく読む」を消す本
都立大英語は:
正確に読む力=合否
ここで決まります。
具体的アクション
1文ごとに:
- 主語に線
- 動詞に丸
- 関係代名詞、分詞には印(どの部分が説明になってるか、どんな内容の説明なのか等)
- 日本語訳
上記は必須。それに加えて進めていくうちに苦手なとろや大切なところもメモしていくことも重要。
ペース
→1日:2〜3文
ゴール
→1文を100%理解できる
ここが偏差値60ライン。
③ 長文
関正生の英語長文ポシリーズ1 標準レベル
(ただし、この1冊だけでは本番に対応式れない可能性があるため、1→2→できれば3と過去問に入るまでにレベルをあげていきましょう。)
この1冊の役割
問題を解く力を作る本
ここで:
- 内容一致
- 要旨
- 推論
を実戦練習します。
具体的アクション
Step 1
時間を測って解く
Step 2
間違えた理由を書く
例:
- 単語を知らない
- 文構造を誤解
- 思い込み
Step 3
もう一度解く
ペース
→1日に1題
ゴール
→赤本正答率70%
ここで都立大合格ライン
最短ルート
毎日:
- 単語:30分
- 解釈:20分
- 長文:20分
合計:
約70分
これを毎日欠かさず継続すれば、都立大レベルには十分届きます。
よくある質問
Q1. 都立大英語は何が一番大事ですか?
答え:都立大では「正確に読む」力が圧倒的に重要です。
2025年からの新形式では、
試験時間60分・大問2題・選択式中心に変わり、
「量」よりも論理を正確に判断する力が重視されています。
つまり:
- 速く読む人
より - 誤読しない人
が点を取ります。
実用的な行動
長文を読むときは:
- 「主張はどこか」
- 「例外はあるか」
- 「限定語(only / mainly など)はないか」
ここを必ず確認してください。
都立大は:
“ほぼ正しい”選択肢をわざと置く大学です。
Q2. 英作文対策は必要ですか?
答え:現在は不要です。
2025年の都立大英語では:
- 英作文が出題されていません
- 選択式中心です
つまり:
書く練習より読む練習が優先です。
実用的な判断
次の優先順位にしてください:
- 単語
- 正確な読解
- 選択肢の比較
英作文は:
時間に余裕があればやる程度で十分です。
Q3. 都立大英語は「難しい単語」が出ますか?
答え:そこまで難しくありません。
特徴は:
- 単語は標準レベル
- 文も極端に難しくない
- でも選択肢が厳密
です。
実用的な判断基準
このレベルができれば十分:
- 共通テスト英語:70%前後
- 「システム英単語」:1200語くらい
ここで:
語彙はほぼ足ります
よくある失敗
× 難単語を大量に覚える
○ 基本単語を瞬時に理解する
Q4. 時間は足りなくなりますか?
答え:普通にやれば足ります。ただし1つ条件があります。
それは:
迷いすぎないこと
です。
都立大は:
- 問題数は多くない
- でも選択肢が似ている
ので、
1問で止まると崩れます。
実用的な解き方
もし迷ったら:
- 一旦飛ばす
- 最後に戻る
これだけで:
5〜10点変わります
Q5. 都立大英語は「どんなミス」で落ちますか?
答え:大きなミスではなく、小さな読み違いです。
典型:
本文:
多くの場合そうだ
選択肢:
- always(常に)
- mostly(多くの場合)
ここで:
always を選んでしまう
これが最も多い失点です。
実用的なチェックポイント
選択肢を見るとき:
必ずこの4語を探してください。
- always
- only
- completely
- never
これがあるとき:
かなり危険な選択肢です。
和訳問題
Problem
This idea may sound simple, but it has had a significant impact on how people think about education.
解答
この考えは単純に聞こえるかもしれないが、
それは人々が教育についてどのように考えるかに大きな影響を与えてきた。
解説(実戦ポイント)
ここは how people think がポイント。
- how
→ 「どのように」
そして:
- impact on ~
→ 「~への影響」
よくある誤り:
× 教育に影響
○ 教育についての考え方に影響
まとめ:東京都立大学の英語攻略の鍵
東京都立大学の英語対策で最も重要なのは、長文の精読力を磨くことです。試験本番で実力を出し切るために、以下の2点を意識して学習を進めましょう。
- 基礎の徹底: 難問に惑わされず、標準レベルの語彙と文法で確実に加点する。
- 過去問演習: 独特の出題形式に慣れ、60分の時間配分を体に叩き込む。
都立大合格への道は、正しい傾向把握と日々の積み重ねの先にあります。この記事で紹介した対策法を実践し、自信を持って本番に臨んでください。
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