関西大学の全学日程2を受験する人にとって、英語で最後まで問題を解き切れるかどうかは合否を左右する重要なポイントです。関西大学では一般入試として全学日程1・学部独自日程・全学日程2が実施されており、2026年度の全学日程2は2月5日~7日に実施されました。
英語の入試問題では、単に英文を正確に読めるだけではなく、限られた試験時間の中で各問題を処理していく力も求められます。特に、長文読解に時間をかけすぎてしまうと、後半の問題を十分に解く時間がなくなってしまう可能性があります。
そこで本記事では、関西大学全学日程2の英語で実践したいおすすめの時間配分を中心に、問題を解く順番、時間が足りなくなる原因、過去問を使った時間配分の身につけ方まで詳しく解説します。
「英語の実力はあるのに、いつも最後まで解き終わらない」「関西大学の過去問を解くと時間が足りなくなる」という人は、ぜひ参考にしてください。
全体像:関西大学「全学部日程2」の英語対策|出題傾向・時間配分・過去問の使い方を徹底解説 – 合格の道
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1.関西大学全学日程2の英語の試験概要
関西大学の全学日程2で合格を目指すなら、まず英語の試験形式と問題構成を把握しておくことが大切です。関西大学の英語は、長文読解を中心とした出題になっており、英文を読む力だけでなく、90分という限られた時間の中で各問題を処理する力も求められます。関西大学公式の入試対策でも、英語は読解問題が中心で、時間配分を考えながら進める必要があるとされています。
全学日程2の英語は90分
2026年度の全学日程2は2月5日~7日に実施され、英語の試験時間は90分です。2026年度の全学日程2(2月6日実施)の入試問題も公開されており、過去問を使って実際の問題量を確認できます。
英語は90分あるとはいえ、「90分もあるから余裕がある」と考えるのは危険です。長文読解が複数出題されるため、1つの問題に時間をかけすぎると、後半の問題を解く時間が不足する可能性があります。
関西大学全学日程2の英語の問題構成
関西大学の英語は、大問3題で構成される形式が基本となっています。関西大学公式の入試対策では、大問Ⅰが会話文の空所補充と文整序、大問Ⅱ・Ⅲが長文読解という構成が紹介されています。2026年度の入試分析でも、90分・大問3題という構成が確認されています。
| 大問 | 主な内容 | 特徴 | 時間配分で意識したいこと |
|---|---|---|---|
| 大問Ⅰ | 会話文・文整序 | 長文より比較的取り組みやすい | ここで時間を使いすぎない |
| 大問Ⅱ | 長文読解 | 本文の内容理解が中心 | 本文と設問を効率よく処理する |
| 大問Ⅲ | 長文読解 | 内容理解を問う設問が中心 | 最後まで時間を残しておく |
| 全体 | 英語 | 90分・大問3題 | 大問ごとの時間を意識する |
※問題構成は年度によって細部が変わる場合があるため、実際に受験する年度の入試問題・入試ガイドも確認してください。関西大学は過去問を公式サイトで公開しています。
大問Ⅰは会話文と文整序
大問Ⅰでは、会話文の空所補充と文整序が出題されます。関西大学公式の分析によると、会話文では会話の流れを理解すること、文整序では指定された文を手がかりに文章全体の流れをつかむことが重要です。
大問Ⅱ・Ⅲと比べると、まとまった長文を読み続ける必要はありません。そのため、ここをスムーズに処理して、長文読解に十分な時間を残すことが重要になります。
ただし、「大問Ⅰは簡単だから時間をかけても大丈夫」と考えるのは禁物です。迷った問題に時間を使いすぎると、その後の長文読解に影響します。解ける問題はテンポよく解き、判断に迷う問題はいったん先に進むという意識を持っておきましょう。
大問Ⅱ・Ⅲは長文読解
大問Ⅱと大問Ⅲは長文読解です。関西大学公式の入試対策では、大問Ⅱ・Ⅲについて、文章の詳細な理解だけでなく、大意を把握する力も求められるとされています。
つまり、英文を一文ずつ日本語に訳していると、時間が足りなくなる可能性があります。文章全体の流れを把握しながら、設問で問われている情報を正確に探す力が重要です。
特に注意したいのが、大問Ⅱに時間をかけすぎて大問Ⅲの時間がなくなるケースです。長文読解では、「この問題はあと少し考えれば解けそう」と感じる問題が出てくることがあります。しかし、1問に数分余計に使うだけでも、試験全体では大きな差になります。
なぜ時間配分が重要なのか
関西大学の英語では、単純に「英文を読めるか」だけでなく、90分の中で3つの大問をどのように処理するかが重要です。実際、関西大学公式の入試対策でも、英文自体はそれほど難解ではない一方、時間配分を考えて進める必要があると説明されています。
たとえば、前半の問題に時間を使いすぎてしまうと、最後の長文を十分に読めなくなる可能性があります。逆に、最初から時間を意識しすぎて急いでしまうと、簡単な問題でミスを増やしてしまうこともあります。
そのため、関西大学全学日程2の英語では、「すべての問題を丁寧に解く」のではなく、「90分の中で得点を最大化する」ための時間配分を考えることが重要です。
次のセクションでは、こうした問題構成を踏まえて、関西大学全学日程2の英語で実践したい具体的な時間配分を紹介します。
2.関西大学全学日程2の英語|おすすめの時間配分
関西大学全学日程2の英語は90分で解答するため、試験が始まってから「その場で時間配分を考える」のではなく、あらかじめ大問ごとの目安を決めておくことが重要です。
特に意識したいのが、大問Ⅰに時間をかけすぎず、大問Ⅱ・Ⅲの長文読解に十分な時間を残すことです。関西大学の英語は読解問題が中心となっているため、長文を読む時間を確保できるかどうかが得点を大きく左右します。
おすすめの時間配分
まずは、以下の時間配分を基本として過去問に取り組んでみましょう。
| 大問 | 内容 | 目安時間 | 解き方のポイント |
|---|---|---|---|
| 大問Ⅰ | 会話文・文整序 | 15分 | 迷いすぎずテンポよく解く |
| 大問Ⅱ | 長文読解 | 35分 | 本文の流れをつかみながら設問を処理 |
| 大問Ⅲ | 長文読解 | 35分 | 最後まで集中して解き切る |
| 見直し | マーク・迷った問題など | 5分 | 未回答やミスを確認 |
| 合計 | 90分 |
この配分では、大問Ⅰに15分、大問Ⅱ・Ⅲにそれぞれ35分、最後に5分を残します。
大問Ⅱ・Ⅲは長文読解なので、合計70分を確保しています。大問Ⅱは2026年度2月6日実施分で22問、大問Ⅲは17問あり、両方合わせて39問の設問があります。
そのため、長文2題を後回しにしてしまうと、時間が足りなくなる可能性があります。「前半を早く終わらせて、後半に時間を残す」という考え方が重要です。
大問Ⅰは15分を目安にする
大問Ⅰでは会話文と文整序が出題されます。2026年度2月6日実施分では、会話文5問、文整序6問の計11問でした。
ここでは、1問に必要以上の時間をかけないことを意識しましょう。
例えば、文整序で「あと少し考えれば分かりそう」と感じても、1問に何分もかけてしまうのは避けたいところです。大問Ⅰで時間を使いすぎると、その分だけ大問Ⅱ・Ⅲの長文読解にしわ寄せが出てしまいます。
したがって、まずは15分程度で大問Ⅰを終えることを目標にしてください。
もちろん、15分ぴったりで終わらなければ失敗というわけではありません。14~17分程度など、自分の得意・不得意に合わせて調整していけば大丈夫です。
大問Ⅱは35分を目安にする
大問Ⅱは長文読解なので、ここからはまとまった時間を確保します。おすすめは35分程度です。長文読解では、本文を読むことだけに時間を使うのではなく、設問を確認しながら必要な情報を探していくことが重要です。
特に注意したいのが、本文を最初から最後まで完璧に理解しようとして時間を使いすぎることです。
関西大学公式の入試対策でも、長文では文章の詳細だけでなく、大意を把握することが重要だとされています。
そのため、「すべての英文を日本語に訳す」という読み方ではなく、文章全体のテーマや各段落の役割を意識しながら読み進めることが大切です。
大問Ⅲも35分を目安にする
大問Ⅲにも35分程度を確保します。
ここで重要なのは、大問Ⅱで時間を使いすぎないことです。
例えば、大問Ⅱで「あと1問だけ」と考えて時間を使い続けてしまうと、大問Ⅲを解く時間が30分、25分と減ってしまいます。長文問題では、数分の差が最後の設問まで解けるかどうかに影響することがあります。
したがって、最初から「大問Ⅱは35分まで」と決めておき、時間になったら大問Ⅲへ進む意識を持っておきましょう。
最後の5分は見直しに使う
90分すべてを問題を解く時間にするのではなく、最後に5分程度を残しておくこともおすすめです。
見直しでは、以下のような点を確認します。
- マークミスがないか
- 解答していない問題がないか
- 迷った問題に明らかな根拠がないか
- 文整序などで解答をずらしていないか
特に、最後まで問題を解いていると、解答欄を1つずらしてしまうなどのミスに気づきにくくなります。5分程度でも見直しの時間を確保しておけば、こうしたミスを防ぎやすくなります。
時間配分は「絶対」ではない
ここまで紹介した15分・35分・35分・5分という配分は、あくまでスタート地点として考えてください。
例えば、大問Ⅰが得意な人なら12~13分程度で終わらせて、長文に37~38分ずつ使う方法もあります。反対に、文整序に時間がかかる人なら大問Ⅰに17分程度使い、その分を長文から少し削るという調整も考えられます。
大切なのは、自分が最も得点を取りやすい配分を過去問演習で見つけることです。
まずは「15分・35分・35分・5分」で実際に過去問を解き、時間が余った大問、時間が足りなかった大問を確認しましょう。関西大学は過去の入試問題・解答を公開しているため、実際の問題を使って時間配分を調整できます。
次のセクションでは、この時間配分を前提に、どの大問から解き始めるのがおすすめなのか、具体的な解く順番について解説します。
3.関西大学全学日程2の英語|おすすめの解く順番
関西大学全学日程2の英語では、どの大問から解き始めるかも時間配分を考えるうえで重要です。大問Ⅰは会話文と文章整序、大問Ⅱ・Ⅲは長文読解という構成なので、基本的には「取り組みやすい問題から処理して、長文読解に十分な時間を残す」という考え方がおすすめです。
基本は大問Ⅰ→大問Ⅱ→大問Ⅲの順番
まずおすすめしたいのは、大問Ⅰ→大問Ⅱ→大問Ⅲという順番です。
| 順番 | 大問 | 内容 | 目安時間 |
|---|---|---|---|
| 1 | 大問Ⅰ | 会話文・文章整序 | 15分 |
| 2 | 大問Ⅱ | 長文読解 | 35分 |
| 3 | 大問Ⅲ | 長文読解 | 35分 |
| 4 | 見直し | 解答確認など | 5分 |
この順番のメリットは、最初に大問Ⅰを処理することで、長文読解に70分程度を確保しやすいことです。
大問Ⅰでは会話文の空所補充と文章整序が出題されます。一方、大問Ⅱ・Ⅲでは異なる説明文を読み、文章の詳細や大意を理解することが求められます。したがって、前半の大問Ⅰを長時間かけて解くよりも、一定時間で処理して長文に移るほうが、試験全体の時間を管理しやすくなります。
大問Ⅰで時間を使いすぎない
大問Ⅰを最初に解く場合に注意したいのが、「解きやすいから時間をかけすぎる」ということです。
会話文や文章整序で迷った問題があったとしても、そこで何分も考え続けるのは避けましょう。大問Ⅰで予定より5分、10分と多く使ってしまえば、その分だけ大問Ⅱ・Ⅲの長文を読む時間が減ってしまいます。
特に文章整序は、すべての文を一つずつ完璧に訳して並べようとすると時間がかかります。最初の指定文を手がかりにしながら、指示語・接続語・語句のつながり・内容の流れなどを確認して、効率よく並べていくことが大切です。関西大学公式の分析でも、文章整序では語彙や内容から文章全体の流れを理解する力が求められるとされています。
大問Ⅱと大問Ⅲは時間を決めて切り替える
大問Ⅰを終えたら、大問Ⅱ・Ⅲの長文読解に進みます。
ここでは、「大問Ⅱを35分程度で終えて、大問Ⅲに35分程度残す」という意識を持っておきましょう。
長文読解では、一つの設問で迷ってしまうことがあります。しかし、その問題に時間を使いすぎると、後の問題を解く時間がなくなってしまいます。
例えば大問Ⅱで難しい設問があった場合、本文中の根拠をすぐに見つけられなければ、いったん選択肢を絞ったうえで先に進むという判断も必要です。最後まで一通り解いたあと、残った時間で戻ってくるほうが、全体として得点を伸ばしやすくなります。
大問Ⅲを後回しにしすぎない
大問Ⅱに取り組んでいると、「あと少しで終わるから」と時間を使い続けてしまいがちです。しかし、大問Ⅲにも同じように長文読解が待っていることを忘れてはいけません。
関西大学の英語は、大問Ⅱ・Ⅲの両方で説明文を読む形式です。つまり、最後の大問まで十分な時間を残せるかどうかが重要になります。
そのため、時計を確認しながら、「試験開始から15分で大問Ⅰ」「50分で大問Ⅱまで」というように、自分の中で通過時間を設定しておくとよいでしょう。
長文から解く方法もある
基本は大問Ⅰから順番に解く方法がおすすめですが、すべての受験生に同じ順番が合うとは限りません。
例えば、長文読解が得意で、会話文や文章整序に時間がかかる人なら、大問Ⅱ→大問Ⅲ→大問Ⅰという順番を試してみる価値があります。
長文読解を先に処理しておけば、「後半になって長文を読む時間がなくなった」という事態を防ぎやすくなります。ただし、最後に大問Ⅰを残す場合は、会話文・文章整序に使える時間を必ず確保しておく必要があります。
したがって、解く順番については本番でいきなり変更するのではなく、過去問演習の段階で複数のパターンを試して、自分が最も安定して得点できる順番を決めておくことが大切です。
迷った問題は「後で戻る」
どの順番で解く場合でも、共通して意識したいのが、1問に固執しないことです。
関西大学の英語は全問マークセンス方式で、長文問題にも複数の設問があります。
そのため、難しい問題に時間をかけすぎるよりも、まず解ける問題を確実に取っていくほうが効率的です。
「すぐに根拠を見つけられない」「選択肢を2つまで絞ったものの判断できない」という問題は、いったん先に進みましょう。最後まで一通り解いたあとに時間が残っていれば、戻って検討します。
重要なのは、1問を完璧に解くことではなく、90分という限られた時間の中で全体の得点を最大化することです。
次のセクションでは、こうした時間配分をしているにもかかわらず、なぜ関西大学の英語で時間が足りなくなってしまうのか、その原因を具体的に解説します。
4.関西大学全学日程2の英語で時間が足りなくなる原因
関西大学全学日程2の英語で「最後まで解き終わらない」という人は、単純に英語を読むスピードが遅いとは限りません。実際には、特定の問題に時間をかけすぎている、本文を丁寧に読みすぎている、解く順番や時間の目安を決めていないといったことが原因になっているケースもあります。
2026年度の全学日程2では、大問Ⅰが会話文・文整序、大問Ⅱ・Ⅲが長文読解という構成でした。大問ごとの特徴を理解し、自分がどこで時間を使っているのかを確認することが、時間不足を改善する第一歩です。
原因① 大問Ⅰで時間を使いすぎる
最初に考えたいのが、大問Ⅰに時間をかけすぎていないかということです。
大問Ⅰは会話文と文整序なので、長文読解と比べると文章量は多くありません。しかし、「確実に正解したい」と考えるあまり、迷った問題を何度も考えてしまうと、気づかないうちに時間を消費してしまいます。
特に文整序では、選択肢を何度も入れ替えながら考えていると時間がかかります。もちろん根拠を確認することは大切ですが、1問に長時間使うのは避けたいところです。
大問Ⅰは15分程度を一つの目安にして、分からない問題があればいったん先に進むという判断をできるようにしておきましょう。
原因② 長文を最初から最後まで完璧に訳している
時間不足の大きな原因になりやすいのが、英文を一文ずつ日本語に訳しながら読んでしまうことです。
英文を正確に理解することは重要ですが、入試本番ではすべての英文を日本語に訳す必要はありません。
関西大学の公式の入試対策でも、長文読解では「訳す」のではなく「読む」ことが重要だとされています。文章全体の大意をつかみながら、設問の根拠となる部分を正確に読み取ることがポイントです。
そのため、
英文を読む → すべて日本語に訳す → 設問を解く
という読み方に時間がかかっている場合は、読み方そのものを見直す必要があります。
本文を読むときは、文章のテーマ、段落ごとの内容、筆者が何を伝えようとしているのかを意識しましょう。そうすれば、細かい部分に必要以上の時間を使わずに済みます。
原因③ 一つの設問に固執してしまう
長文読解では、「あと少し考えれば分かりそう」という問題が出てくることがあります。
しかし、その1問に3分、4分、5分と使ってしまうと、その後の問題を解く時間がなくなってしまいます。
特に関西大学の全学日程2では、大問Ⅱ・Ⅲの両方が長文読解なので、一つの設問に時間をかけすぎると、その影響が後半まで続くことになります。2026年度2月6日実施分でも、大問Ⅱ・Ⅲにはそれぞれ複数の設問が設定されています。
「根拠がすぐ見つからない」「選択肢を2つまで絞ったが判断できない」といった場合には、いったん保留して先に進むことも重要です。
原因④ 大問Ⅱで時間を使いすぎる
大問Ⅱの長文が読みやすかった場合にも注意が必要です。
「この文章ならもう少しで全部分かりそう」と思って読み続けていると、予定していた時間を超えてしまうことがあります。
例えば、大問Ⅰを15分で終える予定だったのに20分かかり、さらに大問Ⅱで40分使ってしまうと、試験開始から60分が経過します。すると、大問Ⅲと見直しに30分しか残りません。
そのため、問題の難易度だけでなく、時計も確認しながら進めることが大切です。
原因⑤ 長文の設問を解くときに本文を何度も読み直す
もう一つの時間ロスが、設問を解くたびに本文を最初から読み直してしまうことです。
もちろん、根拠が必要な問題では本文に戻る必要があります。しかし、毎回本文を最初から読み直していると、大きく時間を消費してしまいます。
長文を読む際には、段落ごとの内容をある程度頭に残しておき、設問を見たときに「この情報は本文のどのあたりにあったか」を思い出せるようにしておきましょう。
これは一朝一夕でできるものではありません。過去問演習を通して、段落ごとの要点を意識して読む練習をすることが大切です。
原因⑥ 時間配分を決めずに本番を迎えている
そして最も避けたいのが、時間配分を決めないまま本番を迎えることです。
「90分あるから、できるところから解こう」と考えていると、目の前の問題に集中するあまり、時間が経過していることに気づかない場合があります。
そこで、試験開始前から以下のような目安を決めておきましょう。
| 時間 | 到達していたい地点 |
|---|---|
| 15分 | 大問Ⅰを終了 |
| 50分 | 大問Ⅱを終了 |
| 85分 | 大問Ⅲを終了 |
| 90分 | 見直しまで終了 |
このように「何分でどこまで進むか」を決めておけば、試験中に時間が足りなくなっていることにも早く気づけます。
ただし、これは絶対に守らなければならないルールではありません。大問によって難易度や文章量が変わる可能性があるため、過去問を解きながら自分に合う時間配分へ調整していくことが大切です。
時間不足は「読む速さ」だけの問題ではない
関西大学全学日程2の英語で時間が足りない場合、まず「もっと速く英文を読まなければ」と考える人が多いでしょう。
しかし、実際には、時間の使い方を改善するだけで解答時間を短縮できる場合があります。
例えば、大問Ⅰで迷った問題を後回しにする、長文をすべて訳さず大意をつかむ、1問に固執しない、大問ごとの終了時間を意識するといった工夫です。
つまり、時間配分を改善するためには、単純な速読だけでなく、「どの問題にどれだけ時間を使うのか」という判断力を身につけることが重要です。
5.関西大学全学日程2の英語で時間配分を身につける勉強法
関西大学全学日程2の英語で時間配分を身につけるには、ただ過去問を解くだけでは十分ではありません。「何分かかったのか」「どの大問で時間を使ったのか」「なぜ時間が足りなくなったのか」まで確認することが重要です。
関西大学の一般入試の英語は90分で実施されており、大学公式サイトでは過去の入試問題・解答も公開されています。そのため、実際の過去問を使って本番を想定した時間配分の練習を行うことができます。
まずは90分で本番と同じように解く
最初の段階では、細かい時間配分を気にしすぎる必要はありません。まずは実際の過去問を本番と同じ90分で解いてみましょう。
重要なのは、「何点取れたか」だけを見るのではなく、各大問にどれだけ時間がかかったのかを記録することです。
| 確認する項目 | 記録する内容 |
|---|---|
| 大問Ⅰ | 何分で終了したか |
| 大問Ⅱ | 何分で終了したか |
| 大問Ⅲ | 何分で終了したか |
| 見直し | 何分残ったか |
| 未回答 | 何問あったか |
| 時間不足の原因 | 読む・考える・見直すなど |
例えば、大問Ⅰに20分、大問Ⅱに40分、大問Ⅲに30分かかったのであれば、「大問ⅠとⅡで時間を使いすぎた」ということが分かります。
このように具体的な数字で振り返ることで、自分の時間配分の問題点が見えてきます。
まずは「15分・35分・35分・5分」を試す
前のセクションで紹介したように、最初は大問Ⅰを15分、大問Ⅱ・Ⅲをそれぞれ35分、最後に5分という配分を基準にしてみましょう。
この配分を何度か試してみて、「大問Ⅰは10分程度で終わる」「大問Ⅲは40分必要」といった自分の特徴が分かってきたら、そこから調整していきます。
大切なのは、最初から完璧な時間配分を作ろうとしないことです。
過去問を解く→時間を記録する→原因を分析する→次の過去問で調整する
というサイクルを繰り返すことで、自分に合った時間配分を作っていきましょう。
「時間が足りなかった理由」を分析する
過去問を解いた後は、時間が足りなかった原因を具体的に分析してください。
例えば、次のように分類すると分かりやすくなります。
| 時間不足の原因 | 改善方法 |
|---|---|
| 英文を読むのが遅い | 段落ごとの要点を意識して読む |
| 1問に時間をかけすぎた | 迷った問題を後回しにする |
| 本文を何度も読み直した | 設問の根拠を意識して読む |
| 大問Ⅰで時間を使った | 終了時間を決めておく |
| 大問Ⅱから先に進めなかった | 大問ごとの制限時間を設定する |
| 見直し時間がなかった | 最後に5分程度残す |
ここで重要なのは、「もっと速く解かなければ」とだけ考えないことです。
例えば大問Ⅱに40分かかったとしても、その40分すべてが読解に必要だったとは限りません。難しい設問で5分迷っていたのであれば、そこを改善するだけでも時間を短縮できます。
過去問では「時間あり」と「時間なし」の両方を確認する
時間配分を改善するうえでは、制限時間内での得点と、時間を気にせず解いた場合の得点を比較する方法も有効です。
例えば、90分では70点だったものの、時間を延長すると85点まで取れるのであれば、知識や読解力そのものよりも「時間内に処理する力」に課題がある可能性があります。
反対に、時間を延長しても得点があまり変わらないのであれば、単純な時間配分だけでなく、語彙・英文読解・設問処理などの基礎力を伸ばす必要があります。
この違いを把握することで、今後の勉強方法も変わってきます。
過去問を解くたびに時間配分を修正する
時間配分は、一度決めたら終わりではありません。
関西大学の英語は基本的な形式が続いている一方、年度によって文章のテーマや設問内容、問題の難しさなどには違いがあります。2026年度の全学日程2でも、大問Ⅰが会話文・文整序、大問Ⅱ・Ⅲが長文読解という構成でした。
そのため、過去問を複数年度分解きながら、自分に合った配分を少しずつ調整していきましょう。
例えば、
1回目:15分・35分・35分・5分
↓
2回目:13分・37分・35分・5分
↓
3回目:15分・33分・37分・5分
というように、実際の結果を見ながら変更していきます。
最終的には、「この大問ならこのくらいの時間で処理できる」という感覚を身につけることが目標です。
本番直前は「時間配分」を固定する
入試本番が近づいてきたら、毎回違う解き方を試すのではなく、自分が最も安定して得点できる時間配分と解く順番を一つに決めておくことをおすすめします。
例えば、
- 大問Ⅰ:15分
- 大問Ⅱ:35分
- 大問Ⅲ:35分
- 見直し:5分
という形です。
そして、試験中は「今何分経ったか」を確認しながら進めます。
大問Ⅰを終えた時点で20分経過していたら、「予定より5分遅れている」と判断できます。その場合は、大問Ⅱで難しい問題に時間をかけすぎないようにするなど、その場で調整できます。
時間配分は、問題を速く解くためだけのものではありません。試験中に自分の現在地を確認し、残り時間に応じて行動を決めるためのものです。
次のセクションでは、実際の入試本番で時間が足りなくなってしまった場合の対処法を解説します。
6.関西大学全学日程2の英語|時間が足りなくなったときの対処法
関西大学全学日程2の英語では、あらかじめ時間配分を決めていても、本番で予定より時間がかかってしまうことがあります。特に、長文読解で難しい設問に出会った場合、「もう少し考えれば解けるかもしれない」と考えてしまい、気づいたときには予定より大幅に時間が経過していることもあります。
そのため、本番では予定通りに進めることだけでなく、時間が足りなくなったときにどう立て直すかも重要です。
時間が押したら「全部を速く解こう」としない
時間が足りなくなったときにやってはいけないのが、焦ってすべての問題を急いで解こうとすることです。
焦って英文を読むスピードだけを上げると、内容を正確に理解できなくなり、普段なら正解できる問題まで落としてしまう可能性があります。
そこで、時間が押してきた場合は、「どの問題に時間を使い、どの問題を後回しにするか」を判断しましょう。
例えば、難しい問題に長時間取り組んでいるのであれば、いったんその問題を保留して、比較的解きやすい問題を先に処理します。
1問に時間をかけすぎたら、いったん先へ進む
長文読解で特に注意したいのが、1問に固執することです。
「選択肢が2つまで絞れた」「本文のどこかに根拠があるはず」と思って考え続けても、すぐに判断できない問題があります。
その場合は、いったん解答を保留して先に進みましょう。
「今の問題を正解すること」よりも「残りの問題を解く時間を確保すること」を優先するという判断が必要です。
最後まで一通り解き終わって時間が残っていれば、保留した問題に戻ればよいのです。
大問ごとの終了時間を確認する
時間配分を実践するためには、試験中に時計を確認することも重要です。
例えば、次のような通過時間を設定しておくと分かりやすいでしょう。
| 試験開始からの時間 | 目標 |
|---|---|
| 15分 | 大問Ⅰを終了 |
| 50分 | 大問Ⅱを終了 |
| 85分 | 大問Ⅲを終了 |
| 85~90分 | 見直し・未回答の確認 |
例えば、大問Ⅰを終えた時点で20分経過していた場合、予定より5分遅れています。
この場合、「もう5分遅れてしまった」と焦るのではなく、大問Ⅱ・Ⅲで難しい問題に時間をかけすぎないようにするなど、その後の行動を調整しましょう。
時間配分は、最初に決めた予定を一切変更しないためのものではありません。試験中に現在の状況を把握して、残り時間に合わせて判断するためのものです。
大問Ⅲに入る時間を確保する
特に注意したいのが、大問Ⅲに入る時間が遅くなってしまうことです。
関西大学の英語は、大問Ⅱ・Ⅲの両方が長文読解です。大問Ⅱに時間をかけすぎると、最後の大問Ⅲを十分に解けなくなってしまいます。
例えば、大問Ⅰに20分、大問Ⅱに40分かかってしまうと、試験開始から60分が経過します。残り30分で大問Ⅲと見直しを行うことになるため、かなり厳しい状況です。
このような事態を防ぐためにも、大問Ⅱをいつまでに切り上げるのかを事前に決めておくことが重要です。
大問Ⅱの途中で時間が押していることに気づいたら、難しい設問を一度保留し、大問Ⅲへ進むという判断も必要になります。
最後の数分は未回答を優先する
試験終了が近づいたら、細かい見直しよりも先に未回答の問題がないかを確認することを優先しましょう。
関西大学の英語はマークセンス方式なので、最後まで解答欄を確認することが大切です。
残り時間が少ない場合は、
- 未回答の問題を確認する
- 解答欄のずれがないか確認する
- 迷った問題があれば見直す
という順番で確認するとよいでしょう。
特に、問題を飛ばした場合は、解答欄を一つずつずらして記入していないか確認してください。
時間が足りない場合でも「全部を捨てる」必要はない
時間がなくなってきたからといって、「もう長文は無理だ」と諦める必要はありません。
残り時間が少ない場合でも、設問を確認して、本文中から根拠を見つけやすい問題を優先するという考え方ができます。
もちろん、問題によって必要な時間は異なるため、「この形式なら必ずこの順番」と固定する必要はありません。
重要なのは、残り時間を見ながら、短時間で処理できる問題を優先し、時間のかかる問題に固執しないことです。
本番で焦らないために過去問で練習する
こうした判断は、本番になって突然できるようになるものではありません。
過去問を解く際にも、あえて時間を確認しながら、「予定より遅れた場合はどうするか」を練習しておきましょう。
例えば、
大問Ⅰが20分かかった場合 → 大問Ⅱで難問に固執しない
大問Ⅱ終了時点で55分だった場合 → 大問Ⅲを優先して進める
というように、あらかじめ自分なりのルールを作っておくと、本番でも落ち着いて対応しやすくなります。
関西大学は過去の入試問題・解答を公開しているため、実際の問題を使ってこうした練習を行うことができます。
時間配分で大切なのは、予定通りに進めることだけではありません。予定より遅れたときに、どこで時間を取り戻すのかを判断できることです。
7.関西大学全学日程2の英語|時間配分まとめ
関西大学全学日程2の英語で安定して得点するためには、90分という限られた試験時間をどのように使うかをあらかじめ決めておくことが重要です。2026年度の全学日程2では、大問Ⅰが会話文・文整序、大問Ⅱ・Ⅲが長文読解という3題構成でした。
特に注意したいのが、長文読解に十分な時間を残すことです。おすすめの時間配分としては、大問Ⅰを15分、大問Ⅱを35分、大問Ⅲを35分、最後の5分を見直しに使うという形が基本になります。
| 大問 | 内容 | 目安時間 |
|---|---|---|
| 大問Ⅰ | 会話文・文整序 | 15分 |
| 大問Ⅱ | 長文読解 | 35分 |
| 大問Ⅲ | 長文読解 | 35分 |
| 見直し | 解答確認など | 5分 |
| 合計 | 90分 |
ただし、この時間配分をそのまま本番で使えばよいというわけではありません。大切なのは、過去問を実際に90分で解き、自分がどこで時間を使っているのかを確認することです。
例えば、大問Ⅰに時間をかけすぎているのであれば、会話文や文整序をよりスムーズに処理する練習が必要です。長文で時間を失っているのであれば、英文を一文ずつ日本語に訳す読み方を見直したり、設問の根拠を意識して読む練習をしたりする必要があります。
また、本番では予定より時間がかかることもあります。そのため、「予定通りに進めること」だけを目標にするのではなく、時間が押したときにどう対応するかまで決めておくことが大切です。1問に固執せず、難しい問題をいったん後回しにすることで、残りの問題を解く時間を確保できます。
関西大学は過去の入試問題・解答を公開しているため、実際の問題を使って時間配分を確認できます。
関西大学全学日程2の英語では、「速く解く」だけでなく「どこに時間をかけるか」を考えることが重要です。まずは「15分・35分・35分・5分」を基準に過去問を解き、そこから自分に合った時間配分へ調整していきましょう。
本番で最後まで問題を解き切るためにも、試験直前までに複数年分の過去問で時間配分を練習し、自分なりの解く順番と時間配分を確立しておくことをおすすめします。


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