国際教養大学C日程では、通常の長文読解とは異なり、英文を読み、その内容を踏まえて自分の考えを英語で論述する「英語小論文」が課されます。単に英語力を測るだけではなく、資料を正確に読み取り、多角的に考察し、自分の意見を論理的に表現する力が求められるのが特徴です。近年も教育や社会問題をテーマにした出題が見られ、知識量よりも「論理性」と「説得力」が重視されています。
この記事では、C日程の英語小論文の出題傾向をはじめ、高得点を取るための書き方や勉強法、よくある失敗例まで徹底解説します。英語小論文が初めての受験生でも、この記事を読めば何から対策すればよいのかが分かる内容になっています。
全体像:国際教養大学(AIU)英語対策のすべて|傾向・勉強法コツを徹底解説 – 合格の道
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1. 国際教養大学C日程の英語小論文とは
国際教養大学のC日程では、A日程・B日程で実施される英語試験とは異なり、「英語小論文」が課されます。試験時間は90分で、英文資料を読み、その内容を踏まえて自分の考えを英語で論理的に論述する形式です。一般的な英作文とは異なり、英文読解・論理的思考力・英語での表現力を総合的に評価する試験となっています。
近年の入試では、「『はだしのゲン』を教育で用いるべきか」といった教育・社会問題をテーマに、英文を読んだうえで自分の立場を論理的に述べる問題が出題されました。このことからも、単に英語を書けるだけではなく、資料を正確に読み取り、自分の意見を根拠とともに展開する力が重視されていることが分かります。
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C日程の英語小論文で問われる力
英語小論文では、次のような能力が総合的に評価されます。
- 英文の内容を正確に理解する読解力
- 筆者の主張や論点を整理する分析力
- 賛成・反対など自分の立場を明確に示す思考力
- 根拠を挙げながら論理的に説明する構成力
- 文法や語彙を適切に用いて英語で表現するライティング力
つまり、「英語が書けるか」だけではなく、大学で学ぶために必要なアカデミックな思考力や表現力が問われる試験と言えるでしょう。
一般的な英作文との違い
一般的な自由英作文では、自分の経験や意見を自由に述べる問題が中心です。一方、国際教養大学C日程では、英文資料を踏まえて論述することが求められます。
そのため、
- 英文の内容を正しく理解できているか
- 資料の内容を無視せず、自分の意見につなげられているか
- 主張と根拠が一貫しているか
といった点が重要になります。
自分の意見だけを書き続けても評価されにくく、資料の内容を適切に引用・要約しながら論理を展開する力が必要です。
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出題テーマの特徴
C日程の英語小論文では、身近な話題よりも、教育・文化・社会・国際問題・倫理など、リベラルアーツ教育に関連するテーマが出題される傾向があります。
例えば過去には、
- 自由と他者の関係
- 教育における表現の自由
- 社会や文化に関する課題
といったテーマが扱われています。これらは正解が一つに決まる問題ではなく、多様な視点から考察できる内容です。受験生には、自分の考えを論理的に説明する姿勢が求められます。
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C日程で高評価を得るために重要なこと
英語小論文では、難しい単語や高度な表現を多用することが高得点につながるわけではありません。
むしろ重要なのは、
- 英文の内容を正しく理解していること
- 主張が一貫していること
- 根拠を具体的に示せていること
- Introduction・Body・Conclusionの構成が明確であること
- 文法ミスが少なく、読みやすい英文になっていること
です。
国際教養大学は、英語運用能力だけでなく、論理的思考力や国際社会への関心を英語で表現できる受験生を求めています。そのため、日頃から英文記事や社会問題に触れ、自分の意見を英語でまとめる練習を重ねることが、C日程対策の大きなポイントになります。
2. 出題傾向を分析
国際教養大学C日程の英語小論文は、一般的な英作文とは異なり、英文資料を読んで、その内容を踏まえて自分の考えを英語で論述する形式が特徴です。限られた90分の中で、読解・思考・英作文をすべて行う必要があるため、総合的な英語運用能力が問われます。大学の募集要項でも、「論理的な思考力や英語による表現力」を評価する試験であることが明記されています。
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英文資料をもとに論述する形式
C日程では、まず英文資料が提示され、その内容を理解したうえで設問に答えることが求められます。
重要なのは、英文を読んで内容を要約するだけではなく、
- 筆者の主張を正確に理解する
- 問題点や論点を整理する
- 自分の立場を明確にする
- 根拠を示しながら英語で論述する
という一連の流れを論理的に組み立てることです。
そのため、「英語を書く力」だけではなく、「英文を読み解く力」や「論理的思考力」が得点を左右します。
教育・社会・文化など幅広いテーマが頻出
過去の出題を見ると、テーマは日常的な話題よりも、教育・文化・社会・倫理・国際問題など、現代社会に関わる内容が中心となっています。
例えば2025年度には、
- 「『はだしのゲン』を教育現場で用いるべきか」
というテーマが出題されました。この問題では、教育や表現の自由、歴史教育など複数の視点から考えることが求められました。
このようなテーマは正解が一つではないため、自分の意見を論理的に説明できるかどうかが重要になります。
「賛成・反対」よりも論理性が重視される
英語小論文では、「賛成」「反対」のどちらを選ぶかよりも、その結論に至るまでの論理展開が評価されます。
例えば、
- なぜその考えに至ったのか
- どのような根拠があるのか
- 反対意見をどう考えるのか
といった点まで丁寧に説明できる答案ほど、高い評価につながります。
そのため、意見を一方的に述べるのではなく、客観的な視点を取り入れながら論述することが大切です。
英語力だけでは合格できない
C日程では、文法や語彙力はもちろん重要ですが、それだけでは十分ではありません。
大学側が評価しているのは、
- 課題文を正確に理解する読解力
- 情報を整理する分析力
- 自分の考えを組み立てる思考力
- 英語で分かりやすく伝える表現力
です。
多少難しい単語を使うよりも、簡潔で分かりやすい英文を論理的に組み立てるほうが高く評価される傾向があります。
過去問から見える出題の特徴
過去の出題内容を分析すると、C日程には次のような特徴があります。
| 項目 | 出題傾向 |
|---|---|
| 試験時間 | 90分 |
| 試験形式 | 英文資料を読んで英語で論述 |
| 主なテーマ | 教育・文化・社会・倫理・国際問題 |
| 評価される力 | 読解力・論理的思考力・英語表現力 |
| 重視される点 | 根拠のある主張、一貫した構成、論理性 |
これらを見ると、C日程は単なる英作文試験ではなく、英文読解とアカデミックライティングを組み合わせた試験であることが分かります。受験生は、英語の知識を増やすだけでなく、社会問題について自分の考えを整理し、それを英語で伝える練習を積むことが合格への近道となるでしょう。
3. 高得点を取る英語小論文の書き方
国際教養大学C日程の英語小論文では、英語力だけではなく、「論理的思考力」と「説得力のある文章構成」が重視されます。募集要項でも、英語小論文は「論理的な思考力や英語による表現力を評価する」と明記されており、難しい単語や高度な文法を使うことよりも、分かりやすく筋道立てて自分の考えを述べることが重要です。
ここでは、高得点を狙うための英語小論文の書き方を、構成ごとに詳しく解説します。
Introduction(序論)で自分の立場を明確に示す
英語小論文では、最初に自分の立場(賛成・反対・どちらでもないなど)を明確に示すことが重要です。
序論で結論が分からない文章は、その後の展開も分かりにくくなってしまいます。
例えば、
- I agree that …
- I believe that …
- In my opinion …
などを用いて、自分の意見を簡潔に述べると読み手に伝わりやすくなります。
また、問題文のテーマを一言で整理してから自分の主張につなげることで、自然な導入になります。
Body(本論)では「主張→理由→具体例」の流れを意識する
本論では、一つの段落につき一つの主張を意識しましょう。
おすすめの流れは次のとおりです。
- 主張(Topic Sentence)
- 理由(Reason)
- 具体例(Example)
- 主張とのつながり(Closing Sentence)
例えば、
教育現場では多様な意見に触れることが重要である。
なぜなら……
例えば……
したがって……
という流れを意識すると、論理的で読みやすい文章になります。
一つの段落に複数の話題を詰め込むよりも、一つのテーマを丁寧に説明した方が評価されやすいでしょう。
Conclusion(結論)で主張を簡潔にまとめる
結論では、新しい内容を書き加える必要はありません。
序論で述べた自分の立場をもう一度示し、本論で説明した理由を簡潔にまとめます。
例えば、
- Therefore, I believe that …
- For these reasons, I think …
などを用いて締めくくると、文章全体にまとまりが生まれます。
結論は2〜3文程度でも十分です。
英文資料を根拠として活用する
国際教養大学C日程の特徴は、英文資料を踏まえて論述する点にあります。
そのため、自分の意見だけを書き続けるのではなく、
- 課題文ではどのような意見が示されているのか
- その内容に対して自分はどう考えるのか
という流れを意識しましょう。
課題文を正しく理解し、その内容を踏まえて論述することが、高評価につながる重要なポイントです。
シンプルで正確な英語を使う
難しい単語や複雑な構文を無理に使う必要はありません。
むしろ、
- 文法ミスが少ない
- 一文が長すぎない
- 主語と述語が明確
- 接続詞を適切に使う
といった基本を徹底した方が、読みやすく説得力のある文章になります。
特に、
- First,
- Second,
- In addition,
- However,
- Therefore,
などの接続表現を適切に使うことで、論理展開が分かりやすくなります。
時間配分を意識して書く
C日程は90分という限られた時間の中で、英文読解から論述までを行う必要があります。そのため、いきなり書き始めるのではなく、最初に文章の構成を考える時間を確保することが重要です。
おすすめの時間配分は次のとおりです。
| 内容 | 目安時間 |
|---|---|
| 英文資料を読む・設問を確認する | 20〜25分 |
| 構成・メモを作成する | 10分 |
| 英語小論文を書く | 45〜50分 |
| 見直し・文法チェック | 5〜10分 |
あらかじめ構成を整理してから書き始めることで、論理の一貫性を保ちやすくなり、書き直しも減らせます。
高得点答案に共通する3つのポイント
高得点を獲得する答案には、次のような共通点があります。
- 主張が最初から最後まで一貫している
- 理由と具体例が結論をしっかり支えている
- シンプルで正確な英語を用い、論理的に構成されている
国際教養大学C日程では、英語力だけでなく、大学で学ぶために必要な「考える力」と「伝える力」が評価されます。普段から英文記事を読み、自分の意見を英語でまとめる練習を重ねることが、高得点への近道となるでしょう。
4. おすすめの勉強法5選
国際教養大学C日程の英語小論文では、英文読解・論理的思考・英語ライティングの3つの力をバランスよく身につけることが重要です。大学が公表している募集要項でも、英語小論文では「論理的な思考力や英語による表現力」を評価するとされています。
また、実際の合格者インタビューを見ると、「過去問演習」「先生による添削」「模範解答から表現を学ぶ」などを繰り返したことが合格につながったと語る受験生が多く見られます。
ここでは、C日程対策として特に効果的な勉強法を5つ紹介します。
① 英文要約を毎日行う
C日程では、まず英文資料の内容を正確に理解することが欠かせません。そのため、英文を読んで要点をまとめる「英文要約」を日々の学習に取り入れましょう。
おすすめの方法は、英字新聞や英語ニュースを1本読み、
- 筆者の主張は何か
- 根拠は何か
- 自分ならどう考えるか
を簡単に整理することです。
特に100~300語程度の記事で練習すると、本番の読解スピード向上にもつながります。
② 社会問題に関する英文を読む
国際教養大学の英語小論文では、
- 教育
- 環境問題
- AI・テクノロジー
- 多文化共生
- 国際問題
- 倫理
など、社会性のあるテーマが頻繁に扱われます。
そのため、普段から社会問題を扱う英文に慣れておくことが重要です。
読むだけではなく、
- 新しく覚えた単語
- 印象に残った表現
- 筆者の主張
をノートにまとめる習慣を付けると、読解力と語彙力を同時に伸ばすことができます。
③ 英語小論文を書いて必ず添削してもらう
最も効果が高い勉強法は、実際に英語小論文を書き、第三者に添削してもらうことです。
AIUの合格者の多くも、
- 高校の英語の先生
- ALT
- 英会話講師
などに何度も添削を依頼し、自分なりの書き方を確立したと語っています。
添削では、
- 文法ミス
- 語彙の使い方
- 構成
- 論理の飛躍
を客観的に指摘してもらえるため、一人で勉強するよりも成長スピードが格段に速くなります。
④ 頻出テーマごとに使える表現をストックする
英語小論文では、毎回ゼロから文章を考える必要はありません。
例えば、
- I believe that …
- One reason is that …
- For example, …
- On the other hand, …
- Therefore, …
といった論理展開で使える表現は、多くのテーマで共通して使えます。
さらに、
- education(教育)
- environment(環境)
- technology(科学技術)
- diversity(多様性)
- globalization(グローバル化)
など、頻出テーマに関する語彙や表現をまとめて覚えておくと、本番でもスムーズに文章を書けます。
⑤ 90分で解く過去問演習を繰り返す
知識を身につけるだけでは、本番で十分な力を発揮できません。
C日程は90分という限られた時間の中で、英文読解から英語小論文の作成までを行う試験です。そのため、本番と同じ時間設定で演習することが非常に重要です。
演習では、
- 課題文を読む
- 構成を考える
- 英語小論文を書く
- 見直す
という一連の流れを時間内で行う練習を繰り返しましょう。
時間を測って演習することで、「読解に時間をかけすぎる」「見直しの時間が足りない」といった課題も把握でき、本番での時間配分が安定します。
勉強法を組み合わせることが合格への近道
どれか一つだけを行うよりも、
- 英文を読む(インプット)
- 英語小論文を書く(アウトプット)
- 添削を受けて改善する(フィードバック)
というサイクルを繰り返すことが、最も効率的な対策です。
実際の合格者も、過去問演習を重ねながら先生の添削を受け、模範解答の表現を吸収して自分の答案を改善していったと述べています。継続的な演習と改善を積み重ねることで、論理的で説得力のある英語小論文を書ける力が身についていくでしょう。
5. よくある失敗例
国際教養大学C日程の英語小論文では、英語力だけでなく、読解力・論理的思考力・表現力が総合的に評価されます。募集要項でも「論理的な思考力や英語による表現力を評価する」と明記されており、単に英文を書くだけでは高得点は狙えません。
ここでは、多くの受験生が陥りやすい失敗例と、その改善方法を紹介します。
① 課題文を正しく読み取れていない
最も多い失敗は、英文資料を十分に理解しないまま書き始めてしまうことです。C日程では課題文を踏まえて論述することが求められるため、筆者の主張や論点を誤解すると、答案全体が設問の意図から外れてしまいます。
例えば、「筆者の意見と自分の意見を混同する」「一部分だけを読んで判断する」「重要なキーワードを読み違える」といったミスは、大きな減点につながる可能性があります。
対策としては、段落ごとに要点をメモし、「筆者は何を伝えたいのか」「設問では何が問われているのか」を整理してから書き始めることが大切です。
② 自分の意見だけを書いてしまう
英語小論文では、自分の考えを書くことは重要ですが、課題文との関連性がなければ評価は高くなりません。
評価される答案は、「課題文の内容を理解する」「その内容を踏まえて自分の考えを述べる」「根拠を示しながら論理的に説明する」という流れで構成されています。
そのため、課題文の内容を簡潔に整理したうえで、自分の立場や考えを展開することを意識しましょう。
③ 主張と根拠が結び付いていない
主張だけを述べても、理由や具体例が不足していると説得力は生まれません。
例えば、「AI教育は重要だと思います。なぜなら便利だからです。」では根拠として弱く感じられます。一方で、「AI教育は将来必要なスキルを身に付けられるため重要である。実際に、多くの企業でAIを活用できる人材が求められている。」のように具体例を加えると、主張に説得力が生まれます。
「主張→理由→具体例→結論」という流れを意識すると、論理的な文章を書きやすくなります。
④ 構成が分かりにくい
思いついたことをそのまま書いてしまうと、話題が途中で変わったり、同じ内容を繰り返したりして、読み手に伝わりにくい文章になります。
国際教養大学が重視しているのは、論理的に考え、それを分かりやすく英語で表現する力です。
書き始める前に、「Introduction(序論)」「Body(本論)」「Conclusion(結論)」の三部構成を簡単にメモしておくだけでも、文章全体に一貫性が生まれます。
⑤ 難しい英語を使おうとしてミスが増える
高得点を狙うあまり、難しい単語や複雑な構文を無理に使う受験生も少なくありません。しかし、その結果として文法ミスや不自然な表現が増えてしまうと、かえって評価を下げてしまいます。
重要なのは、シンプルでも正確な英語を書くことです。一文を長くしすぎず、自分が確実に使いこなせる語彙や文法を使う方が、読みやすく説得力のある答案になります。
⑥ 時間配分に失敗する
C日程では90分という限られた時間で、英文読解から英語小論文の執筆、見直しまでを終えなければなりません。読解に時間をかけすぎたり、構成を考えずに書き始めたりすると、最後まで書き切れなくなることがあります。
普段から90分を計って過去問演習を行い、本番と同じ時間配分に慣れておくことが大切です。また、最後の5〜10分は見直しの時間として確保できるよう意識しましょう。
失敗を防ぐためのチェックポイント
答案を書き終えたら、次のポイントを確認しましょう。
| チェック項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 課題文を踏まえているか | 筆者の主張を理解した上で論述できているか |
| 主張は明確か | 序論で自分の立場を示しているか |
| 根拠は十分か | 理由や具体例で主張を支えているか |
| 構成は論理的か | Introduction・Body・Conclusionが明確か |
| 英語は正確か | 文法・スペル・語法のミスがないか |
| 時間配分は適切か | 見直しまで行えたか |
これらの失敗は、過去問演習や添削を繰り返すことで少しずつ改善できます。「課題文を正確に読み取り、自分の考えを論理的かつ分かりやすく伝えること」を意識して練習を積み重ねることが、C日程の英語小論文で高得点を取るための近道です。
6. 試験直前に確認したいポイント
国際教養大学C日程の英語小論文では、英文読解・論理的思考・英語表現を90分という限られた時間で発揮する必要があります。そのため、試験直前は新しい知識を詰め込むよりも、これまで身に付けた力を安定して発揮できるよう最終確認を行うことが重要です。大学の募集要項でも、英語小論文では「論理的な思考力や英語による表現力」を評価することが示されています。
時間配分を最終確認する
試験本番では、時間配分の失敗がそのまま得点に影響します。読解に時間をかけすぎると、小論文を書く時間や見直しの時間が不足してしまいます。
おすすめは、事前に自分なりの時間配分を決めておくことです。
| 内容 | 目安時間 |
|---|---|
| 英文資料・設問の確認 | 20~25分 |
| 構成・メモ作成 | 10分 |
| 英語小論文の執筆 | 45~50分 |
| 見直し | 5~10分 |
本番では多少予定どおりに進まなくても慌てず、「見直しの時間だけは必ず確保する」ことを意識しましょう。
文章構成を頭に入れておく
試験当日に構成を一から考え始めると、時間を無駄にしてしまいます。
あらかじめ、
- Introduction(序論)
- Body(本論)
- Conclusion(結論)
という基本構成を頭に入れておけば、どのようなテーマが出題されても落ち着いて書き始めることができます。
特に、「最初に自分の立場を示す」「本論では理由と具体例を書く」「最後に結論をまとめる」という流れは、本番前に何度も確認しておくと安心です。
よく使う英語表現を復習する
試験直前は、新しい表現を覚えるよりも、自分が確実に使える表現を確認する方が効果的です。
例えば、
- I believe that …
- One reason is that …
- For example, …
- On the other hand, …
- Therefore, …
など、論理展開でよく使う表現を復習しておけば、本番でもスムーズに文章を書き進められます。
また、教育・環境・テクノロジー・多文化共生など、頻出テーマの基本語彙も最後に確認しておくと安心です。
文法・スペルのチェックポイントを決めておく
英語小論文では、大きな論理ミスだけでなく、基本的な文法やスペルのミスも減点につながる可能性があります。
見直しでは、すべてを読み返そうとするのではなく、
- 主語と動詞は一致しているか
- 時制は統一されているか
- 冠詞(a・an・the)の抜け漏れはないか
- スペルミスはないか
というように、確認するポイントを決めておくと効率よく見直しができます。
当日は「完璧」を目指しすぎない
試験本番では、「もっと良い表現があるかもしれない」と何度も書き直してしまう受験生がいます。しかし、書き直しに時間を使いすぎると、最後まで書き切れない可能性があります。
国際教養大学が重視しているのは、難しい英語ではなく、論理的で分かりやすい英語による表現です。多少表現がシンプルでも、主張と根拠が一貫した答案の方が高く評価されやすいでしょう。
試験直前の最終チェックリスト
試験開始前や見直しの際には、次のポイントを確認しましょう。
| チェック項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 課題文を理解したか | 筆者の主張や論点を正しく把握できているか |
| 主張は明確か | 序論で自分の立場を示しているか |
| 根拠は十分か | 理由と具体例で主張を支えられているか |
| 構成は論理的か | Introduction・Body・Conclusionの流れになっているか |
| 英語は正確か | 文法・スペル・語法のミスはないか |
| 見直し時間を確保できたか | 最後まで落ち着いて確認できたか |
試験直前は、新しい参考書や問題集に手を広げるよりも、これまで取り組んできた過去問や添削済みの答案を見直すことが効果的です。本番では焦らず、「課題文を正確に読み、自分の考えを論理的に英語で伝える」という基本を意識すれば、実力を十分に発揮できるでしょう。
まとめ
国際教養大学C日程の英語小論文は、単なる英作文試験ではありません。英文資料を正確に読み取り、その内容を踏まえながら自分の考えを論理的に英語で表現する力が求められる試験です。大学の募集要項でも、「論理的な思考力」と「英語による表現力」を重視することが明記されており、読解力・思考力・ライティング力を総合的に評価する入試となっています。
高得点を目指すためには、出題傾向を理解したうえで、英文要約や社会問題に関する英文読解、英語小論文の添削、過去問演習などを継続的に行うことが欠かせません。また、シンプルで正確な英語を使い、「主張→理由→具体例→結論」という論理的な構成を意識することが、説得力のある答案につながります。
試験直前は新しい知識を増やすことよりも、これまでに書いた答案や頻出表現を復習し、自分なりの時間配分や文章構成を再確認することが重要です。本番では難しい表現にこだわるのではなく、課題文の内容を正しく理解し、一貫した論理で自分の考えを伝えることを心掛けましょう。
国際教養大学C日程の英語小論文は、十分な準備と継続的な演習によって着実に得点力を伸ばせる試験です。日頃から「読む・考える・書く」のサイクルを繰り返し、論理的な英語表現を磨くことが、合格への大きな一歩となるでしょう。
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