関西大学の全学部日程2で合格を目指すなら、英語の対策は「単語や文法を覚えるだけ」では十分ではありません。関西大学の英語は説明文の読解を中心に、会話文や文章整序、本文内容を問う選択問題など、複数の形式から出題されます。そのため、英文を正確に読む力に加えて、限られた試験時間の中で問題を処理する力も必要です。
特に全学部日程2の対策では、過去問を使って実際の出題形式や文章量、設問の特徴を把握し、自分がどこで時間を使いすぎるのか、どの問題で失点しているのかを分析することが重要です。2026年度については、2月6日実施分の全学日程2の英語問題・解答・概評も確認できます。
そこでこの記事では、関西大学・全学部日程2の英語について、出題形式・傾向から、分野別の対策、時間配分、過去問の効果的な使い方まで徹底解説します。「関大の英語で何を勉強すればいいのかわからない」「全学部日程2に向けて過去問をどう使えばいいかわからない」という受験生は、ぜひ参考にしてください。
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1. 関西大学・全学部日程2の英語の概要
全学部日程1の対策について詳しく知りたい方はこちら:関西大学「全学部日程1」の英語対策|出題傾向・時間配分・対策法を徹底解説 – 合格の道
人間健康学部の英語対策について詳しく知りたい方はこちら:関西大学人間健康学部の英語対策|出題傾向・勉強法を徹底解説 – 合格の道
全学部日程2とは?
全学部日程2は、関西大学の一般入試における日程の一つです。2026年度入試では2月5日〜7日に実施され、2027年度入試でも全学日程2は2月5日〜7日に設定されています。
全学日程2の特徴は、複数の学部を同じ日程で受験できる点にあります。そのため、関西大学を第一志望としている受験生だけでなく、複数の学部への合格を狙う受験生にとっても重要な日程です。
そして、全学部日程2で合格を目指すうえで重要になるのが、関西大学の英語の出題形式に慣れておくことです。
英語は「読解中心」の構成
関西大学の英語は、公式の入試対策でも「説明文読解が中心」とされています。大問Ⅰでは会話文の空所補充と文章整序、大問Ⅱ・Ⅲでは説明文を題材とした読解問題が出題されます。
大きく整理すると、次のような構成です。
| 大問 | 主な内容 | 求められる力 |
|---|---|---|
| Ⅰ | 会話文・文章整序 | 文脈把握・語彙・論理展開 |
| Ⅱ | 長文読解 | 内容理解・空所補充 |
| Ⅲ | 長文読解 | 下線部理解・内容把握 |
すべてマークセンス形式で、長文を読むだけでなく、文章の流れを把握したり、本文の内容に合う選択肢を判断したりする問題にも対応しなければなりません。
「英文が難しい」だけの試験ではない
関西大学の英語対策で重要なのは、単純に「難しい英文を読めるようになる」ことではありません。
関西大学公式の分析によれば、英文自体はそれほど難解ではない一方、時間配分を考えて解く必要があります。
つまり、合格点を取るためには、
「英文を読める」+「文章の内容を理解できる」+「設問を素早く処理できる」
という3つの力をバランスよく身につける必要があります。
特に長文では、本文を一文ずつ丁寧に訳していると時間が足りなくなる可能性があります。そのため、普段の勉強から「正確に読むこと」と「必要な情報を効率よく探すこと」の両方を意識することが大切です。
全学部日程2の英語対策で最も重要なこと
全学部日程2の英語対策では、まず出題形式を理解することから始めましょう。
単語帳や文法問題集だけを繰り返していても、実際の入試で求められる「長文を読み、内容を把握し、限られた時間で設問に答える力」は身につきません。
したがって、
基礎力を固める → 長文読解の力を伸ばす → 関西大学の形式に慣れる → 過去問で時間配分を調整する
という流れで対策を進めるのがおすすめです。
次の章では、実際の過去問をもとに、全学部日程2の英語ではどのようなテーマ・形式が出題され、どこで差がつきやすいのかを詳しく見ていきます。
2. 関西大学・全学部日程2の英語の出題傾向
関西大学・全学部日程2の英語対策では、まずどのような問題が出題されるのかを把握することが重要です。関西大学の英語は、説明文の読解を中心としながら、会話文や文章整序も組み合わせた構成になっています。公式の入試対策では、大問Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの3題構成で、それぞれA・Bに分かれているため、実質的には6つのパートからなる試験とされています。
2026年度の全学日程2でも、大問Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの3題構成が採用され、大問Ⅰは会話文と文整序、大問Ⅱ・Ⅲは長文読解でした。すべてマークセンス形式であることも特徴です。
| 大問 | 主な出題内容 | 求められる力 |
|---|---|---|
| ⅠA | 会話文の空所補充 | 会話の流れ・文脈把握 |
| ⅠB | 文整序 | 論理展開・接続表現の理解 |
| ⅡA | 長文中の空所補充 | 語彙力・文脈把握 |
| ⅡB | 本文内容の選択 | 詳細な読解力 |
| ⅢA | 下線部の内容理解 | 文脈理解・精読力 |
| ⅢB | 本文内容の選択 | 大意把握・総合的な読解力 |
大問Ⅰは会話文と文整序
大問Ⅰでは、長文読解とは異なる2種類の問題が出題されます。ⅠAは会話文の空所補充、ⅠBは文章を正しい順番に並べ替える文整序です。公式の分析でも、ⅠAでは会話の流れ、ⅠBでは文章全体のつながりを理解する力が重要とされています。
会話文では、単純に空所の前後だけを見て答えるのではなく、会話全体の流れから、次にどのような発言が続くのかを判断することがポイントです。2026年度についても、会話文ではセンテンス単位の選択肢が用いられており、文法・語法の知識だけでなく会話の流れを把握する力が問われたと分析されています。
一方、文整序では、複数の英文を意味が通るように並べ替えます。ここでは、however、thereforeなどの接続表現や、this・theyなどの代名詞・指示語に注目することが重要です。つまり、英文を一文ずつ読むだけでなく、「どの文がどの文を受けているのか」を考えながら読む必要があります。
大問Ⅱ・Ⅲは長文読解が中心
大問ⅡとⅢは、関西大学の英語対策において特に重要な長文読解です。公式情報では、ⅡAが長文中の空所補充、ⅡBが本文内容を示した文章を完成させる問題、ⅢAが下線部の内容に合うものを選ぶ問題、ⅢBが本文内容をもとにした選択問題となっています。
ここで求められるのは、単に英文を日本語に訳す力ではありません。文章全体のテーマを把握しながら、各段落の内容を整理し、設問に必要な情報を本文から見つける力が必要です。
特に大問Ⅱ・Ⅲでは、本文を最初から最後まで細部まで訳してから設問に取り組む方法では、時間が足りなくなる可能性があります。関西大学公式も、英文自体はそれほど難解ではないものの、時間配分を考えて進める必要があるとしています。
実際、2026年度の関西大学英語について河合塾は、従来の傾向を踏襲し、大問Ⅰが会話・文整序、大問Ⅱ・Ⅲが長文総合問題だったと分析しています。また、全体の試験時間は90分でした。
長文では「詳細な理解」と「大意」の両方が必要
大問Ⅱ・Ⅲの長文読解では、文章全体の大まかな内容をつかむだけでは十分ではありません。逆に、細かい部分だけを読み込んでいると、時間が不足する可能性があります。
そのため、関西大学の長文対策では、「文章全体を把握する力」と「必要な箇所を正確に読み取る力」の両方を身につけることが重要です。
例えば、本文を読むときには「この文章は何について説明しているのか」「この段落では何が述べられているのか」を意識します。そして設問を解くときには、選択肢の内容を本文と照らし合わせ、正解の根拠を確認します。
関西大学公式も、大問Ⅱ・Ⅲについて、詳細な理解と大意の理解の両方が求められるとしています。
全学部日程2の英語は「難易度」より「処理力」が重要
関西大学の英語については、「難しい英文を読めるようにしなければならない」と考える受験生も多いでしょう。しかし、公式の分析では、英文自体はそれほど難解ではないとされています。むしろ重要なのは、標準的な英文を正確かつスムーズに読み、複数の設問を時間内に処理する力です。
したがって、対策では難しい英文ばかりを読む必要はありません。まずは基本的な英単語・熟語・文法を固め、そのうえで関西大学と同程度の英文を使って、「読む速さ」と「正確さ」を同時に高めていくことが大切です。
また、関西大学は公式の「英語攻略チャート」でも、長文読解と文整序を重要な攻略ポイントとして扱っています。
出題傾向から分かる対策のポイント
以上を踏まえると、全学部日程2の英語対策では、次の4点を意識するとよいでしょう。
第一に、長文読解を最優先すること。 大問Ⅱ・Ⅲが長文読解なので、安定して得点するためには長文への対応力が欠かせません。
第二に、会話文と文整序も対策すること。 長文だけを勉強していると、大問Ⅰで得点を落とす可能性があります。特に文整序は関西大学の特徴的な形式なので、過去問を利用して慣れておきたいところです。
第三に、本文と選択肢を正確に照らし合わせること。 「本文と何となく合っている」という感覚ではなく、どこが根拠になるのかを確認する習慣をつけましょう。
第四に、時間を意識して演習すること。 90分の中で会話文・文整序・2題の長文を処理する必要があるため、知識だけでなく時間内に解き切る力も必要です。
このように見ると、関西大学・全学部日程2の英語は、「基礎的な英語力」+「関西大学特有の形式への対応力」+「時間内に処理する力」の3つをバランスよく身につけることが重要だと分かります。
3. 関西大学・全学部日程2の英語で求められる力
関西大学・全学部日程2の英語で安定して得点するためには、単語や文法を覚えるだけでは十分ではありません。2026年度の入試でも、会話文、文整序、長文読解という複数の形式が出題されており、それぞれに必要な力が異なります。さらに、試験時間は90分なので、知識を持っているだけでなく、身につけた知識を使って英文を読み、設問を処理するスピードも必要です。
そこで、全学部日程2の英語対策では、次の5つの力を意識して身につけていきましょう。
英単語・熟語を正確に理解する力
まず土台になるのが、英単語・熟語の知識です。関西大学の英語は長文読解が中心なので、文章の内容を理解するためには、一定レベル以上の語彙力が欠かせません。
ただし、ここで重要なのは「単語の日本語訳を一つ覚える」だけではありません。長文の中では、同じ単語でも文脈によって意味が変わることがあります。そのため、単語帳で意味を覚えるだけでなく、実際の英文の中でどのように使われているのかまで確認することが大切です。
また、会話文や長文中の空所補充では、単語そのものの意味だけでなく、前後の文章と組み合わせたときに自然な表現になるかを判断する必要があります。したがって、英単語・熟語の学習では「意味を知っている」状態から「英文の中で意味を判断できる」状態まで持っていくことを目指しましょう。
英文法を読解に生かす力
英文法も、関西大学の英語を攻略するための重要な基礎です。
関西大学では、文法だけを独立して問う問題が中心となっているわけではありません。しかし、文法が分からなければ長文の構造を正確に把握できません。特に長文では、主語と動詞の関係や修飾関係、接続詞による文章のつながりなどを理解する必要があります。
また、文整序では、接続詞や副詞、代名詞・指示語などが英文同士のつながりを判断する重要な手がかりになります。つまり、文法知識は「文法問題を解くためだけの知識」ではなく、英文を正確に読むための道具として身につけることが重要です。関西大学公式の入試対策でも、文整序ではこうした語句を手がかりに文章の流れを判断することが重要だとされています。
そのため、文法問題集を解くときにも、正解したかどうかだけで終わらせず、「なぜこの語句が必要なのか」「この文はどのような構造になっているのか」まで確認するようにしましょう。
英文を構造的に読む力
関西大学の長文読解では、単語の意味を一つずつ確認して日本語に訳していく読み方では、時間がかかりすぎる可能性があります。
必要なのは、英文の構造を把握しながら読む力です。
たとえば、長い英文が出てきたときに、すべての単語を同じ重要度で読むのではなく、「誰が」「何をしたのか」「その理由は何なのか」「前の内容とどうつながっているのか」を意識して読み進めます。
特に長文では、段落ごとの役割を意識することが重要です。「この段落は具体例なのか」「前の段落の内容を説明しているのか」「反対意見を紹介しているのか」と考えながら読むことで、文章全体の構造を把握しやすくなります。
この力が身につけば、長文を最初から最後まで細かく和訳しなくても、必要な情報を効率よく取り出せるようになります。
本文から正解の根拠を探す力
関西大学の長文問題では、本文の内容をもとに選択肢を判断する問題が多いため、「なんとなく正しそう」という感覚で答えないことが重要です。
選択肢を選ぶときは、本文のどこが根拠になっているのかを確認する習慣をつけましょう。
例えば、内容一致問題で選択肢Aが正しいと思った場合でも、「本文のどこにその内容が書かれているのか」を探します。根拠を確認してみると、選択肢の前半は本文と一致しているものの、後半に本文には書かれていない内容が加えられていることもあります。
このような問題に対応するには、本文と選択肢を正確に比較する力が必要です。
特に関西大学の英語では、長文そのものが極端に難しいというより、紛らわしい選択肢に惑わされず、本文の根拠を確認して判断することが重要です。2026年度についても、河合塾は会話問題や文整序、長文総合問題からなる従来型の構成だったと分析しています。
時間内に問題を処理する力
最後に、全学部日程2の英語で特に重要なのが時間内に解き切る力です。
2026年度の関西大学英語は試験時間90分で、大問は3題。大問Ⅰでは会話問題と文整序、大問Ⅱ・Ⅲでは長文総合問題が出題されました。つまり、90分の中で異なる形式の問題を次々に処理しなければなりません。
しかも、すべての問題を同じペースで解けるとは限りません。長文の内容理解に時間がかかったり、選択肢で迷ったりすると、後半の問題を解く時間が不足する可能性があります。
そのため、普段の演習から「正解できたか」だけではなく、「何分かかったか」まで記録することが大切です。
例えば、長文を解いた後に「正答率は高かったけれど時間がかかりすぎた」「会話文は速く解けたが文整序で時間を使った」というように分析すれば、自分の弱点が明確になります。
また、2026年度の分析でも、関西大学の英語は近年大きな形式変更がなく対策しやすい一方、紛らわしい設問に時間を取られないことが重要だとされています。
5つの力をバランスよく伸ばすことが重要
ここまで見てきたように、関西大学・全学部日程2の英語で必要なのは、単純な「英語力」だけではありません。
英単語・熟語の知識を土台として、英文法を理解し、英文の構造を把握する。そして、本文から正解の根拠を探し、最後は90分の中で問題を処理する。
この一連の力を身につけることが、関西大学の英語で得点を伸ばすためのポイントです。
逆にいえば、単語だけ、文法だけ、長文だけというように勉強を一つの分野に偏らせるのはおすすめできません。基礎知識を固めながら、関西大学の出題形式に合わせた演習を行い、最終的には過去問で実戦力を高めていく必要があります。
次の章では、ここまで確認してきた出題傾向と必要な力をもとに、「英単語・熟語」「英文法」「英文解釈」「長文読解」「会話文・文整序」それぞれを、どのような順番・方法で対策すればよいのかを具体的に解説します。
4. 関西大学・全学部日程2の英語対策
関西大学・全学部日程2の英語で得点を伸ばすには、出題傾向に合わせて学習することが重要です。英語の基礎を固めることはもちろんですが、関西大学では会話文や文整序、長文読解など複数の形式が出題されるため、それぞれの問題に対応できる力を身につける必要があります。2026年度も、Ⅰが会話問題・文整序、Ⅱ・Ⅲが長文総合問題という従来型の構成でした。
そのため、「単語帳を覚える」「長文をたくさん読む」といった勉強だけで終わらせるのではなく、基礎知識を身につける→読解力を鍛える→関西大学の形式に慣れる→過去問で実戦力を高めるという流れで対策を進めることが大切です。
英単語・熟語の対策
まず取り組みたいのが、英単語・熟語の強化です。長文読解が中心となる関西大学の英語では、本文に登場する語句の意味が分からなければ、文章の内容を正確に理解できません。また、会話文や長文中の空所補充でも、語彙の知識が選択肢を絞り込むための土台になります。
ただし、単語については「日本語訳を覚えたから終わり」と考えないようにしましょう。入試では、単語帳に載っている代表的な意味とは異なる意味で使われることもあります。そのため、単語を覚えるときには、意味だけでなく品詞や使い方、例文まで確認することが重要です。
特に長文を復習するときは、知らなかった単語をそのままにせず、単語帳に戻って確認するようにしましょう。「単語帳で覚える→長文で実際の使われ方を確認する」というサイクルを作ると、語彙が読解に結びつきやすくなります。
英文法の対策
英文法は、長文を正確に読むための基礎として対策しましょう。関西大学では文法知識だけを直接問う問題が中心ではありませんが、文の構造を理解するためには基本的な文法知識が欠かせません。
例えば、主語と動詞の関係、関係詞による修飾、分詞構文、接続詞、比較、仮定法などが正確に理解できなければ、長い英文を読んだときに文章の構造を見失いやすくなります。また、文整序では接続詞や代名詞、指示語などが文章同士のつながりを判断する重要な手がかりになります。
したがって、文法問題集を使う場合も、正解を選んで終わりにするのではなく、「なぜこの答えになるのか」「この英文はどのような構造なのか」まで説明できる状態を目指しましょう。
英文解釈の対策
長文読解でつまずく原因が「単語は分かるのに英文の意味が取れない」という場合は、英文解釈の学習が必要です。
英文解釈では、英文を構造ごとに捉える練習を行います。特に、主語と動詞を見つけ、修飾関係を整理し、長い一文を意味のまとまりごとに理解することを意識しましょう。
関西大学の英語は、極端に難しい英文を精読することが目的の試験ではありません。重要なのは、標準的な英文を正確に読み、その内容を素早く理解できる状態にすることです。そのため、難関大学向けの非常に難しい英文ばかりに取り組むよりも、関西大学の過去問と同程度の英文を使って、正確に読める文章を増やしていくほうが効果的です。
英文読解の対策
全学部日程2の英語対策で、最も力を入れたいのが英文読解です。大問Ⅱ・Ⅲが長文総合問題なので、長文で安定して得点できるようになることが合格への大きなポイントになります。2026年度の関西大学英語でも、大問Ⅱ・Ⅲは長文総合問題として出題されました。
長文を読むときは、すべての英文を同じように細かく訳すのではなく、文章全体のテーマと各段落の役割を意識することが重要です。「この段落では何が説明されているのか」「前の段落とどのようにつながっているのか」を考えながら読み進めることで、本文全体の構造を把握しやすくなります。
また、問題を解くときには、選択肢を感覚だけで判断しないようにしましょう。正解だと思った選択肢について、本文のどこが根拠になっているのかを確認する習慣をつけることが大切です。2025年度の全学日程2でも、長文読解では選択肢を絞り込むのが難しい設問が見られ、本文中の具体的な根拠を確認することが重要でした。
長文の復習では、間違えた問題だけを見直すのではなく、本文をもう一度読み、①知らない単語、②理解できなかった英文、③設問の根拠、④選択肢を間違えた理由、の4点を確認すると効果的です。
会話文の対策
大問ⅠAの会話文は、一般的な文法問題とは少し性質が異なります。2026年度の分析でも、会話文では空所に単語や語句を入れるのではなく、センテンス全体を選ぶ形式が採用されており、文法・語法の知識だけでなく会話の流れを把握する力が問われました。
そのため、会話文では空所の直前だけを見て答えるのではなく、登場人物が何について話しているのかを確認しましょう。「質問→回答」「意見→反応」「説明→確認」のような会話の流れを意識すると、選択肢を絞り込みやすくなります。
また、選択肢を入れた後に、会話全体を最初から読んで自然につながっているか確認することも重要です。単語や文法だけを見るのではなく、「この発言をした後に、この返答が来るのは自然か」という視点を持ちましょう。
文整序の対策
大問ⅠBの文整序では、英文を正しい順番に並べるため、文章の論理展開を見抜く力が必要です。2026年度の分析では、200〜300語ほどの文章を6つのパートに分けて並べ替える形式でした。
文整序で重要なのは、最初からすべての選択肢を順番に試すことではありません。まず、文章の最初になりやすい文と、途中・最後になりやすい文を見つけることから始めましょう。
例えば、代名詞が使われている文は、その前に指示対象が登場している可能性が高くなります。また、Based on these criteriaのような表現があれば、「these criteria」が何を指しているのかを確認することで、その直前に置くべき文を判断できます。実際に2026年度の文整序でも、このような指示表現が並び順を判断する手がかりになりました。
文整序は、解き方を知らないまま大量に演習するよりも、接続詞・指示語・代名詞・同じキーワードなどの「つながり」を見つける練習をすることが重要です。
関西大学の形式を意識した演習に移行する
基礎力が身についたら、徐々に関西大学の過去問を使った演習へ移行しましょう。ここで重要なのは、最初から「何点取れたか」だけを気にしないことです。
最初の段階では、問題形式を確認しながら、「どの問題に時間がかかるのか」「どの形式で失点しているのか」を把握します。その後、弱点を単語・文法・読解・会話・文整序などに分類し、それぞれを補強していきます。
関西大学の英語は近年、出題形式が大きく変化しておらず、対策しやすい試験とされています。一方で、紛らわしい設問に時間を取られないことが重要だと分析されています。
したがって、最終的には「解ける問題を増やす」だけでなく、「解ける問題を時間内に確実に取る」ことを目標にしましょう。
ここまでの対策を進めたら、次に重要になるのが時間配分です。関西大学の英語は90分の中で会話文・文整序・長文2題を処理する必要があるため、どの大問にどれだけ時間をかけるかをあらかじめ決めておくことで、本番の安定感が大きく変わります。
次の章では、関西大学・全学部日程2の英語でおすすめの時間配分と解く順番について解説します。
5. 関西大学・全学部日程2の英語の時間配分
関西大学・全学部日程2の英語は、試験時間90分です。大問は3題で、大問Ⅰが会話文と文章整序、大問Ⅱ・Ⅲが長文読解という構成になっています。つまり、90分の中で異なるタイプの問題を切り替えながら処理しなければなりません。関西大学公式も、英文自体はそれほど難解ではない一方、時間配分を考えて進める必要があるとしています。
そのため、関西大学の英語では「全部を丁寧に読む」という意識だけではなく、どの問題にどれだけ時間を使うかを事前に決めておくことが重要です。特に長文で一つの問題に時間をかけすぎると、後半の大問を解く時間がなくなってしまいます。
おすすめの時間配分
全学部日程2では、次のような配分を一つの目安にするとよいでしょう。
| 大問 | 内容 | 目安時間 |
|---|---|---|
| Ⅰ | 会話文・文章整序 | 15分 |
| Ⅱ | 長文読解 | 30分 |
| Ⅲ | 長文読解 | 35分 |
| 見直し | マーク・迷った問題の確認 | 10分 |
| 合計 | 90分 |
この配分では、長文読解に合計65分を確保しています。大問Ⅱ・Ⅲが長文読解なので、ここに十分な時間を残すことがポイントです。大問Ⅰは比較的短時間で処理し、長文に時間を回すという考え方になります。
ただし、これは全員にとって絶対の正解ではありません。例えば会話文や文整序が得意な人ならⅠを12〜13分程度で終わらせ、その分を長文に回してもよいでしょう。反対に、文整序に時間がかかる人は、最初から大問Ⅰに時間をかけすぎないよう注意が必要です。
大問Ⅰは15分を目安にする
大問Ⅰは、会話文と文章整序から構成されています。公式の出題形式でも、ⅠAが会話文の空所補充、ⅠBが文章整序となっています。
ここでは、「分からない問題に時間を使いすぎない」ことが重要です。
会話文は、前後の流れを確認しながら選択肢を判断します。一方、文章整序では、接続語や指示語、代名詞などを手がかりに文章のつながりを考えます。どちらも考え始めると時間を使いやすい問題なので、1問に必要以上の時間をかけないようにしましょう。
特に文章整序で、「あと少し考えれば分かりそう」と粘り続けるのは危険です。ある程度考えても順番を決められない場合はいったん保留し、後の問題に進む判断も必要です。
大問Ⅰの目標は、正確さを保ちながら15分程度で処理すること。これを普段の演習から意識しておくと、本番でも時間を管理しやすくなります。
大問Ⅱは30分を目安にする
大問Ⅱでは長文読解に取り組みます。長文中の空所補充と、本文内容をもとにした選択問題が中心となるため、本文を読みながら設問を処理していくことになります。
大問Ⅱで注意したいのは、本文を完璧に日本語訳してから問題を解こうとしないことです。
まず文章全体のテーマを把握し、段落ごとの内容を整理しながら読み進めます。そのうえで、空所補充や内容一致問題では、必要な箇所に戻って本文の根拠を確認します。
2026年度の関西大学英語でも、長文問題では本文の流れを追いながら設問を解くことが重要と分析されています。
30分という時間を意識すると、例えば「本文を読む時間」と「設問を解く時間」を完全に分けるのではなく、本文を読みながら設問の根拠を確認するほうが効率的です。
大問Ⅲは35分を目安にする
大問Ⅲも長文読解ですが、こちらは下線部の内容理解や本文内容に関する問題などが出題されます。公式の分析では、ⅢAが下線部の内容に合うものを選択する問題、ⅢBが本文内容を示した文章を完成させる問題です。
大問Ⅲに35分を確保しているのは、長文読解の中でも特に本文の内容を正確に確認する時間を残しておくためです。
長文では、「本文を読んでいる時間」だけでなく、「選択肢を比較する時間」も必要になります。2025年度の全学日程2では、大問Ⅲが803語の長文で、正解を絞り込むのが難しい設問も見られました。
そのため、大問Ⅲでは選択肢を感覚だけで選ばず、本文に戻って根拠を確認する時間を確保しましょう。
10分は見直し用に残しておく
90分をすべて問題を解く時間に使うのではなく、最後に10分程度の余裕を残しておくこともおすすめです。
見直しでは、すべての問題を最初から解き直す必要はありません。まず確認したいのは、マークミスや解答欄のずれです。その後、時間があれば、迷って保留した問題や、選択肢を2つまで絞って決め切れなかった問題を確認します。
特にマークセンス方式では、知識や読解力があってもマークミスをすると得点につながりません。全学日程2は全問マークセンス方式で実施されているため、最後に解答欄を確認する時間を作っておくことには意味があります。
時間が足りなくなったときはどうする?
本番では、予定通りに進まないこともあります。長文が想定より難しかったり、一つの設問で迷ったりすると、気づかないうちに時間を使ってしまいます。
そのため、「何分になったら次の大問へ移る」という基準を決めておくことが大切です。
例えば、大問Ⅰを20分使ってしまった場合、その後も予定通りに大問Ⅱ・Ⅲを進めようとすると、最後の見直し時間がなくなります。この場合は、大問Ⅰをいったん切り上げ、大問Ⅱへ進むほうが得策です。
また、長文の一問で迷った場合も、「必ず今ここで答えを出す」と考える必要はありません。本文中の根拠がすぐに見つからない場合は、いったん選択肢を絞って保留し、他の問題を先に解くという方法もあります。
重要なのは、一つの問題に時間を奪われて、解けるはずだった問題まで解けなくなる状況を避けることです。
時間配分は過去問で調整する
ここまで紹介した「15分・30分・35分+10分」は、あくまでスタート地点としての目安です。最終的には、実際に過去問を解きながら自分に合った配分に調整しましょう。
関西大学は公式サイトで過去問を公開しており、2025年度については2月5日・6日・7日を含む各実施日の英語問題と解答例が掲載されています。また、関西大学自身が一般入試の英語過去問に90分で挑戦する対策プログラムを実施していることからも、本番と同じ90分で演習することの重要性が分かります。
過去問を解いた後は、単に「90分で何点だった」と確認するだけではなく、次の点まで記録しておきましょう。
- 大問Ⅰ・Ⅱ・Ⅲにそれぞれ何分かかったか
- どの問題で時間を使ったか
- 長文を読む速度は十分だったか
- 選択肢の比較に時間がかかっていないか
- 最後に見直す時間を確保できたか
こうした記録を何回か続けると、自分の時間の使い方が見えてきます。
最終的には「時間内に解き切る」ことを目標にする
関西大学・全学部日程2の英語では、難しい問題をじっくり考えることよりも、取るべき問題を確実に取り、90分の中で最後まで解き切ることが重要です。
最初は90分で解き終わらなくても問題ありません。まずは自分がどこで時間を使っているのかを把握し、長文を読む速度を上げたり、会話文や文整序の処理方法を身につけたりしながら、徐々に時間を短縮していきましょう。
そして本番が近づいたら、過去問を使って「90分で最後まで解く→時間配分を分析する→弱点を補強する→もう一度90分で解く」というサイクルを繰り返すことが効果的です。
次の章では、この流れをさらに実戦的なものにするため、関西大学・全学部日程2の英語で点数を伸ばす勉強法を、基礎固めから過去問演習までの順番に沿って解説します。
6. 関西大学・全学部日程2の英語で点数を伸ばす勉強法
関西大学・全学部日程2の英語で点数を伸ばすには、やみくもに問題を解くのではなく、基礎力を固めたうえで、関西大学の出題形式に合わせた演習へ移行することが重要です。2026年度の英語も、会話問題・文整序・長文総合問題という従来の形式を踏襲しており、特に長文読解への対応が重要になります。
また、関西大学は公式の「英語攻略チャート」で、長文読解を合格のための重要なポイントとして位置づけています。そのため、単語や文法だけで勉強を終わらせず、最終的には長文を読み、設問の根拠を見つけ、時間内に解き切るところまで仕上げることを目標にしましょう。
まずは英単語・熟語と英文法を固める
関西大学の英語対策で最初に取り組みたいのが、英単語・熟語と英文法です。長文読解が中心の試験だからこそ、文章を読むための基礎知識が不足していると、どれだけ長文演習をしても安定して得点できません。
特に英単語は、単語帳を使って基本的な語彙を一通り覚えたうえで、長文の中で実際に使われている意味を確認するようにしましょう。「この単語は日本語で何という意味か」だけではなく、「この文ではどの意味で使われているのか」まで考えることが重要です。
英文法についても同様で、単独の文法問題を解くためだけに勉強するのではなく、長文の構造を正確に理解するための知識として身につけましょう。主語・動詞の関係、関係詞、分詞、接続詞などが分かれば、長い英文でも文の構造を把握しやすくなります。
長文は「量」だけでなく「読み方」を意識する
基礎が固まってきたら、長文読解の演習量を増やしていきます。ただし、長文を何題も解けば自然に読解力が伸びるわけではありません。
関西大学の公式攻略チャートでも、長文は「訳す」のではなく「読む」ことが重要だと説明されています。
ここでいう「読む」とは、日本語に一文ずつ置き換えることを目的にするのではなく、英文の内容を直接理解しながら文章の流れを追っていくことです。
例えば、長文を読むときには「この段落では何が述べられているのか」「具体例なのか、筆者の主張なのか」「前の段落とどのようにつながっているのか」を意識します。こうした読み方ができるようになると、文章全体の構造をつかみながら読み進められるようになります。
長文を解いた後の復習を重視する
長文演習では、「解いた時間」よりもむしろ解き終わった後の復習が重要です。
間違えた問題については、単に正解を確認するだけで終わらせないようにしましょう。まず、「なぜ間違えたのか」を分類します。
単語が分からなかったのか、英文の構造が分からなかったのか、本文の読み違いなのか、それとも選択肢の比較を誤ったのか。
原因によって、その後に行うべき勉強は変わります。
例えば、単語が原因なら語彙を復習する必要があります。英文の構造が原因なら英文解釈に戻ります。本文の読み違いなら、段落ごとの内容を整理する練習が必要です。選択肢の比較で間違えたのであれば、本文中の根拠を探す練習を増やしましょう。
このように、「間違えた問題=自分の弱点を教えてくれる教材」と考えると、過去問や長文演習の効果を大きく高められます。
会話文は「会話の流れ」を意識して練習する
大問ⅠAの会話問題では、文法・語法の知識だけでなく、会話全体の流れを把握する力が問われます。2026年度についても、空所にセンテンス全体を入れる形式で、会話の流れを読むことが重要だったと分析されています。
そのため、会話文を解くときには、空所の前後だけで判断しないようにしましょう。登場人物が何について話しているのかを確認し、「この発言に対して、この返答が来るのは自然か」という視点で選択肢を比較します。
また、答え合わせのときには、正解の選択肢を入れた状態で会話全体をもう一度読みましょう。会話が自然につながっているかまで確認することで、単なる正誤確認ではなく、会話問題の解き方そのものを身につけられます。
文整序は「つながり」を見つける練習をする
文整序は、関西大学の英語対策では特に意識しておきたい分野です。2026年度も200〜300語程度の文章を6つのパートに分け、論旨が通るように並べ替える形式でした。
文整序を解くときは、最初からすべての文を順番に試すのではなく、まず文と文をつなぐ手がかりを探します。
例えば、howeverやthereforeなどの接続表現、thisやtheyなどの指示語・代名詞、同じキーワードの繰り返しなどです。こうした表現を見つけることで、「この文の前には何が必要なのか」「この文の後にはどのような説明が続くのか」を判断しやすくなります。
関西大学公式の攻略チャートでも、文整序は重要な攻略ポイントとして取り上げられています。
過去問は「点数」より「分析」を重視する
基礎力と読解力が身についてきたら、関西大学の過去問を使って実戦演習を行います。関西大学公式サイトでは、2025年度の一般入試について、2月1日〜7日の英語問題と解答例を公開しています。なお、2026年度入試の問題については、著作物の権利処理の関係で2026年8月以降に公開予定とされています。
過去問を解くときに大切なのは、「何点だったか」だけで終わらせないことです。
例えば、80点だったとしても、「長文はほぼ取れたが文整序で失点した」「正答率は高いが時間が10分足りなかった」のであれば、次にやるべき勉強は変わります。
過去問を解いた後は、少なくとも次の4点を確認しましょう。
- どの大問で失点したか
- どの問題に時間がかかったか
- 間違いの原因は何だったか
- 次の演習までに何を改善するか
こうして過去問を「実力を測るテスト」ではなく、弱点を発見するための教材として使うことが重要です。
本番と同じ90分で演習する
過去問演習では、最終的には必ず本番と同じ90分で取り組みましょう。関西大学自身も一般入試の英語対策イベントで、過去問に90分で挑戦する形式を採用しています。
最初は時間内に終わらなくても構いません。むしろ重要なのは、どこで時間が足りなくなったのかを把握することです。
例えば、「大問Ⅰに時間をかけすぎた」「長文を一文ずつ訳してしまった」「選択肢で迷って1問に5分使った」など、自分の時間の使い方を具体的に分析します。
そのうえで、次の過去問では「大問Ⅰを15分以内にする」「長文では段落ごとの要点を意識する」など、明確な改善目標を設定しましょう。
関西大学の過去問を繰り返し使って完成度を高める
過去問は、一度解いて終わりにする必要はありません。むしろ、解く→分析する→復習する→弱点を補強する→再度解くというサイクルを作ることが重要です。
特に関西大学は出題形式が比較的安定しているため、過去問を複数年度解くことで、会話文・文整序・長文読解それぞれの特徴をつかみやすくなります。2026年度も従来の傾向を踏襲したと分析されているため、過去問演習との相性がよい試験といえます。
ただし、過去問の答えを覚えてしまうだけでは意味がありません。2回目に解くときも、「なぜこの答えになるのか」を本文や文章構造から説明できるかを確認しましょう。
合格点につなげる勉強の流れ
関西大学・全学部日程2の英語対策は、次の流れで進めると整理しやすくなります。
基礎固め → 長文読解 → 会話文・文整序 → 関西大学の過去問 → 時間配分の調整 → 弱点補強 → 再度過去問
最初から過去問だけを解き続けるのではなく、基礎力と読解力を身につけたうえで、徐々に関西大学の形式へ適応していくことがポイントです。
最終的には、「問題を解ける」だけでなく、「90分以内に安定して解ける」状態を目指しましょう。
次の章では、実際の過去問を最大限に活用するために、「関西大学・全学部日程2の英語の過去問はいつから始めるべきか」「1回目・2回目で何をするべきか」「復習ではどこを見るべきか」まで詳しく解説します。
7. 関西大学・全学部日程2の英語の過去問の使い方
関西大学・全学部日程2の英語対策では、過去問をどのように使うかが非常に重要です。過去問は単に「本番と同じように解いて点数を確認するための問題」ではありません。関西大学で実際にどのような英文が出され、どのような設問が作られ、どこに時間がかかるのかを知るための教材として活用することが大切です。
特に2026年度も、会話問題・文整序・長文総合問題という従来の形式が続いています。大きな形式変更が少ないからこそ、過去問を複数年度にわたって分析することで、関西大学の英語に必要な力を具体的に把握できます。
過去問はいつから始めるべきか
過去問を始める時期について、「基礎が完璧になってから」と考える必要はありません。むしろ、一度早い段階で過去問を見ておくことで、最終的にどのような問題を解けるようになればよいのかが分かります。
ただし、最初から過去問だけを大量に解くのはおすすめできません。単語や文法などの基礎が不足している状態では、間違えた原因が「関西大学の形式に慣れていないから」なのか「英語の基礎力が不足しているから」なのか分かりにくくなるためです。
そのため、まずは一度過去問に触れて出題形式を確認し、その後に基礎学習を進め、ある程度読解力がついてきた段階で本格的な過去問演習に移るとよいでしょう。
1回目は「点数」より「出題形式」を確認する
初めて関西大学の過去問を解くときは、点数だけを見て落ち込む必要はありません。
まず確認したいのは、どのような形式の問題が出題されているのかです。
大問Ⅰでは会話文と文整序、大問Ⅱ・Ⅲでは長文総合問題という構成になっているため、それぞれの問題にどのような特徴があるのかを確認します。2026年度もこの形式が踏襲されていました。
また、実際に90分で解いてみることで、「長文に時間がかかる」「文整序で迷う」「最後まで解き切れない」といった自分の課題も見えてきます。
つまり、最初の過去問は実力を測るテストというより、自分の現在地を知るためのテストと考えるとよいでしょう。
2回目以降は「なぜ間違えたのか」を分析する
過去問で最も重要なのが復習です。
間違えた問題について、正解だけを確認して終わりにしてはいけません。大切なのは、「なぜ自分はこの選択肢を選んだのか」まで振り返ることです。
例えば長文問題で間違えた場合でも、原因は一つとは限りません。
単語の意味が分からなかったのか、英文の構造を読み間違えたのか、本文の内容を勘違いしたのか、選択肢の細かな違いを見落としたのか。
原因を分類することで、次に何を勉強すればよいのかが明確になります。
単語が原因なら語彙を復習し、構文が原因なら英文解釈に戻る。本文の読み方が原因なら長文読解の練習を行い、選択肢の判断が原因なら本文の根拠を探す練習を増やす。このように、過去問の結果をそのまま次の学習につなげることが重要です。
長文は「本文のどこが根拠か」まで確認する
長文問題の復習では、正解の選択肢を確認するだけでは不十分です。
正解を見たら、「本文のどこにその答えの根拠があるのか」を探しましょう。
例えば内容一致問題で正解が分かったとしても、本文の根拠を自分で見つけられなければ、似た形式の問題が出たときに再び迷う可能性があります。
反対に、本文中の根拠を自力で見つけ、「この部分と選択肢のこの部分が対応している」と説明できるようになれば、同じタイプの問題への対応力が高まります。
この作業を繰り返すことで、選択肢を感覚で選ぶのではなく、本文の根拠から判断する習慣が身につきます。
会話文・文整序は解法を復習する
大問Ⅰの復習では、正解したかどうかだけではなく、どの手がかりを使って答えを決めたのかを確認しましょう。
会話文では、「前後の発言から判断できたのか」「会話全体のテーマから判断したのか」を確認します。2026年度の会話問題は、語句単位ではなくセンテンス全体を空所に入れる形式だったため、会話の流れを読む力が重要でした。
文整序では、接続詞・指示語・代名詞・同じキーワードなど、文同士をつなぐ手がかりを確認します。200〜300語程度の文章を6つのパートに分けて並べ替える形式なので、文章全体の論理展開を見ることが必要です。
「この文の次にこの文が来るのは、thisが前の内容を受けているから」といったように、並び順の理由を説明できる状態まで復習できれば理想的です。
過去問は複数年度を比較する
一つの年度だけでは、その年特有の問題なのか、関西大学でよく出る形式なのかを判断できません。
そこで、複数年度の過去問を解きながら、共通している部分を探していきましょう。
例えば、
- 会話文ではどのような問題が出るのか
- 文整序では何が手がかりになるのか
- 長文はどのくらいの分量なのか
- 内容一致問題はどのように問われるのか
- どのタイプの選択肢で迷いやすいのか
といった点を比較します。
2026年度も従来の出題傾向を踏襲しているため、過去問を通して形式を把握することには大きな意味があります。
過去問で時間配分も完成させる
過去問は、英語力だけでなく時間配分を完成させるためにも使います。
最初は「90分で解く」だけでも構いませんが、慣れてきたら大問ごとの時間も記録しましょう。
例えば、大問Ⅰに18分、大問Ⅱに32分、大問Ⅲに35分かかり、最後の見直しが5分しかなかったとします。この場合、「大問Ⅰを3分短縮できれば見直し時間を増やせる」と分析できます。
こうして過去問ごとに時間の使い方を調整していくことで、前章で紹介した時間配分を自分に合った形へと変えていけます。
過去問を「解きっぱなし」にしない
最も避けたいのが、過去問を解いて点数だけ確認し、次の年度へ進んでしまうことです。
例えば80点を取ったとしても、「なぜ20点落としたのか」が分からなければ、次の過去問でも同じ失点を繰り返す可能性があります。
反対に60点だったとしても、「単語不足で10点、文整序で5点、長文の選択肢判断で15点失った」と分析できれば、次に何を改善すればよいのかが明確になります。
つまり、過去問では得点そのものより、得点の中身を見ることが重要です。
本番直前は「新しい問題」より「これまでの復習」
入試直前になったら、過去問をただ大量に解くことだけに集中する必要はありません。
これまで解いた過去問をもう一度見直し、自分が繰り返し間違えている問題や、時間がかかりやすい形式を確認することも重要です。
特に、過去問の復習で見つかった単語や熟語、文法事項、英文構造などをまとめておけば、本番前の最終確認にも利用できます。
「以前間違えた問題を、今なら根拠を説明して解けるか」を確認することで、自分の成長も実感しやすくなります。
過去問演習は「解く→分析→補強」の繰り返し
関西大学・全学部日程2の英語の過去問は、次のサイクルで使うと効果的です。
①90分で解く → ②採点する → ③間違いの原因を分析する → ④単語・文法・読解などを補強する → ⑤時間配分を修正する → ⑥次の年度を解く
このサイクルを繰り返すことで、単に過去問の点数を確認するだけではなく、関西大学の英語で得点するための力そのものを伸ばしていくことができます。
関西大学の公式サイトでも一般入試の過去問・解答例が案内されており、2026年度の入試問題についても2026年8月以降の公開予定とされています。
過去問は「最後の仕上げ」として一度だけ使うものではありません。出題形式を知るため、弱点を見つけるため、時間配分を決めるため、そして本番で得点する力を完成させるために使う教材です。
ここまでの対策をまとめると、関西大学・全学部日程2の英語では、基礎的な英語力を身につけたうえで、会話文・文整序・長文読解の形式に慣れ、過去問を使って時間内に処理する力を高めることが重要です。
8. 関西大学・全学部日程2の英語でやってはいけない勉強法
関西大学・全学部日程2の英語対策では、勉強時間を増やすだけでなく、出題形式に合わない勉強を避けることも重要です。関西大学の英語は、長文読解だけでなく会話文や文整序も含まれるため、一つの分野だけを集中的に勉強しても、試験全体で安定して得点できるとは限りません。2026年度も、Ⅰが会話問題・文整序、Ⅱ・Ⅲが長文総合問題という構成で、従来の傾向がおおむね維持されました。
ここでは、関西大学・全学部日程2を目指す受験生が特に注意したい勉強法を紹介します。
過去問を解くだけで満足する
最も避けたいのが、過去問を大量に解いて、点数だけを記録して終わってしまう勉強です。
過去問は、解いた後の分析と復習まで含めて一つの勉強と考えましょう。
例えば、70点だった場合でも、「あと30点足りない」とだけ考えるのではなく、「単語で5問、文整序で2問、長文の内容一致で3問落としている」というように失点の原因を確認します。
さらに、「単語を知らなかった」「本文を読み違えた」「選択肢の違いを見抜けなかった」など、間違えた理由まで掘り下げることが重要です。
関西大学の英語は、会話文・文整序・長文という形式が比較的明確なので、過去問を分析すれば自分の弱点を把握しやすい試験です。
過去問は「点数を測る教材」ではなく、「弱点を発見して改善する教材」として使う。これを意識しましょう。
長文を一文ずつ日本語に訳しながら読む
長文対策でありがちな失敗が、英文を最初から最後まで日本語に訳してしまうことです。
もちろん、英文の構造を正確に理解するために精読することは必要です。しかし、本番の90分で毎回すべての英文を丁寧に和訳していては、時間が足りなくなる可能性があります。
関西大学公式の英語攻略チャートでも、長文は「訳さず」に「読む」ことが重要だとされています。
普段の勉強では、構造が分からなかった英文を精読して構いません。ただし、演習では徐々に、英文を読みながら内容を理解するスピードを高めていきましょう。
「この段落では何が説明されているのか」「筆者は何を伝えようとしているのか」といった文章全体の流れを意識することが大切です。
難しい単語ばかり覚える
「関西大学に合格するためには難しい単語を大量に覚えなければならない」と考える必要はありません。
まず優先すべきなのは、基本〜標準レベルの語彙を確実に身につけることです。関西大学の公式資料でも、英語について「まずは基礎レベルの語彙力と文法知識をしっかり」としています。
難しい単語を100個覚えるより、基本単語を確実に理解し、長文の中で素早く意味を判断できるようにするほうが、読解では役立ちます。
特に、単語帳で覚えた単語を長文の中で見つけたら、「この文ではどの意味で使われているか」まで確認しましょう。
文法問題だけを大量に解く
文法の勉強も重要ですが、文法問題集だけを何周もして、それで英語対策を終わらせるのも効率的ではありません。
関西大学の英語では、長文読解が大きな割合を占めています。さらに、2026年度のⅠAでは会話の流れ、ⅠBでは文章の論理的なつながりが問われています。
したがって、文法は「文法問題を解くための知識」としてだけではなく、英文を正確に読むための知識として身につける必要があります。
文法問題で正解した後も、「この文の構造はどうなっているのか」「長文で出てきたらどう読めばよいか」まで確認しておくと、読解力につながります。
文整序を感覚だけで解く
関西大学特有の問題として挙げられるのが、大問ⅠBの文整序です。公式の攻略チャートでも、この問題が関西大学特有の形式であることが示されています。
この問題を「なんとなく文章として自然な順番に並べる」という感覚だけで解くのは危険です。
文整序では、内容のつながりと英文上のつながりの両方を見ることが重要です。公式資料でも、therefore、however、next、finallyなどのつなぎ言葉や代名詞などに注目することがポイントとして示されています。
そのため、普段から「この文の次に何が来るのか」「このthisは何を指しているのか」と考える練習をしておきましょう。
一つの問題に時間をかけすぎる
英語力があっても、本番で時間を使いすぎると得点につながりません。
特に長文の選択肢で迷ったときに、「もう少し考えれば分かるかもしれない」と何分も使ってしまうのは危険です。
関西大学の英語は90分で50問、すべてマーク式という形式です。 そのため、一問にかけられる時間には限界があります。
もちろん、根拠を確認することは重要です。しかし、一定時間考えても判断できない場合は、いったん選択肢を絞って先に進むという判断も必要です。
本番で重要なのは、「一問を完璧に解くこと」ではなく、試験全体で取れる点を最大化することです。
長文の量だけを増やす
「長文が苦手だから、とにかく毎日長文を解こう」という勉強も、やり方によっては効率が悪くなります。重要なのは、解いた長文から何を吸収するかです。例えば、毎日2題解いても、間違えた問題をそのままにしていれば、同じミスを繰り返してしまいます。
一方で、1題解いた後に、
単語 → 構文 → 段落ごとの内容 → 設問の根拠 → 間違えた原因
まで丁寧に復習すれば、1題から得られるものは大きくなります。
したがって、長文は「何題解いたか」だけでなく、「何を改善できたか」を重視しましょう。
まとめ
関西大学・全学部日程2の英語対策では、勉強量だけを増やすのではなく、出題形式に合わせて効率よく勉強することが重要です。
特に避けたいのは、
- 過去問を解きっぱなしにする
- 長文をすべて和訳して読む
- 難単語ばかり覚える
- 文法問題だけを繰り返す
- 文整序を感覚だけで解く
- 一つの問題に時間をかけすぎる
- 長文を解く量だけを増やす
といった勉強法です。
反対に、基礎力を固める→長文を読む力を伸ばす→会話文・文整序の形式に慣れる→過去問で実戦力を高める→時間配分を調整するという流れで学習すれば、関西大学の英語に必要な力を効率よく伸ばしていけます。
まとめ|関西大学「全学部日程2」の英語対策
関西大学「全学部日程2」の英語で安定して得点するためには、英単語・英文法といった基礎力を固めたうえで、会話文・文整序・長文読解それぞれの特徴に合わせた対策を進めることが重要です。2026年度の英語も、Ⅰが会話問題と文整序、Ⅱ・Ⅲが長文総合問題という従来の傾向をおおむね踏襲しており、出題形式を意識した学習が得点力につながります。
特に大問Ⅰの会話問題では、単語や文法だけでなく会話全体の流れを把握する力が必要です。また、文整序では、接続詞・代名詞・指示語などを手がかりに、文と文の論理的なつながりを見抜くことが重要になります。大問Ⅱ・Ⅲの長文では、英文を一文ずつ和訳するのではなく、段落ごとの内容や文章全体の流れを意識しながら読み、設問では本文中の根拠を確認する習慣を身につけましょう。
また、90分という試験時間をどのように使うかも重要なポイントです。長文読解に十分な時間を残しながら、大問Ⅰで時間を使いすぎないようにするなど、自分に合った時間配分を過去問演習の中で確立しておきましょう。関西大学の英語は90分・オールマーク式で、公式の攻略情報でも長文読解を中心とした対策が示されています。
そして、仕上げとして欠かせないのが過去問の分析です。過去問は単に点数を確認するためではなく、「どの問題で失点したのか」「なぜ間違えたのか」「どこで時間を使ったのか」を確認するために使いましょう。間違いを語彙・文法・英文解釈・読解・選択肢判断などに分類し、弱点を補強してから次の過去問に取り組むことで、効率よく実戦力を高められます。
関西大学の公式サイトでは過去の入試問題・解答例が公開されており、2026年度入試問題についても権利処理後の公開が案内されています。
関西大学「全学部日程2」の英語対策で大切なのは、ただ英語の勉強量を増やすことではありません。基礎力を固め、出題形式に合わせて演習し、90分で最後まで解き切る力を身につけることが合格への近道です。 特に会話文・文整序・長文読解をそれぞれ別の問題として捉え、過去問を通して自分の弱点と時間配分を改善していきましょう。
これまで紹介した対策を一つずつ積み重ねていけば、全学部日程2の英語に必要な力を着実に伸ばしていくことができます。
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人間健康学部の英語対策:関西大学人間健康学部の英語対策|出題傾向・勉強法を徹底解説 – 合格の道

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