総合研究大学院大学勉強法:1年間の 戦略的学習法とは?


目次

総合研究大学院大学の勉強法を知りたい。でも、何をどう勉強すればいいのか分からない。
そんな悩みを持つ方は多いと思います。

総研大は専門性が高く、対策も一筋縄ではいきません。しかし、正しい勉強法を知れば、1年で合格は十分可能です。

この記事では、合格者の実体験をもとに、総合研究大学院大学勉強法を紹介します。年間スケジュール、科目別対策、失敗を防ぐコツまでをわかりやすく解説。

「今からでも間に合う?」という不安を解消したい方は、ぜひ読み進めてください。

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総合研究大学院大学 勉強法:まずは入試情報を正しく知ろう

総合研究大学院大学に合格したいなら、最初の一歩は正確な入試情報の把握です。
いきなり勉強を始める前に、「どんな試験があるのか」「何を求められているのか」を知ることが、合格への近道になります。


総合研究大学院大学とは?

総合研究大学院大学(通称:総研大)は、全国に点在する研究機関と連携した独自の大学院です。
学部を持たず、大学院教育に特化しているのが大きな特徴です。

そのため、研究志向が強く、「入試で何を見られるか」も他の大学とは異なります。


入試の特徴と概要

次に、入試の基本情報を確認しましょう。

  • 募集時期:例年、夏期(6~7月)と冬期(1~2月)の年2回
  • 出願方法:オンライン出願が主流。指導予定教員への事前連絡が必要な専攻も
  • 試験内容:書類審査、小論文、口述試験(面接)が主
  • 英語要件:TOEFLやTOEICなどのスコア提出が必要な専攻あり

特に志望理由書と研究計画書の完成度が合否を大きく左右します。


そのうえで意識したい受験準備のポイント

ここまで入試の全体像を見てきました。
では、どうやって勉強を進めるべきか?

ここからは、受験までの1年間をどう使うか、具体的な勉強法を紹介します。


【春】まずは土台作りと情報整理から

志望理由書・研究計画書

  • まず、志望先の教員や研究テーマを徹底的に調べる
  • 次に、自分の興味分野と照らし合わせて研究テーマを仮決定
  • その後、過去の学習や研究経験を棚卸しし、計画書の初稿を書く
  • さらに、学会発表歴や論文があれば、どこに活かせるか検討する

小論文

  • まず、論理的な文章構成(序論・本論・結論)を理解する
  • 次に、過去問を読み、出題傾向を把握する
  • その後、基本的な時事問題や研究倫理などのテーマについて書いてみる
  • 最後に、他人の論文を要約し、書く力を養う

面接

  • まず、なぜ総研大を志望するのかを明文化する
  • 次に、自分の強み・弱み・研究への動機を整理する
  • その後、1分程度の自己紹介原稿を作成しておく

英語(TOEFL/TOEIC)

  • まず、現在のスコアを測定する(模試・過去問)
  • 次に、リスニング・語彙・読解など弱点を分析する
  • その後、公式教材やアプリを使って日々の勉強を開始
  • 最後に、受験可能な試験日程を調べ、早めに申し込む

【夏】アウトプット 重視の実践期へ

志望理由書・研究計画書

  • まず、志望先の教員にメールでの事前相談を行う(必要な専攻は必須)
  • 次に、研究計画書の構成を明確化し、専門用語の精度を高める
  • その後、フィードバックを受けた箇所を修正する
  • 最後に、複数の人から添削を受けてブラッシュアップする

小論文

  • まず、過去問を使って時間内に書く練習を始める
  • 次に、出題されやすい分野(科学倫理・技術と社会など)を重点的に対策
  • さらに、書いた文章を第三者に読んでもらい客観的な評価を得る
  • 最後に、頻出テーマの構成パターンをテンプレ化する

面接

  • まず、研究内容を3分以内で簡潔に説明する練習をする
  • 次に、想定される質問をリスト化し、自分なりの回答を考える
  • その後、模擬面接を実施し、フィードバックをもとに改善する
  • さらに、話すスピードや目線・声のトーンにも注意する

英語

  • まず、夏までに1回スコアを取得しておく(TOEFL/TOEIC)
  • 次に、リスニングとスピーキングの精度を高めるための練習を強化
  • その後、英語論文を読んで専門語彙力を養う
  • 最後に、英語面接に備えて口頭での説明練習も取り入れる

【秋】そのうえで  仕上げと調整の段階へ

志望理由書・研究計画書

  • まず、完成原稿を提出形式に沿って整える
  • 次に、論理の流れや数字・用語の使い方をチェックする
  • その後、誤字脱字を修正し、最終確認を行う
  • 最後に、指導教員または信頼できる先輩に見てもらう

小論文

  • まず、過去問を中心に繰り返し練習する
  • 次に、時間配分を意識し、制限時間内で書く練習を重ねる
  • さらに、文章の冒頭と結論を磨くことで印象を高める
  • 最後に、模範解答と自分の答案を比較し、改善点を洗い出す

面接

  • まず、志望動機と研究内容の要約を完璧に準備する
  • 次に、話す練習を繰り返し、暗記に頼らず自然に話せるようにする
  • その後、想定外の質問に対しても冷静に返答する練習を行う
  • 最後に、録音や動画で自分を客観的にチェックする

英語

  • まず、必要があればこの時期に2回目のスコア提出を目指す
  • 次に、日常的に英語に触れる習慣を維持する
  • その後、英語文献や講義動画で応用力を高める
  • 最後に、TOEFL/TOEICの形式に慣れる実践演習を行う

【冬】最後に仕上げと体調管理を最優先に

志望理由書・研究計画書

  • まず、提出後の口頭説明に備え、内容を暗記しておく
  • 次に、研究背景や目的をわかりやすく伝える練習をする
  • 最後に、万が一の質問にも答えられるよう補足資料を整理

小論文

  • まず、これまでの演習で苦手だったテーマを重点的に復習
  • 次に、構成パターンを瞬時に思い出せるように整理
  • 最後に、焦らず丁寧に書く意識を持つ

面接

  • まず、本番を想定したリハーサルを数回行う
  • 次に、当日の服装や持ち物を前もって準備
  • 最後に、緊張をほぐす方法(深呼吸・ルーティン)も用意しておく

英語

  • まず、新しいことは詰め込まず、これまでの復習に徹する
  • 次に、英語の短文を声に出して読み、反応速度を保つ
  • 最後に、英語面接や説明がある場合は、直前に軽く練習する程度に留める

総合研究大学院大学 勉強法:よくある質問

Q1. 総合研究大学院大学に 合格するためには、まず  何から始めるべきですか?

A. まずは「情報収集」と「自己分析」から始めましょう。

  • まず、志望専攻の募集要項や研究テーマ、試験形式を確認します。
  • 次に、過去問や出願条件(英語スコア、研究計画書の有無など)を調べましょう。
  • そのうえで、自分の学問的関心や将来やりたい研究と照らし合わせて、進路を明確にします。
  • 最後に、志望教員の論文や業績に目を通し、研究への接点を探しておくのが効果的です。

Q2. 勉強のスケジュールは どう立てるべきですか?

A. 季節ごとに目標を分け、計画的に進めるのがコツです。

  • 春(4〜6月):まずは基礎知識の整理と研究テーマの明確化
  • 夏(7〜9月):次に、アウトプット練習(小論文・英語・面接)を本格化
  • 秋(10〜12月):そのうえで、提出書類と面接準備の完成度を高める
  • 冬(1〜3月):最後に、復習と調整、健康管理に集中して仕上げます

Q3. 小論文はどのように対策すればよいですか?

A. 出題テーマと論理構成の両面から準備が必要です。

  • まず、過去問を読んで出題傾向を把握しましょう
  • 次に、序論・本論・結論の型に沿って構成練習を始めます
  • その後、週1回程度の時間制限付き模擬問題で実践力を養います
  • さらに、添削を受けることで自分では気づかないクセを改善できます

Q4. 面接ではどんな質問が されますか?

A. 志望動機・研究計画・将来の展望などが主なテーマです。

  • まず、「なぜこの専攻・指導教員を選んだのか」が聞かれることが多いです
  • 次に、「研究テーマの背景と課題設定」が深堀りされることがあります
  • そのうえで、「修了後にどうなりたいか」「社会との関わり」も問われます
  • 最後に、研究とは無関係な雑談的な質問で人柄を見られることもあります(例:「最近読んだ本は?」など)

Q5. TOEFLやTOEICのスコアが必要な専攻ではいつまでに準備すべきですか?

A. 遅くとも夏までに初回スコアを出すのが理想です。

  • まず、受験予定専攻の要件(TOEFL/TOEICの種類・必要点数)を確認します
  • 次に、試験日を逆算し、4〜6月に1回、7〜8月に再チャレンジする想定で進めます
  • そのうえで、英語の勉強は毎日コツコツ続けることが大切です
  • 最後に、提出スコアが足りない場合の予備日程も確保しておきましょう

Q6. 研究計画書はどのくらい分量と構成が必要ですか?

A. 分量はA4で1〜2枚程度、構成は「背景・目的・方法・期待される成果」が基本です。

  • まず、「背景と研究目的」を簡潔に説明します
  • 次に、「具体的な研究方法と資料・データの収集方法」を述べます
  • その後、「予想される結果と意義」を論理的に説明しましょう
  • 最後に、図や箇条書きを適度に使うと、読みやすさが向上します

Q7. 勉強とモチベーションをどちらも維持するには   どうすればいいですか?

A. 長期目標と短期目標を明確にして進めるのが有効です。

  • まず、なぜ総研大を目指すのかという「動機」を常に意識しましょう
  • 次に、月ごとの目標を立て、小さな達成を積み重ねることが大切です
  • そのうえで、SNSや日記に進捗を記録すると継続の励みになります
  • 最後に、気分転換や運動を取り入れて、心と体のバランスも保ちましょう

在学者の声|やる気を保ち続けた工夫とは?


A.Tさん(先端学術院・30代・社会人入学)

「仕事と並行しながらの受験勉強は、正直つらい時期もありました。
まずは“なぜ総研大を目指すのか”を紙に書き出して貼っておくことで、気持ちを見失わないようにしました。
次に、出願書類の内容をスマホに保存し、通勤中にも見返していました。
そのうえで、同じ目標を持つ受験仲間とSNSで励まし合うことで、孤独を感じずに勉強を続けられました。」

モチベーション維持のポイント:

  • まずは「目標を毎日目に見える形にする」
  • 次に「空き時間を使って志望動機を再確認」
  • そのうえで「同じ志を持つ人とつながる」

R.Kさん(高エネルギー加速器科学研究科・20代)

「小論文対策が本当に苦手で、何度もくじけそうになりました。
まずはとにかく“1本書くこと”を目標にして、構成は気にせず手を動かしました。
次に、合格者の体験記を読んで、“書けない時期は誰にでもある”と知り、少し肩の力が抜けました。
そのときからは、毎週決まった曜日にカフェに行って書く習慣をつけました。
最後には、小論文を書く時間が“自分の考えを整理する楽しい時間”に変わっていました。」

モチベーション維持のポイント:

  • まずは「完璧を求めずに手を動かす」
  • 次に「他人の成功体験から安心感を得る」
  • そのとき「場所と時間を固定すると習慣化しやすい」

M.Sさん(生命共生体進化学専攻・大学院進学)

「夏に受けたTOEFLの結果が散々で、本気で諦めようかと悩みました。
しかし、まずは自分の研究計画書を読み返してみたところ、“やっぱりこの研究がやりたい”という気持ちを再確認できました。
次に、過去のスコアと比較して“少しずつでも伸びている”ことに気づきました。
そのうえで、次回試験の目標点を下げ、現実的なラインに調整したのも効果的でした。
結果的に、気持ちを持ち直して再挑戦し、合格にたどり着けました。」

モチベーション維持のポイント:

  • まずは「初心(志望動機)を思い出す」
  • 次に「小さな成長を可視化する」
  • そのうえで「完璧を求めすぎず調整する」

Y.Nさん(物質構造科学専攻・文系出身)

「文系出身で理系の研究科を受けるのは不安でした。
まずは基礎的な論文を読んで“わかる部分だけ”をメモすることから始めました。
次に、週末だけはお気に入りのカフェで“自分だけの研究時間”を確保。
そのうえで、わからない部分は無理に詰め込まず、気になったことをノートに残すようにしました。
最後に気づいたのは、勉強が“義務”ではなく“楽しみ”に変わっていたということです。」

モチベーション維持のポイント:

  • まずは「できる範囲からスタート」
  • 次に「学びの時間に“特別感”を持たせる」
  • そのうえで「わからないことは成長の種として残す」

総合研究大学院大学 勉強法|まとめ

まず、総合研究大学院大学の入試を突破するためには、正確な情報収集と明確な目標設定が不可欠です。志望動機や研究計画の練り直しは、すべての勉強の基盤になります。

次に、小論文・面接・英語といった試験対策を、季節ごと・段階ごとにバランスよく進めることが合格への近道となります。特にアウトプットを意識した反復練習が、実力アップにつながります。

そのうえで、継続の鍵は“モチベーション管理”にあります。在学者の声にもあったように、自分の「研究がしたい」という気持ちを日々思い出す工夫が、最終的な合格力になります。

最後に、「総合研究大学院大学 勉強法」を確立するには、早めの準備と自分に合った学習ペースを見つけることが重要です。焦らず、しかし確実に、一歩ずつ積み重ねていきましょう。

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