京都府立大学の英語は、精読力と論理的な和訳力が合否を分ける大きな鍵となります。
本記事では、京都府立大合格を目指す受験生のために、最新の出題傾向や頻出分野、「最短で合格点を勝ち取るための勉強法」を解説します。この記事を読めば、今日から迷うことなく合格への一歩を踏み出せるはずです。
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京都府立大学 英語の出題傾向
① 出題形式
- 試験時間:90分
- 大問4題構成
- 全問記述式(マークなし)
内訳
- 第1〜第3問:読解+和訳メインの問題
- 第4問:英作文(和文英訳)
② 読解問題の特徴
● 和訳が中心
- 英文和訳が必ず出題される(最重要)
- 出題形式
- 下線部和訳
- 全文和訳
読解問題は「内容理解+和訳」ではなく「和訳が主軸」
● その他の設問
- 内容説明
- 空所補充
- 同意表現(年度による)
ただし位置づけとしては和訳を補助する問題
● 長文の構成
- 短めの英文×2
- やや長めの英文×1
● テーマ
- 論説文・エッセーが中心
- 内容は文化・社会・思想など幅広い
専門知識は不要だが論理的な英文が多い
③ 英作文(和文英訳)
- 毎年必出(第4問)
- 数文程度の和文を英語にする形式
特徴
- 直訳しにくい日本語が出る
- 自分の書ける英語で言い換える力が必要
④ 難易度・レベル
- 語彙・構文は共通テストよりやや難しめ
- ただし奇問・難問は少ない
本質
- 形式は標準的だが、要求精度が高い
⑤ 試験の特徴
- 問題量は比較的少ない
- しかし
- 和訳に時間がかかる
- 日本語の質も評価される
したがって
時間に余裕があるとは限らない
⑥ 出題傾向の本質
京都府立大学の英語は
「和訳中心の記述試験で、構文把握と正確な日本語表現が合否を分ける」
⑦ 他大学との違い
- マーク問題なし
- 文法単独問題がほぼ出ない
- 和訳の比重が非常に大きい
英語力に加えて日本語での表現力も評価される試験
まとめ
- 和訳が中心(最重要)
- 全記述式
- 英作文あり
- 問題量は少なめだが精度勝負
「速さ」ではなく「正確さ」で差がつく試験
過去問を数年分解いてみた感想
京都府立大学の英語は一言でいえばごまかしが効かない試験でしょう。
この大学の英語は内容一致問題なども出題はされますが、和訳がとても大きな比重を占めており、和訳問題が壊滅的だと合格は難しいです。
まずは形式のおさらい。英語は読解(和訳メイン)問題3題+和文英訳の英作文が基本になっており、時間は90分。問題量は同レベルの大学の英語と比べて少なめですが、精度が100%の和訳問題が多いので、時間は厳しいとみておきましょう。ここでは、大問1、2の英文和訳+大問3の読解問題と大問4の和文英訳の英作文にフォーカスして紹介したいと思います。
まずは大問1、2の英文和訳問題について。どちらも「英文を丸ごと和訳する問題」で、毎年安定して出題されています。求められる力は、「1文ごとの精読力」です。テーマとしては、論説の一部などが多く、抽象的な文章で、説明・対比・因果が多い印象にありました。
注目するところは、「短いのに難しい」点です。語数はあまりの多いとは言えませんが、1文が多く、関係詞が二重にかかっていたり、言い換え表現が多かったりと、一文の精読力を極限まで上げておかないと、高得点は難しいと感じました。実際、自分も言い換え表現に苦戦を強いられ、一つのミスから重い失点につながることがありました。
実際の問題(2019年)として、こういう文が出ます。
To see whether these abilities extended to understanding zero, researchers trained bees to identify the smaller of two numbers.
一見、単語は簡単に意味が浮かびますが、不定詞が2つあり、多義語の理解も重要になってくるので、解説をしようと思うと長くなってしまいます。よって、この大学は、「1文の中の構造と論理を全部正確に拾えるか」を問う問題が頻出になっています。
次に、英語長文問題について。語数は約200〜300語で、かなり短くまとまっています。論説文やエッセイが中心で、社会・文化・科学など幅広いテーマが扱われており、読みやすいが抽象的な問題が多い印象です。
設問の種類としては、下線部和訳、内容説明(記述)、指示語問題などが頻出でした。大問1や2とは違い、「文章全体を理解した上で処理できるか」が調べられる試験だと感じました。難しかったのは、文単体じゃなく文脈込みで訳す必要があるところです。単体で見たら意味不明な文が稀に下線部和訳などで出るので、和訳対策だけではなく、長文読解の対策も怠らずに、文脈を汲み取った和訳の練習も欠かせません。
最後に大問4の和文英訳問題について。「唯一、自分で英語を作る問題」です。出題形式としては、3〜4行の日本語を英語に訳す形で、テーマとしては、日常の気づき、人間関係などの「説明文」じゃなくて“考え・感情”系が頻出です。語彙のレベルは基礎的なものがが多いものの、難しいのは、「心が軽くなる」などの、言い換え必須のこなれた表現が頻出のところです。そのため、英語力を鍛えるというよりは、「英語で書けるように日本語を言い換えられるか」という国語力が重要になっています。
対策としては、ある程度の英語力を鍛えたうえで、国語の授業など、生活に出てくる日本語特有の表現を、小学生にもわかるように常に変換することです。小学生の弟さん、妹さんに受験対策の一環としていろいろな言葉を分かりやすく説明するのもいい対策になるでしょう。
総じて、京都府立大学の英語は構文把握能力と、日本語の変換能力が求められる試験だといえます。対策として、まずは徹底的に構文を頭に叩き込みましょう。正しい文が書けないと合否の土俵にも立てません。これをクリアしたら、片っ端から日本語を和訳してみましょう。今は翻訳機能やAIが発達してるので、参考書の問題だけじゃなくても、移動中に見た日本語を和訳してもすぐに答えが分かるはずです。それに、これらと同じくらいに大切なのが「国語力」です。国語の授業に出てきた少し難しめの抽象表現などを嚙み砕いて英語にできるレベルの文に落とし込む練習を続けることで、大問4で圧倒的なアドバンテージとなるでしょう。
分野別おすすめ参考書まとめ
① 和訳(大問1・2対策)
『基礎英文解釈の技術100』
- 英文の構造を論理的に分解する練習ができる参考書
- 難関大レベルの複雑な構文にも対応
- 京都府立大学の「一文精読・構文重視」に直結
根拠
- 構文を論理的に読む力を鍛える定番書とされている
- 複雑な英文の訳し方を体系的に練習できる
② 長文(大問3対策)
『やっておきたい英語長文300』
- 国公立レベルの基礎レベル
- 論説文中心でテーマが近い
- 内容理解+記述対応力が鍛えられる
(実際に長文対策として定番とされている)
実際の声
- 「論理構造を意識して読む練習ができた」
- 「内容説明問題への対応力が向上した」
③ 英作文(大問4対策)
『解体英語構文』
- 和文英訳に必要な構文を整理できる
- 「書ける表現」を増やせる
- 京都府立大の言い換え型英作文に対応
(構文力強化として推奨されることが多い)
京都府立大学 英語対策Q&A
Q1. 京都府立大学の英語で最も重要な力は何ですか?
A. 構文を正確に把握し、日本語として自然に表現する力です。
和訳の比重が非常に高いため、単語の意味だけでなく、文の構造を正確に捉える力が不可欠です。また、意味が取れていても不自然な日本語では減点されるため、日本語での表現力も同時に求められます。
Q2. 和訳問題で得点するために必要なことは何ですか?
A. 一文ごとの構造を崩さずに訳すことです。
主語・述語・修飾関係を明確にし、関係詞や分詞構文を曖昧にしないことが重要です。語句が多少難しくても、構造が正しければ大きな失点は防ぐことができます。
Q3. 長文問題で差がつくポイントはどこですか?
A. 論理関係と指示語を正確に理解することです。
however や therefore などの論理展開を正しく捉え、it や this が何を指しているのかを具体的に把握する必要があります。文単体ではなく、文章全体の流れを意識することが重要です。
Q4. 英作文(和文英訳)で高得点を取るにはどうすればよいですか?
A. 直訳を避け、簡潔で正確な英語に言い換えることです。
日本語をそのまま英語にするのではなく、意味を整理して自分の使える表現に置き換えることが必要です。難しい語彙よりも、文法的に正確で自然な英文を書くことが評価されます。
Q5. 効果的な対策方法は何ですか?
A. 一文単位での精読と和訳練習を継続することです。
長文を速く読む練習よりも、1文ずつ構造を確認しながら正確に訳す練習が有効です。特に関係詞や分詞構文などの頻出構文を重点的に対策することが重要です。
和訳問題
次の英文を和訳せよ。
While technology has made communication easier, it has also created situations in which people rely less on direct interaction with others.
解答
技術はコミュニケーションを容易にした一方で、人々が他者との直接的な交流にあまり頼らなくなるような状況も生み出している。
解説
- While:〜である一方で(逆接)
- has made / has created:現在完了 →「〜してきた/している」
- in which:〜のような状況で(関係詞)
- rely less on:あまり〜に頼らない
ポイントまとめ
構造(While・関係詞)と語法(rely on)を正確に取ることが最重要。
まとめ:京都府立大学の英語攻略は「和訳力」
京都府立大学の英語対策をまとめると、以下の2点が重要です。
- 精読力の強化: 複雑な構文もしっかり読み解く基礎力。
- 過去問演習: 独特の記述形式に慣れ、添削を受けること。
「傾向はわかったけれど、自分の英作文が正しいか不安…」という方は、ぜひ他の対策記事も参考にしてください。府大合格への道のりは平坦ではありませんが、正しい方向で努力を続ければ必ず道は開けます。
まずは今日、過去問を1年分手に取ることから始めましょう!
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京都府立大学編:京都府立大学勉強法を徹底解説! – 合格の道

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