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関西大学総合情報学部の英語|大問2・3の長文読解対策と解き方を徹底解説

英語対策

関西大学総合情報学部の学部独自日程で英語を受験するなら、大問Ⅱ・Ⅲの長文読解対策は欠かせません。

親記事でも解説したように、総合情報学部の英語は90分・大問3題で構成されており、そのうち大問Ⅱと大問Ⅲが長文読解です。大問Ⅱでは長文中の空所補充と本文内容の理解、大問Ⅲでは下線部の内容理解と本文全体の内容理解が出題され、単に英文を日本語に訳すだけでは対応しにくい問題構成になっています。

特に重要なのが、本文の一部分だけを見て答えるのではなく、段落や文章全体の流れを踏まえて選択肢を判断する力です。

「長文を読むのに時間がかかる」「本文は読めるのに選択肢で迷う」「大問Ⅱの空所補充で点を落としてしまう」「大問Ⅲの内容理解問題が苦手」といった悩みを抱えている受験生も多いでしょう。

そこでこの記事では、関西大学総合情報学部の大問Ⅱ・Ⅲに焦点を絞り、実際の出題形式を踏まえた長文の読み方、設問の解き方、時間の使い方、効果的な勉強法まで詳しく解説します。

総合情報学部の長文で安定して得点できるようになりたい方は、ぜひ参考にしてください。

全体像:関西大学総合情報学部の英語は難しい?学部独自日程の出題傾向と対策 – 合格の道

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① 関西大学総合情報学部の大問2・3はどんな長文?

総合情報学部の学部独自日程 英語の時間配分について詳しく知りたい方はこちら:関西大学総合情報学部の英語の時間配分は?学部独自日程のおすすめの解き方を解説 – 合格の道

総合情報学部の学部独自日程 英語の大問1対策について詳しく知りたい方はこちら:関西大学総合情報学部の英語大問1はどう対策する?出題傾向と解き方を徹底分析 – 合格の道

総合情報学部の学部独自日程 英語の語彙対策について詳しく知りたい方はこちら:関西大学総合情報学部の英語に必要な語彙力は?英単語・熟語の対策法を徹底解説 – 合格の道

関西大学総合情報学部の学部独自日程の英語では、大問Ⅱと大問Ⅲの2題が長文読解です。英語全体は90分・大問3題で構成されており、長文読解が試験の中心的な位置を占めています。親記事でも解説したように、総合情報学部の英語は「大問Ⅱ・Ⅲの長文をどれだけ正確に処理できるか」が得点を左右する重要なポイントです。

まずは、大問Ⅱ・Ⅲがどのような問題なのかを整理しておきましょう。

大問内容主に求められる力
大問Ⅱ長文中の空所補充・本文内容の理解語彙・文法・文脈把握・情報整理
大問Ⅲ長文をもとにした内容理解・質疑応答など本文の詳細な理解・論理展開の把握・情報の統合
共通点長文を読み、本文を根拠に設問へ答える正確な読解力・本文と選択肢を照合する力

総合情報学部の学部独自日程 英語の頻出分野ランキングについて詳しく知りたい方はこちら:関西大学総合情報学部の英語「頻出分野ランキング」|長文テーマの傾向を徹底分析 – 合格の道

大問Ⅱは「空所の前後」だけでは解き切れない

大問Ⅱでは、長文の中に設けられた空所に入る語句や内容を判断する問題と、本文の内容をもとに答える問題が出題されます。ここで重要なのは、空所の前後だけを読めばすべて解けるわけではないということです。

空所補充では、文法や語彙の知識だけで判断できる問題もありますが、文章全体の流れを把握しなければ判断しにくい問題もあります。そのため、「空所の直前と直後を見る」だけではなく、必要に応じて前後の文→段落全体→文章全体へと視野を広げることが重要です。

また、本文内容を問う問題でも、選択肢の表現が本文とそのまま一致するとは限りません。本文中の情報を別の表現に置き換えた選択肢もあるため、単語が一致しているかどうかではなく、本文と選択肢の内容が本当に一致しているかを確認する必要があります。

つまり、大問Ⅱでは次のような読み方が重要になります。

空所を見る → 周辺の文脈を確認する → 必要なら段落・本文全体まで戻る → 本文の内容と選択肢を照合する

この「局所的に読むだけで終わらず、必要に応じて全体へ戻る」という読み方は、総合情報学部の長文対策で特に意識したいポイントです。親記事で分析した出題傾向とも一致しています。

大問Ⅲは「文章全体の内容」を整理する力が重要

大問Ⅲも長文読解ですが、大問Ⅱとは設問の形式が少し異なります。本文中の情報を確認するだけでなく、文章の内容や論理展開を整理したうえで判断することが重要になります。

2026年度の学部独自日程では、大問Ⅱが都市農業、大問Ⅲが手書き文字に関する文章を扱っており、総合情報学部だからといって「情報」「IT」といった特定のテーマだけが出題されるわけではありません。実際の長文は社会・環境・教育・文化など幅広いテーマに及んでいるため、テーマを予想するよりも、初めて読む文章の内容を正確に整理する力を身につけるほうが重要です。

特に大問Ⅲでは、文章の一部分だけを見て答えを決めるのではなく、「この段落では何を説明しているのか」「前の段落とどうつながっているのか」「文章全体では何を伝えているのか」を意識して読む必要があります。

大問Ⅱ・Ⅲに共通するのは「本文を根拠に判断する」こと

大問Ⅱと大問Ⅲの形式には違いがありますが、共通しているのは、本文を正確に読んだうえで設問の答えを判断する必要があることです。

読み方総合情報学部の長文での重要度
英文を日本語に訳す
単語の意味を確認する
一文の構造を正確に取る
段落ごとの内容を把握する
文章全体の流れを把握する
設問の根拠を本文から探す
複数箇所の情報を組み合わせる

したがって、総合情報学部の長文対策では、単に「長文を速く読めるようになる」ことだけを目標にするのは不十分です。英文を正確に読み、段落ごとの情報を整理し、それを文章全体の流れにつなげ、最後に設問の根拠として使う力まで身につける必要があります。

関西大学の公式入試情報でも、2026年度の総合情報学部では英語を90分で実施することが確認できます。また、関西大学は2026年度の入試問題と解答例を公開しており、実際の問題を使って大問Ⅱ・Ⅲの出題形式を確認できます。

つまり、大問Ⅱ・Ⅲの長文読解で重要なのは、「英文を読めるか」だけではありません。「本文のどこに何が書かれているのか」を整理し、それを設問の答えにつなげられるかがポイントです。

次の章では、この特徴を踏まえて、大問Ⅱ・Ⅲの長文を実際にどのように読めばよいのかを、読む順番や段落の捉え方から具体的に解説します。

② 大問2・3の長文を読むときに意識したいこと

関西大学総合情報学部の大問Ⅱ・Ⅲで得点するには、英文を最初から最後まで日本語に訳していく読み方だけでは不十分です。大問Ⅱでは長文中の空所補充と本文内容の理解、大問Ⅲでは下線部の内容理解や本文全体の内容理解が問われるため、「英文の意味を取る力」と「文章の構造を把握する力」の両方が必要になります。特に重要なのが、目の前の一文だけを見るのではなく、必要に応じて前後の文や段落、文章全体まで視野を広げて読むことです。関西大学の公式講評でも、総合情報学部の問題では局所的な情報だけではなく、文章全体の論理展開や各段落の役割を捉えることが重要だと分析されています。

②-1. 一文ずつ完璧に日本語へ訳しすぎない

長文を読むとき、「英文をすべてきれいな日本語に訳してから問題を解こう」と考える受験生は少なくありません。しかし、総合情報学部の大問Ⅱ・Ⅲでは、英文を一文ずつ日本語に変換することそのものが目的ではありません。重要なのは、その英文が文章の中でどのような役割を持っているのかを理解することです。

例えば、ある段落で具体的な人物の経験が紹介されているなら、「この段落では何を説明するためにこの経験が紹介されているのか」を考えます。反対に、研究結果や具体的なデータが出てきた場合には、それが前の説明を裏付けるものなのか、新しい論点を示しているのかを確認します。

読むときに意識したいことを整理すると、次のようになります。

読み方評価理由
全文を一語ずつ日本語に訳す時間がかかり、文章全体の流れを見失いやすい
分からない単語が出るたびに止まる読解の流れが途切れる
文構造を確認しながら意味を取る正確な読解につながる
段落ごとの役割を意識する本文全体を把握しやすい
本文の論理展開を追う内容理解問題への対応力が上がる

もちろん、英文を正確に読むために一文ごとの構造を把握することは必要です。ただし、「一文を理解すること」と「文章を理解すること」は別物です。総合情報学部の長文では、この両方を意識してください。

②-2. 段落ごとに「何を説明しているのか」を考える

長文を読むときは、段落が変わるたびに「この段落では何を説明しているのか」を簡単に整理するのがおすすめです。文章を読みながら頭の中で、「背景」「具体例」「理由」「研究結果」「問題点」「結論」などと分類していきます。

2026年度の大問Ⅱでは、都市農業をテーマに、背景から具体的な人物の活動、教育、地域、環境へと話が展開しています。大問Ⅲでも、手書き文字をめぐって教育や学習、テクノロジーなど複数の観点から説明が進みます。このように、一つのテーマについて複数の情報を積み重ねていく文章では、段落ごとの役割を整理しておくことが重要です。

例えば、次のように考えます。

第1段落:テーマ・問題の提示 → 第2段落:具体的な事例 → 第3段落:その背景や理由 → 第4段落:研究・具体的な結果 → 第5段落:そこから分かること

実際の文章が必ずこの形になるわけではありませんが、このように「文章の地図」を作りながら読むと、設問に戻ったときに必要な情報を探しやすくなります。

②-3. 接続詞・指示語を見落とさない

長文を読むときに、すべての単語を同じ重要度で読む必要はありません。特に注意したいのが、接続詞と指示語です。

「however」「therefore」「for example」のような表現は、前後の文章の関係を示しています。また、「this」「that」「these」「they」などの指示語が何を指しているのかを確認することで、文章のつながりを把握しやすくなります。

表現の役割読むときのポイント
逆接前の内容と反対・対照的な内容が来る
因果原因と結果の関係を確認する
具体例直前の説明を具体化している可能性が高い
追加前の内容に新しい情報を加えている
指示語何を指しているのかを確認する

特に大問Ⅲのように、文章全体の論理展開を考える問題では、こうした表現が文章の流れを理解する手掛かりになります。「単語の意味」だけではなく、「その単語や表現が文章の中でどんな役割を果たしているか」まで見ることが大切です。

②-4. 具体例と筆者が伝えたいことを区別する

長文では、具体的な人物・出来事・研究などが紹介されることがあります。しかし、具体例そのものが文章の最終的な主張とは限りません。

例えば、「ある人物が○○を始めた」という話が出てきた場合、その人物の経歴を覚えることだけが目的ではなく、その事例を使って筆者が何を説明しようとしているのかを考える必要があります。

ここを区別できるようになると、本文全体の内容を問う問題にも対応しやすくなります。

具体例=何が起こったのか

理由・背景=なぜそれが起こったのか

意味・結果=そこから何が分かるのか

筆者の主張=結局何を伝えたいのか

という流れで整理すると分かりやすいでしょう。

これは大問Ⅱ・Ⅲの両方に共通する考え方です。2026年度の問題でも、単に本文中の単語を探すだけではなく、複数の情報をもとに内容を判断する設問が含まれています。

②-5. 「この段落は何を言っているのか」を意識する

長文を読み終わったときに、「単語の意味は分かったけれど、結局何の話だったのか分からない」という状態になってはいけません。そのため、各段落を読み終えるたびに、頭の中で一言で要約する習慣をつけましょう。

例えば、「都市農業のメリットを説明している」「学校での活動について説明している」「手書きによる学習効果を説明している」など、細かい英文をすべて覚える必要はありません。

大切なのは、その段落の役割を短く説明できる状態にすることです。

読み終わった後の状態長文対策として
各単語の意味は覚えている
一文ずつ日本語訳できる
各段落の内容を説明できる
段落同士のつながりを説明できる
文章全体の主張を説明できる

この力があると、設問で「本文によると~」「筆者が~と考える理由は何か」と問われたときにも、本文のどこを確認すればよいのか判断しやすくなります。

大問Ⅱ・Ⅲでは「局所」と「全体」を行き来する

ここまでの内容をまとめると、総合情報学部の長文を読むときに重要なのは、細かい部分を見る力と文章全体を見る力を使い分けることです。

例えば大問Ⅱの空所補充なら、まず空所の前後を確認します。しかし、それだけで判断できなければ段落全体へ戻り、さらに必要なら文章全体の流れまで確認します。一方、大問Ⅲの本文内容問題では、最初から文章全体の流れを意識しながら読み、設問が出てきたら該当箇所へ戻って細部を確認します。

つまり、次のような読み方が基本になります。

文章全体のテーマを把握 → 段落ごとの内容を整理 → 設問を確認 → 必要な箇所へ戻る → 本文全体の流れと照らし合わせて判断

この読み方を身につけることで、「本文のこの一文だけを見ると選択肢Aに見えるが、文章全体を見るとBになる」というタイプの問題にも対応しやすくなります。

関西大学の公式講評でも、総合情報学部の問題について、局所的な情報だけではなく、英文全体の論理展開・各パラグラフの役割・複数箇所に散らばった情報の統合・全体の内容把握が重要だと分析されています。したがって、長文対策では「速く読むこと」だけを目標にするのではなく、本文の情報を整理しながら正確に読む力を優先して鍛えることが重要です。

次の章では、この読み方を踏まえて、大問Ⅱの長文に出題される空所補充をどのような手順で解けばよいのかを、さらに具体的に見ていきます。

③ 大問2の長文読解|空所補充の解き方

関西大学総合情報学部の大問Ⅱでは、長文の中に設けられた空所に入る語句や表現を選ぶ空所補充と、本文の内容をもとに判断する問題が出題されます。関西大学の公式な入試問題分析でも、大問ⅡAは長文中の空所補充、大問ⅡBは本文の内容を示した文章を完成させる選択問題という構成になっており、空所補充では語彙や文法の知識だけでなく、文章の流れを読み取る力が重要だと分析されています。

③-1. 大問Ⅱの空所補充は「文法問題」と考えない

大問ⅡAの空所補充を見ると、選択肢の中には単語や熟語、接続に関わる表現など、知識があれば判断しやすいものもあります。しかし、すべての空所を文法や単語の知識だけで処理しようとするのはおすすめできません。

重要なのは、「この空所に文法的に入るものは何か」だけではなく、「この文章の流れなら何が入るのか」まで考えることです。

判断材料確認すること重要度
文法主語・動詞・品詞・語法などが合っているか
語彙選択肢の意味が文脈に合っているか
前後関係空所の前後が自然につながるか
段落その段落の内容と一致しているか
全体の流れ長文全体の展開と矛盾しないか

つまり、空所を見たら最初から本文全体を読み直すのではなく、「空所の前後→段落→本文全体」という順番で、必要に応じて確認する範囲を広げるのが基本です。親記事でも、大問ⅡAは「空所の前後→段落→本文全体」と情報を広げながら読む必要がある問題として分析しています。

③-2. まずは空所の前後を確認する

空所を見つけたら、いきなり選択肢を当てにいくのではなく、空所の前後の文を確認しましょう。ここでは、文法的に入る形と、前後の意味のつながりを確認します。

例えば、空所の直後に「this」「these」「such」などの指示表現があれば、空所にはその内容を受けられるものが必要になります。また、howeverやthereforeのような接続表現が候補にある場合は、前後が逆接なのか因果関係なのかを考える必要があります。

この段階では、まだ一つに決めきれなくても問題ありません。

① 空所の前後を読む → ② 文法的に不自然な選択肢を除外する → ③ 意味がつながらない選択肢を除外する

ここまでで候補を絞ります。

③-3. 前後だけで決められなければ「段落」に戻る

空所の前後を確認しても複数の選択肢が残る場合は、その空所が入っている段落全体を読み直します

長文では、ある一文だけを見ても判断できない情報が、段落の前半に書かれていることがあります。特に、人物の行動や出来事を時系列で説明している文章では、「その前に何が起きたのか」「その後に何が起きたのか」を把握することで、空所に入る内容を絞り込めます。

2026年度の大問Ⅱでも、都市農業をテーマに、背景から人物の活動、学校での取り組み、都市農業のメリットへと話が展開しています。そのため、文章の一部分だけではなく、その段落が長文全体の中でどのような役割を持っているのかを確認することが重要です。

③-4. 最後は「本文全体の流れ」と照らし合わせる

それでも判断できない場合は、本文全体の流れを確認します。

ここで見るべきなのは、「この選択肢を入れた場合、文章全体が自然につながるか」です。

例えば、前半である人物が問題に直面したことが説明され、その後に解決策が紹介されているのであれば、空所に入る内容もその流れに合っていなければなりません。単独で意味が通る選択肢でも、本文全体の展開と矛盾するなら正解にはなりません。

段階見る範囲主なチェックポイント
STEP1空所の前後文法・語法・意味
STEP2段落全体段落のテーマ・話の流れ
STEP3前後の段落話題の変化・因果関係・対比
STEP4本文全体文章全体の論理展開との一致

このように、最初からすべてを細かく読むのではなく、必要に応じて読む範囲を広げるのがポイントです。

③-5. 「文法的に入る」だけでは正解にならない

大問ⅡAで特に注意したいのが、文法的には入る選択肢が複数あるケースです。

例えば、空所の位置だけを見ると複数の選択肢が文法的に成立していても、本文の意味まで考えると一つに絞れることがあります。このタイプの問題では、文法知識だけで答えを決めてはいけません。

判断するときは、次の4点を確認しましょう。

① 文法的に入るか
② 空所の前後の意味につながるか
③ その段落の内容と一致するか
④ 本文全体の展開と矛盾しないか

4つすべてを満たす選択肢を選ぶことで、感覚だけに頼った回答を減らせます。

③-6. 大問ⅡAで迷ったときの選択肢の切り方

選択肢で迷ったときは、最初から「正解を探す」のではなく、明らかに違うものから消していく方法も有効です。

消去する順番チェックするポイント
文法的に入らない
空所の前後と意味が合わない
段落の内容と矛盾する
本文全体の流れと合わない
最後まで残った選択肢を再確認する

特に、選択肢に見慣れない単語が含まれているからといって、すぐに除外する必要はありません。逆に、知っている単語だからという理由だけで選ぶのも危険です。「知っている単語か」ではなく、「本文の文脈に入れたときに意味が成立するか」を基準にしてください。

③-7. 大問ⅡAの復習では「なぜその答えになるか」まで確認する

大問ⅡAの対策では、正解を確認して終わりにしないことが重要です。

間違えた問題については、次のように復習してください。

① 正解を確認する
→ ② 正解が入る理由を考える
→ ③ 自分が選んだ選択肢がなぜ違うのか確認する
→ ④ 空所の前後を読み直す
→ ⑤ 必要なら段落・本文全体まで読み直す

特に重要なのは、「自分はどの段階で判断を間違えたのか」を確認することです。

例えば、「単語の意味を知らなかった」のなら語彙の問題です。一方、「単語の意味は分かっていたのに選択肢を間違えた」のであれば、文脈や論理展開の読み取りに問題があった可能性があります。

間違い方必要な対策
選択肢の単語が分からなかった語彙力を強化
文構造が分からなかった文法・英文解釈を復習
前後の意味を取り違えた文脈把握の練習
段落の内容を理解できなかった段落単位で読む練習
本文全体の流れを間違えた長文の論理展開を意識して復習
正解の根拠は分かるが時間がかかった実戦演習で処理速度を上げる

大問ⅡAの空所補充は「知識+文脈」で解く

大問ⅡAの空所補充を攻略するうえで、単語・熟語・文法の知識はもちろん必要です。しかし、それだけでは十分ではありません。関西大学公式の入試問題分析でも、空所補充については語彙の知識が問われる問題がある一方、会話や文章の流れを読み取ることが重要だと説明されています。

したがって、総合情報学部の大問ⅡAでは、次のように考えるとよいでしょう。

「空所に入る単語を当てる」のではなく、「文章の流れから、空所に必要な意味を考えて、その条件に合う選択肢を選ぶ」

これが大問ⅡAの基本的な解き方です。

特に、空所補充で迷ったときは、空所の前後だけで無理に答えを出さないことが重要です。必要なら段落まで戻り、それでも判断できなければ本文全体の流れを確認してください。

大問ⅡAは、単純な語彙・文法問題として処理するのではなく、「語彙・文法の知識を使いながら、長文の文脈を読み取る問題」として対策することが、得点を安定させるポイントになります。

④ 大問3の長文読解|下線部と本文内容の解き方

関西大学総合情報学部の大問Ⅲは、本文の一部分を正確に理解する力と、文章全体の内容を把握する力の両方が求められる長文問題です。公式の出題分析では、ⅢAは下線部の内容に合うものを選ぶ問題、ⅢBは本文の内容を示した文章を完成させる問題と整理されています。つまり、大問Ⅲでは「一文の意味を正確に取る力」と「文章全体の流れを整理する力」を使い分ける必要があります。

④-1. 下線部問題は「その一文だけ」で判断しない

大問ⅢAで最初に意識したいのは、下線部だけを読んで答えを決めないことです。下線部の英文を正確に理解することはもちろん必要ですが、実際に何を指しているのか、なぜその表現が使われているのかを判断するには、前後の文脈まで確認しなければならない場合があります。

特に注意したいのが、指示語・代名詞・抽象的な表現です。「this」「that」「they」などが含まれている場合、その内容を本文のどこから読み取るのかを確認する必要があります。また、下線部が筆者の主張や具体例の結論に当たる場合には、直前の説明まで含めて考えることで意味が明確になります。

下線部を見るとき確認すること
単語それぞれの意味が分かるか
文構造主語・動詞・修飾関係を取れているか
指示語何を指しているか
前後の文下線部がどの内容を受けているか
段落全体下線部が段落の中でどんな役割を持つか

したがって、基本的には「下線部→前後→必要なら段落全体」という順番で確認してください。最初から文章全体を読み直す必要はありませんが、下線部だけで判断できない場合には、読む範囲を広げることが重要です。

④-2. 「下線部の意味」と「下線部から分かること」を区別する

大問ⅢAで迷いやすいのが、単純な言い換えを選ぶ問題なのか、それとも下線部から読み取れる内容を選ぶ問題なのかを区別できていないケースです。

この2つは似ていますが、解き方が異なります。

問題のタイプ主に見る場所解き方
下線部の意味・言い換え下線部+周辺英文の意味を正確に取る
下線部が指す内容前後の文章指示語や具体的内容を確認
下線部から読み取れること段落全体下線部と関連する情報を整理
筆者の意図・主張段落・本文全体文章全体の流れから判断

この区別を意識すると、「下線部を訳したのに答えが選べない」という状態を減らせます。関西大学の公式分析でも、下線部問題は単純な意味確認だけではなく、文章の流れを読み取ることが必要な問題を含んでいます。

④-3. 選択肢は「一部が合っている」だけで選ばない

長文読解で特に注意したいのが、選択肢の一部分だけが本文と一致しているケースです。

例えば本文に「Aが原因でBが起こった」と書かれているのに、選択肢では「Bが原因でAが起こった」となっていれば、AとBという単語自体は本文と一致しています。しかし、因果関係が逆なので不正解です。

同じように、次のような違いにも注意してください。

  • 主語が変わっている
  • 原因と結果が逆になっている
  • 一般的な話を特定のケースに限定している
  • 本文にはない条件が加えられている
  • 本文の一部だけを切り取っている
  • 時系列が変わっている

そのため、選択肢を見るときは「本文に似た単語があるか」ではなく、「選択肢全体が本文の内容と一致しているか」を確認してください。

④-4. 大問ⅢBは「本文のどこに書いてあるか」だけでは不十分

大問ⅢBでは、本文の内容を示した文章を完成させる問題が出題されます。ここでは、本文中の一文をそのまま探すだけではなく、文章全体の内容を整理する必要があります。関西大学の公式対策ページでも、ⅢBは本文全体の内容を把握するタイプの問題として位置づけられています。

例えば、ある選択肢が本文の第2段落と第5段落の両方に関係している場合、第2段落だけを見て判断すると誤答する可能性があります。そこで、

本文を読む → 各段落の内容を整理する → 設問を読む → 関係する箇所を探す → 本文全体と照らし合わせる

という流れで解くことが重要です。

④-5. 各段落を「一言」で整理すると本文全体を把握しやすい

大問ⅢB対策では、本文を読みながら各段落の役割を簡単に整理する方法が効果的です。

例えば、次のようなイメージです。

段落内容の整理
第1段落問題・テーマの提示
第2段落背景の説明
第3段落具体例・研究結果
第4段落別の視点からの説明
第5段落そこから分かること
最終段落筆者の主張・結論

実際の文章が必ずこの構成になるわけではありません。しかし、「この段落は何のために存在するのか」を意識するだけでも、本文全体の構造を把握しやすくなります。

2026年度の大問Ⅲでも、手書き文字をテーマに、教育・学習・テクノロジーなど複数の観点から説明が展開されています。このような文章では、各段落を独立した情報として読むのではなく、前の段落から次の段落へどう話が進んでいるのかを見ることが重要です。

④-6. 「具体例」と「筆者の主張」を分けて読む

説明文では、筆者の主張を分かりやすくするために、研究結果・人物・出来事などの具体例が使われます。

ここで具体例だけを覚えてしまうと、本文全体の内容を問われたときに対応しにくくなります。

例えば、

筆者の主張

その理由

具体例・研究

具体例から分かること

という構造になっている場合、具体例そのものよりも、**「なぜこの具体例が紹介されているのか」**を考えることが重要です。

特に本文内容問題では、「この研究結果について正しいもの」だけでなく、「この文章全体から何が分かるか」という視点が必要になります。

④-7. 大問Ⅲで迷ったら「本文の根拠」を探す

選択肢で迷った場合は、感覚で決めるのではなく、本文中に根拠があるかを確認してください。

その際、「完全に同じ文章があるか」を探す必要はありません。選択肢が本文の言い換えになっている可能性があるためです。

確認するポイントは次の通りです。

チェック項目確認すること
主語本文と同じ人物・ものについて述べているか
内容本文の説明と一致しているか
因果関係原因と結果が逆になっていないか
時系列出来事の順番が変わっていないか
範囲本文より話を広げすぎていないか
程度「一部」を「すべて」のように変えていないか

「本文に書いてあるような気がする」ではなく、「本文のどの情報からこの選択肢を判断したのか」まで説明できる状態を目指してください。

④-8. 大問Ⅲの復習では「どこまで読めばよかったか」を確認する

大問Ⅲの復習では、正解を確認するだけでなく、自分がどの範囲まで本文を読めば正解できたのかを確認することが重要です。

例えば、下線部の直前だけを読んで間違えたのであれば、「前の文まで確認する必要があった」と分かります。逆に、段落全体を読んでも判断できなかったのであれば、語彙や文構造、選択肢の比較に問題があった可能性があります。

間違えた原因復習するポイント
下線部の英文が読めなかった単語・文法・構文
指示語を間違えた前後の文脈
選択肢の一部だけ見て選んだ選択肢全体と本文の照合
段落の役割が分からなかった段落ごとの要約
本文全体の内容を誤った論理展開・文章構造
複数箇所の情報を整理できなかった本文中の関連箇所を確認

この復習を繰り返すと、単に「長文が苦手」という状態から、「自分は下線部の周辺だけを見て判断してしまう」「段落同士の関係を把握できていない」といった具体的な課題が見えてきます。

大問Ⅲは「細部」と「全体」を往復して解く

大問Ⅲを攻略するうえで最も重要なのは、細部だけを見るのでも、最初から全体だけを見るのでもないことです。

下線部問題では、まず下線部とその周辺を正確に読みます。しかし、そこで判断できなければ段落全体へ視野を広げます。本文内容問題では、文章全体の流れを意識して読み、設問を解く段階で該当箇所へ戻って細部を確認します。

つまり、

下線部・該当箇所を読む

前後の文脈を確認する

必要なら段落全体を見る

本文全体の論理と照らし合わせる

選択肢が本文と本当に一致しているか確認する

という読み方が基本になります。

関西大学の公式分析でも、大問Ⅱ・Ⅲでは詳細な理解と大意の理解の両方が求められると整理されています。さらに、長文読解では時間配分を考えながら進める必要があるとされています。したがって、大問Ⅲの対策では「全部を細かく読む」のではなく、設問に応じて必要な範囲を正確に読む力を身につけることが重要です。

大問Ⅲは、単語や英文の意味を取るだけで終わらせず、「その情報が文章全体の中でどんな役割を持っているのか」まで考えることが得点につながります。

⑤ 大問2・3で正解するための長文の読み方

関西大学総合情報学部の大問Ⅱ・Ⅲで安定して得点するには、英文をただ速く読むだけではなく、「どこに何が書かれているのか」を整理しながら読むことが重要です。大問Ⅱでは長文中の空所補充と本文内容の理解、大問Ⅲでは下線部の内容理解や本文内容の理解が中心となるため、細かい英文の意味を取る力と、文章全体の流れを把握する力の両方が必要になります。関西大学の入試対策でも、長文については詳細な理解と大意の理解の両方が重要だと整理されています。

⑤-1. 最初に「何についての文章か」をつかむ

長文を読み始めたら、最初からすべての英文を細かく分析するのではなく、まず文章全体のテーマをつかむことを意識しましょう。

例えば、2026年度の大問Ⅱでは都市農業、大問Ⅲでは手書き文字がテーマになっています。どちらも専門知識を前提とした文章ではなく、本文を読み進めることでテーマについて理解できる構成です。したがって、総合情報学部の長文対策では「次は情報系が出る」とテーマを予想するより、初めて見るテーマでも文章の論理を追える力を鍛えることが重要です。

最初の段階では、細かい内容をすべて覚える必要はありません。

「これは何について説明している文章なのか」

を一言で捉えられれば十分です。

⑤-2. 段落ごとに「役割」を考える

テーマをつかんだら、次に意識したいのが段落ごとの役割です。

長文では、一つの段落ですべてを説明するのではなく、「問題を提示する→具体例を出す→理由を説明する→研究結果を紹介する→そこから分かることを述べる」というように、複数の段落で情報を積み重ねていきます。

そのため、各段落を読み終えるたびに、頭の中で簡単に整理してください。

段落を読むとき意識すること
第1段落何がテーマなのか
第2段落どんな情報が追加されたか
第3段落具体例・理由・結果のどれか
第4段落以降前の内容とどうつながっているか
最終段落文章全体として何を伝えたいのか

ここで重要なのは、段落の内容を丸暗記することではありません。「第3段落には研究結果があった」「第4段落では別の問題が説明されていた」という程度に整理できれば十分です。

こうしておくと、設問を読んだときに「この問題は本文のどのあたりを見ればよいか」が分かりやすくなります。

⑤-3. 接続詞を使って文章の流れをつかむ

長文の論理展開を理解するうえで、接続詞は重要な手掛かりになります。

例えば、逆接を表す表現が出てきたら、「ここから前とは違う内容が来る」と考えます。理由や結果を示す表現が出てきたら、「前の内容と因果関係がある」と考えます。

関係読むときの意識
逆接前の内容と反対・対照的な内容が来る
因果原因と結果を確認する
具体例直前の説明を具体化している
追加前の内容に情報を加えている
結論ここまでの内容をまとめている

ただし、接続詞を見つけたからといって、その単語だけを機械的にチェックすればよいわけではありません。前後の内容が実際にどのようにつながっているのかを見ることが重要です。

⑤-4. 「誰が・何を・なぜ」を意識する

長文で情報が多くなると、人物や出来事の関係が分からなくなってしまうことがあります。

そのようなときは、英文を読む際に次の3点を意識すると整理しやすくなります。

誰が?

何をした?

なぜ?

さらに必要であれば、

その結果どうなった?

まで確認します。

例えば、2026年度の大問Ⅱでは、人物の活動が紹介された後、その活動が教育や地域、環境とどのように関係するのかが説明されています。このような文章では、人物の行動だけを追うのではなく、「その行動がなぜ紹介されているのか」まで考えることが重要です。

⑤-5. 具体例が出てきたら「何のため?」と考える

長文では、人物・研究・データ・出来事などの具体例が頻繁に登場します。

ここで大切なのは、具体例の細かい情報をすべて覚えることではありません。

「筆者はなぜこの具体例をここで紹介したのか?」

と考えてください。

例えば、

主張

理由

具体例

具体例による裏付け

という流れなら、具体例は筆者の主張を支えるために使われています。

この関係が分かっていれば、本文内容問題で具体例について問われたときも、その情報が文章全体の中でどんな意味を持つのか判断しやすくなります。

⑤-6. 設問を解くときは「本文の根拠」に戻る

長文問題では、選択肢を読んで「これっぽい」と感覚で選ばないことが重要です。

正解を決めるときは、「この選択肢は本文のどこを根拠にしているのか」を確認してください。

特に注意したいのが、本文と同じ単語が入っている選択肢です。

本文と同じ単語が使われていても、

  • 主語が違う
  • 原因と結果が逆
  • 時系列が違う
  • 本文にない条件が追加されている
  • 本文では一部の話なのに、選択肢では全体の話になっている

といった場合は誤りになる可能性があります。

したがって、選択肢を見るときは、単語の一致ではなく内容の一致を確認しましょう。

⑤-7. 「本文のどこに答えがあるか」を覚えておく

長文を読みながら、すべての内容を記憶する必要はありません。

むしろ、

「この段落では人物の経歴」
「ここでは具体例」
「ここでは研究結果」
「ここではメリット」

というように、情報の場所を把握しておくことが重要です。

これができれば、設問を解く際に必要な箇所へ戻りやすくなります。

例えば、次のようなイメージです。

本文の位置覚えておきたい情報
前半テーマ・背景
中盤①人物・具体例
中盤②理由・研究結果
後半結果・メリット・問題点
最後結論・筆者の主張

もちろん、実際の文章が必ずこの構成になるわけではありません。重要なのは、文章のどこにどんな情報があったのかを大まかに把握しておくことです。

⑤-8. 大問Ⅱは「必要なところまで戻る」

大問Ⅱの空所補充では、最初から本文全体を何度も読み直す必要はありません。

基本的には、

空所を見る

前後の文を確認

段落全体を確認

必要なら前後の段落を見る

それでも判断できなければ本文全体の流れを確認

という順番で考えます。

これは、読む範囲を必要以上に広げないための方法でもあります。

空所の前後だけで答えられる問題まで本文全体を読み直してしまうと、時間を消費してしまいます。一方、前後だけでは判断できない問題を無理に決めるのも危険です。

つまり、

「必要なときだけ読む範囲を広げる」

という考え方が大切です。

⑤-9. 大問Ⅲは「細部→全体→細部」で確認する

大問Ⅲでは、下線部問題と本文内容問題があるため、細部と全体を行き来する読み方が特に重要です。

まず下線部や設問に関係する部分を正確に読みます。それだけで判断できなければ前後の文へ広げます。それでも難しければ段落全体、さらに必要なら本文全体を確認します。

逆に、本文全体の内容を問う問題では、文章全体の流れを把握したうえで、選択肢に関係する具体的な箇所へ戻ります。

つまり、

大問Ⅱ:空所周辺 → 段落 → 全体
大問Ⅲ:下線部・該当箇所 → 段落 → 全体

という基本を持っておくと、読みすぎ・戻りすぎを防ぎやすくなります。

⑤-10. 長文を読むときに「全部理解しよう」としない

ここは非常に重要です。

長文問題で「すべての英文を100%理解してから問題を解こう」とすると、時間が足りなくなる可能性があります。

もちろん、英文を正確に読む力は必要です。しかし、試験では設問に答えるために必要な情報を正確に処理することが目的です。

そのため、

読む対象意識
重要な主張正確に理解する
因果関係正確に理解する
具体例何のための例かを把握する
細かい固有名詞必要以上に暗記しない
一度しか出てこない細部設問に関係するときに確認する

というように、情報の重要度を意識してください。

「全部を覚える」のではなく、「文章の構造を理解し、必要な情報を後から取り出せる状態」にすることが理想です。

⑤-11. 本番では「読む→解く→戻る」を繰り返す

大問Ⅱ・Ⅲでは、本文を最後まで読んでからすべての問題を解く方法もありますが、設問の種類によっては、問題を確認しながら本文の必要な箇所へ戻るほうが効率的な場合があります。

特に本文の一部分に対応する問題なら、該当箇所を確認して判断できます。

ただし、設問を見るたびに本文を最初から読み直すのは非効率です。

基本は、

本文を読む
→ 内容を整理する
→ 設問を読む
→ 根拠のある箇所へ戻る
→ 選択肢を比較する
→ 次へ進む

という流れです。

⑤-12. 最終的には「本文を説明できる状態」を目指す

長文読解の力が本当に身についているかを確認するには、問題の正解率だけを見るのでは不十分です。

長文を読み終えたあとに、

「この文章は何について書かれている?」
「各段落では何を説明している?」
「筆者が最も伝えたいことは?」

と聞かれて、自分の言葉で簡単に説明できるかを確認してみてください。

例えば、

「都市農業について、ある人物の活動を例にしながら、教育や地域、環境へのメリットを説明している文章」

というように説明できれば、本文の構造をかなり把握できています。

逆に、「単語は分かったけれど何の話だったか説明できない」という場合は、単語の意味を追うだけになっている可能性があります。

大問Ⅱ・Ⅲの長文を読む基本手順

ここまでを実際の試験で使える形にまとめると、次のようになります。

STEPやることポイント
テーマをつかむ何についての文章か確認
段落を読む各段落の役割を整理
論理展開を追う原因・結果・対比・具体例を確認
設問を読む何を聞かれているか確認
根拠を探す本文の該当箇所へ戻る
選択肢を比較する本文との内容一致を確認
最終確認本文全体と矛盾しないか確認

この流れを身につけておけば、テーマが都市農業でも手書き文字でも、未知の内容に対応しやすくなります。

関西大学の2026年度入試分析では、形式自体は従来の傾向をおおむね踏襲しており、大問Ⅱ・Ⅲはいずれも長文総合問題でした。したがって、過去問演習では単に正解・不正解を見るのではなく、「どの段階で本文の読み方を間違えたのか」まで分析することが重要です。

⑤のまとめ

関西大学総合情報学部の大問Ⅱ・Ⅲで必要なのは、単純な速読力ではありません。文章全体のテーマをつかみ、段落ごとの役割を整理し、設問に応じて必要な箇所へ戻り、本文を根拠として選択肢を判断する力です。

特に意識したいのは、「局所」と「全体」を行き来することです。空所や下線部の周辺だけで判断できる問題はその範囲で処理し、判断できない場合には段落や本文全体まで視野を広げます。逆に、本文全体の内容を問われた場合は、全体の流れを把握したうえで具体的な根拠へ戻ります。

この読み方を普段の長文演習から意識しておけば、総合情報学部の過去問でも、単に「長文を読んで答える」のではなく、「本文のどこを、なぜ読んで、その答えを選んだのか」まで説明できる読解に変わっていきます。

⑥ 関西大学総合情報学部・学部独自日程の長文対策におすすめの勉強法

関西大学総合情報学部の学部独自日程で大問Ⅱ・Ⅲの長文読解を安定して得点するには、いきなり過去問を大量に解くよりも、「単語・熟語→英文の構造把握→長文読解→総合情報学部の過去問」という順番で段階的に対策することが重要です。学部独自日程の英語は90分で大問3題という構成で、特にⅡ・Ⅲでは長文を読んだうえで空所補充や内容理解、下線部の内容理解などに対応する必要があります。したがって、単純な語彙力だけでなく、英文を正確に読み、文章全体の論理を整理する力まで鍛える必要があります。

⑥-1. まずは英単語・熟語を固める

長文対策を始めるときに最初に確認したいのが、本文を読むための語彙力が十分にあるかです。

大問Ⅱ・Ⅲでは、本文中に知らない単語がいくつか出てきても、前後の文脈から意味を推測できる場合があります。しかし、知らない単語が多すぎると、文章の論理展開を追うこと自体が難しくなります。

特に長文読解では、「単語の意味が分からない→文の意味が分からない→段落の内容が分からない」という状態になりやすいため、まずは基本的な語彙を安定させておくことが重要です。

語彙対策目標
英単語見た瞬間に意味が出てくる単語を増やす
熟語前置詞などを含めたまとまりで覚える
多義語長文で使われる代表的な意味を確認する
派生語名詞・動詞・形容詞などの関係を理解する
復習一度覚えた単語も定期的に確認する

ただし、長文対策だからといって、単語帳だけを延々と続ける必要はありません。一定の語彙力を身につけたら、実際の英文の中でその単語がどう使われるのかを確認する段階へ進むことが大切です。

⑥-2. 英文解釈で「文の構造」を取れるようにする

単語の意味が分かっていても、英文を正確に読めないことがあります。

その原因の一つが、英文の構造を把握できていないことです。

例えば、長い主語に複数の修飾語が付いていたり、関係詞節や分詞構文が含まれていたりすると、単語を一つずつ日本語にしても意味が分かりにくくなります。

そこで、長文演習の前に、

  • 主語はどこか
  • 動詞はどれか
  • 目的語は何か
  • どこまでが修飾部分か
  • 代名詞が何を指しているか
  • 接続詞によってどのような関係が生まれているか

を確認する練習をしておきましょう。

苦手な状態必要な対策
単語は分かるが文の意味が取れない文構造を確認する
主語と動詞が分からなくなる主要文を見つける練習
長い文になると読めない修飾関係を整理する
指示語が何を指すか分からない前後の文脈を確認する
接続詞以降の意味が分からなくなる文と文の関係を確認する

総合情報学部の大問Ⅱ・Ⅲでは、本文の細部を正確に理解する問題もあるため、「なんとなく意味が分かる」状態から「英文の構造まで説明できる」状態へ引き上げることが重要です。

⑥-3. 長文演習では「正解率」だけを見ない

ある程度の単語・文法・英文解釈が身についたら、長文演習へ進みます。

ここで注意したいのが、問題を解いて正解数だけを確認して終わらないことです。

例えば10問中8問正解したとしても、

「2問は単語が分からなかった」
「1問は本文の内容を読み違えた」
「時間が足りなくて最後は勘で答えた」

のであれば、単純に「8割取れた」と考えるべきではありません。

長文演習では、次のように原因まで分析してください。

結果確認すること
正解なぜ正解できたのか
誤答どこで判断を間違えたのか
未知語語彙不足だったのか
文構造のミス文法・英文解釈の問題か
内容理解のミス段落・論理展開の問題か
時間不足読む速度・解く順番の問題か

「何点取ったか」より「なぜその点数になったか」を見ることが、長文読解力を伸ばすうえで重要です。

⑥-4. 長文を解いた後は「段落ごと」に復習する

長文の復習では、最初から全文をもう一度日本語訳する必要はありません。

まずは、各段落について、

「この段落では何を説明していたか?」

を確認してください。

例えば、

段落復習時の確認
第1段落テーマ・問題提起
第2段落背景・原因
第3段落具体例
第4段落研究結果・説明
第5段落結果・意味
最終段落結論・主張

というように整理します。

もちろん、実際の長文がこの構成になるとは限りません。大切なのは、各段落が文章全体の中でどのような役割を持っていたのかを確認することです。

これは総合情報学部のⅡ・Ⅲ対策と特に相性がよい方法です。公式分析でも、これらの長文では詳細な理解だけでなく、文章全体の論理展開や各パラグラフの役割を捉えることが重要だとされています。

⑥-5. 間違えた問題は「答え」ではなく「根拠」を復習する

長文問題の復習で最も避けたいのが、解答を見て、

「なるほど、答えは③だったのか」

だけで終わることです。

重要なのは、

「なぜ③になるのか?」

まで確認することです。

例えば大問Ⅱの空所補充なら、

空所の前後にどんな意味が必要だったのか
→ その段落では何が説明されていたのか
→ 他の選択肢ではなぜ成立しないのか

まで確認します。

大問Ⅲの内容理解なら、

選択肢のどの部分が本文と一致しているのか
→ 本文のどこが根拠なのか
→ 他の選択肢にはどんなズレがあるのか

を確認します。

この復習を繰り返すことで、次に似た問題が出たときにも同じ考え方を使えるようになります。

⑥-6. 「選択肢の間違い方」を分析する

長文問題では、正解の根拠だけでなく、なぜ他の選択肢が不正解なのかを見ることも重要です。

特に注意したいのは、次のような選択肢です。

選択肢のパターン注意点
本文と同じ単語がある単語が同じでも内容が一致するとは限らない
本文の一部だけと一致する全体として正しいか確認する
主語が変わっている誰について述べているか確認する
原因と結果が逆因果関係を確認する
本文より範囲が広い「すべて」「必ず」などに注意
本文にない情報が追加されている根拠があるか確認する

こうした「誤答のパターン」を覚えておくと、選択肢を比較する速度も上がっていきます。

⑥-7. 総合情報学部の過去問は「最後の仕上げ」に使う

基礎ができてきたら、いよいよ総合情報学部・学部独自日程の過去問に取り組みます。

ここで重要なのは、過去問を単なる「実力チェック」として使わないことです。

過去問から、

  • 大問Ⅱ・Ⅲの文章量
  • 設問の形式
  • 空所補充の考え方
  • 本文内容問題の聞かれ方
  • 下線部問題の特徴
  • 自分が時間を使う場所

などを確認します。

特に最初の過去問では、点数だけで一喜一憂する必要はありません。

「総合情報学部の問題では、どんな読み方をすればよいのか」

を学ぶために使ってください。

⑥-8. 過去問演習では「90分」という条件も意識する

総合情報学部・学部独自日程の英語は90分です。したがって、最終的には時間内に問題を処理する力まで仕上げる必要があります。

長文だけを解く練習では、「時間をかければ正解できる」という状態になりがちです。

しかし本番では、大問Ⅰにも時間を使ったうえでⅡ・Ⅲに取り組む必要があります。

合格の道の記事でも、長文にまとまった時間を確保する考え方として、大問Ⅰを15~18分程度、大問Ⅱを25~30分程度、大問Ⅲを30~35分程度という一例を紹介しています。これは固定の正解時間ではありませんが、長文に十分な時間を残すという考え方は参考になります。

そのため、過去問演習では、

① 時間を測らずに解く
→ ② 時間を測って解く
→ ③ 90分通しで解く

というように段階を踏むと、自分の課題を把握しやすくなります。

⑥-9. 時間を測ったら「どこで時間を使ったか」まで記録する

90分で解いてみたら、単に「90分で何点だったか」だけを見るのではなく、どの大問に何分使ったのかを記録してください。

例えば、

大問所要時間振り返り
20分少し時間を使いすぎた
27分おおむね予定通り
36分最後に急いだ
見直し7分余裕あり

というように記録します。

これを複数回行うと、自分の傾向が分かってきます。

「大問Ⅰに時間を使いすぎる」
「大問Ⅱの空所補充で迷いすぎる」
「大問Ⅲの本文内容問題で戻りすぎる」

など、具体的な問題点が見えてきます。

⑥-10. 長文が苦手なら「長文をたくさん読む」だけでは不十分

長文が苦手な受験生ほど、「とにかく長文をたくさん解こう」と考えがちです。

しかし、長文を読んでいて毎回、

単語が分からない
→ 文構造が分からない
→ 内容が分からない
→ 勘で選ぶ
→ 答え合わせ
→ 次の長文へ

という流れになっているなら、問題数を増やしても大きく改善しにくい場合があります。

その場合は、原因に合わせて勉強を戻してください。

症状戻るべき勉強
単語が分からない英単語・熟語
文構造が分からない文法・英文解釈
段落の内容が分からない長文精読
選択肢で迷う内容一致問題の復習
時間が足りない時間制限付き演習
全体の話が分からなくなる段落ごとの要約

つまり、長文の点数が低い=長文だけを解けばよい、とは限りません。

自分の失点原因を見つけて、必要な部分まで戻ることが重要です。

⑥-11. 仕上げでは「初見の説明文」に対応する

総合情報学部の長文対策では、過去問に出たテーマを暗記することを目標にしてはいけません。

2026年度の学部独自日程でも、大問Ⅱは都市農業、大問Ⅲは手書き文字という異なるテーマでした。つまり、特定のジャンルだけを重点的に覚えておけば対応できる試験ではありません。

そこで、仕上げの段階では、

  • 社会
  • 教育
  • 環境
  • 科学
  • テクノロジー
  • 文化
  • 人間・心理

など、さまざまなテーマの説明文に触れておきましょう。

ただし、「これらのテーマについての知識を覚える」という意味ではありません。

重要なのは、知らないテーマでも英文そのものから情報を取り出せるようにすることです。

⑥-12. 最終的には「長文を読む力」と「問題を解く力」を分けて考える

総合情報学部の長文対策では、次の2つを分けて考えると勉強しやすくなります。

内容
読む力単語・文法・構文・段落・論理展開を理解する
解く力設問の要求を把握し、本文から根拠を探して選択肢を判断する

例えば、本文を正確に読めても、選択肢の比較が苦手なら得点できません。

逆に、問題の解き方を知っていても、本文を正確に読めなければ根拠を見つけられません。

そのため、普段の勉強では、

英文を正確に読む練習

設問を正確に処理する練習

の両方を行うことが重要です。

総合情報学部・学部独自日程の長文対策をまとめると

ここまでの対策を一つの流れにまとめると、次のようになります。

段階やること身につけたい力
STEP1英単語・熟語語彙力
STEP2文法・英文解釈文構造を取る力
STEP3一般的な長文演習段落・論理展開を読む力
STEP4長文の復習誤答原因を分析する力
STEP5総合情報学部の過去問独自形式への対応力
STEP690分演習本番の処理速度
STEP7複数年度の過去問初見問題への対応力

特に重要なのは、STEP3からSTEP5へ急ぎすぎないことです。

単語や英文解釈が不十分なまま過去問を解き続けても、「長文が難しい」という感想だけが残ってしまう可能性があります。

一方で、基礎だけを続けて過去問に入らないのも効率的ではありません。ある程度読めるようになった段階で学部独自日程の過去問に入り、実際の問題で自分の弱点を発見し、その弱点を基礎学習に戻って補強するというサイクルを作ることが重要です。

⑥のまとめ

関西大学総合情報学部・学部独自日程の大問Ⅱ・Ⅲを攻略するには、長文をただ大量に読むだけでは不十分です。

まず英単語・熟語を固め、英文の構造を正確に取れるようにします。そのうえで一般的な説明文を使って、段落ごとの内容・接続関係・具体例と主張の関係を整理する練習を行います。さらに総合情報学部の過去問へ進み、空所補充・下線部・本文内容問題をどのように処理するのかを身につけます。

そして最後は90分という本番の条件で演習し、「読めるけれど時間が足りない」「時間は足りるけれど内容を読み違える」など、自分の課題を具体的に分析して修正することが重要です。

総合情報学部の長文は、毎年同じテーマが出ることを期待して対策するより、どんなテーマが出ても、本文から必要な情報を取り出して論理的に判断できる読解力を身につけることを優先してください。2026年度の学部独自日程でも、都市農業と手書き文字という異なるテーマが出題されているため、この考え方が特に重要になります。

⑧ 大問2・3で失点しやすいポイントと対策

関西大学総合情報学部・学部独自日程の大問Ⅱ・Ⅲで得点を安定させるには、英文を速く読むだけでは不十分です。2026年度の出題を見ると、本文の一部分だけを読んで答えるのではなく、段落の内容や文章全体の論理展開を踏まえて判断する力が必要になります。特に大問Ⅱでは、空所の前後だけではなく本文全体の流れを確認する必要があり、大問Ⅲでは各パラグラフの役割や、本文中の複数箇所にある情報を組み合わせて判断する問題があります。したがって、長文対策では「どれだけ読んだか」だけでなく、「どのような読み方をすると失点するのか」を把握しておくことが重要です。

本文の一部分だけを見て判断しない

大問Ⅱ・Ⅲで特に注意したいのが、設問の近くにある英文だけを見て答えてしまうことです。例えば空所補充では、空所の前後だけを見ると複数の選択肢が入りそうでも、その段落や本文全体まで読むと一つに絞れる場合があります。また、内容理解問題でも、本文中に選択肢と同じ単語があるからといって、それだけで正解とは限りません。

よくある失敗なぜ間違えるのか対策
空所の前後だけで選ぶ本文全体の流れを見ていない段落・本文全体まで確認する
本文と同じ単語の選択肢を選ぶ主語・因果関係・範囲などが違う単語ではなく内容を比較する
一般常識で答える本文と自分の知識を混同する本文中の根拠を優先する
指示語を曖昧にする前後の論理関係が分からなくなる「何を指すのか」を確認する
接続詞を無視する対比・因果などが見えなくなる文と文の関係を意識する
具体例だけ覚える文章全体の主張を見失う「この例は何を説明しているか」を考える

特に注意したいのが、「本文に書いてあること」と「本文から自分が勝手に推測したこと」を分けることです。例えば本文に「AはBに役立つ可能性がある」と書かれているのに、選択肢が「Aは必ずBに役立つ」となっていれば、内容は同じではありません。「可能性がある」と「必ず」では意味の強さが大きく違うためです。内容一致問題では、選択肢の単語だけを見るのではなく、主語・動作・因果関係・条件・範囲まで本文と一致しているかを確認してください。

また、大問Ⅲの下線部問題も、下線部だけを日本語に訳せば終わりではありません。下線部そのものの意味を聞いているのか、下線部から読み取れる内容を聞いているのかによって必要な読み方が変わります。単純な言い換えなら下線部周辺を中心に確認し、筆者の意図や本文から読み取れる内容を問われている場合は、段落や本文全体まで視野を広げる必要があります。

「段落」と「文章全体」の両方を見る

長文を読むときは、一文ずつ日本語に変換するだけではなく、各段落が文章全体の中でどんな役割を持っているのかを意識してください。例えば、「問題提起→背景→具体例→研究結果→結論」という流れなら、それぞれの段落が何を説明するために置かれているのかを把握します。細かい内容をすべて暗記する必要はありません。「この段落は背景を説明している」「ここは具体例」「ここから筆者の主張につながる」という程度に整理できれば十分です。

これは2026年度の大問Ⅱ・Ⅲを考えるうえでも重要です。大問Ⅱでは都市農業を題材に、個人の経験から教育、地域、環境などへ話が広がっています。大問Ⅲでは手書き文字を題材に、教育や学習、テクノロジー、人間の経験などへ論点が広がっています。つまり、一つのテーマを一方向から説明するのではなく、具体的な話から別の論点へ展開していく説明文になっています。

そのため、読みながら次のように情報を整理すると効果的です。

読む場所確認すること
一文主語・動詞・修飾関係
段落何を説明しているか
段落同士どのようにつながっているか
文章全体筆者が最終的に何を伝えたいか
設問どの情報が必要なのか
選択肢本文とどこまで一致しているか

そして、「局所」と「全体」を行き来する読み方を身につけることが大切です。設問を解くときは該当箇所を確認し、そこで判断できなければ段落へ戻り、それでも分からなければ本文全体の流れを確認します。最初からすべてを細かく覚えようとする必要はありません。

失点を減らすために意識したいこと

大問Ⅱ・Ⅲの対策では、速読だけを目標にするのもおすすめできません。2026年度の問題では、本文中の複数箇所にある情報を組み合わせたり、文章全体の論理展開を把握したりする必要があるため、「速く読むこと」より「正確に読んで、必要な情報を取り出すこと」を優先してください。

また、分からない単語が出てきたときに毎回止まる必要もありません。重要なのは、その単語が本文の理解にどれほど影響するかを判断することです。内容を読み進めるうえで大きな問題にならない単語なら、前後の文脈から推測しながら読み進めても構いません。一方、設問の根拠になっている単語や文章全体の意味を左右する語であれば、復習時にしっかり確認しましょう。

さらに、本番では一つの問題に時間をかけすぎないことも重要です。総合情報学部の英語は90分なので、長文を丁寧に読みすぎて最後まで解き切れなくなるのは避けたいところです。過去問では、正答率だけでなく「大問Ⅱに何分かかったか」「大問Ⅲに何分かかったか」「どこで時間を使ったか」まで記録しておくと、自分の弱点を把握しやすくなります。

最後に、過去問で間違えた問題は、答えを覚えるだけで終わらせないでください。「なぜこの選択肢を選んだのか」「正解の根拠は本文のどこにあるのか」「他の選択肢は本文とどこが違うのか」まで確認することで、同じタイプの問題に対応できるようになります。

⑧のまとめ

関西大学総合情報学部・学部独自日程の大問Ⅱ・Ⅲでは、本文の一部分だけを見て判断せず、段落と文章全体の両方を確認することが重要です。特に、「本文と同じ単語があるから正解」「一般常識から考えて正解」といった判断は避け、必ず本文の根拠を確認してください。

長文対策では、①英文を正確に読む、②段落の役割をつかむ、③文章全体の流れを把握する、④設問に必要な情報を本文から探す、⑤選択肢と本文を照らし合わせるという流れを意識しましょう。

2026年度の大問Ⅱ・Ⅲでも、都市農業と手書き文字という異なるテーマが扱われているため、特定のテーマを暗記するより、どのようなテーマでも本文から情報を取り出して判断できる読解力を鍛えることが大切です。

まとめ|関西大学総合情報学部の大問2・3で得点するために

関西大学総合情報学部・学部独自日程の英語で大問Ⅱ・Ⅲの長文読解を得点源にするには、単純に長文をたくさん読むだけでは不十分です。2026年度の問題を見ると、大問Ⅱ・Ⅲでは、本文の一部分だけを読んで判断するのではなく、段落の内容や文章全体の流れを把握し、複数の情報を組み合わせて答える力が重要になります。テーマも都市農業や手書き文字など幅があるため、「この分野の英文が出る」と決めつけるのではなく、初めて読むテーマでも本文から必要な情報を取り出せる読解力を身につけることが重要です。

大問Ⅱ・Ⅲの対策で特に意識したいポイントをまとめると、次のようになります。

対策ポイント意識すること
英単語長文を読むための基本語彙を固める
英文解釈一文の構造を正確に把握する
段落理解各段落が何を説明しているかを考える
論理展開逆接・因果・具体例などのつながりを見る
選択肢本文と単語が一致するだけで判断しない
根拠確認正解の根拠を本文から探す
全体把握一部分だけでなく文章全体を見る
時間配分90分の試験時間を意識して演習する
復習間違えた原因まで確認する

特に重要なのが、「答えの根拠を本文から探す」という習慣です。大問Ⅱ・Ⅲで間違えたときは、単に正解を覚えるのではなく、「なぜこの選択肢が正しいのか」「他の選択肢は本文のどこが違うのか」を確認してください。これを繰り返すことで、本文と選択肢を照らし合わせる力が身につき、初見の長文でも判断しやすくなります。

また、長文を読む際には、「一文→段落→文章全体」という3つの視点を持つことが大切です。一文では英文の構造を正確に取り、段落では要点を把握し、文章全体では筆者が何を伝えようとしているのかを確認します。設問を解いていて該当箇所だけでは判断できない場合は、段落や本文全体に戻って確認するようにしてください。

そして、過去問演習では正答率だけを見ないことも重要です。「何問正解したか」に加えて、「何分かかったか」「どの問題で迷ったか」「なぜ間違えたか」まで確認しましょう。特に、正解できた問題でも根拠を説明できなかったものは、復習対象にしてください。

最終的に目指したいのは、「英文を読める」だけではなく、「本文の構造を理解し、設問の根拠を見つけ、時間内に答えを出せる」状態です。大問Ⅱ・Ⅲはテーマが変わっても、本文を正確に読み、情報を整理して判断するという基本は変わりません。単語・文法・英文解釈という基礎を固めたうえで長文演習を重ね、さらに過去問で総合情報学部・学部独自日程の形式に慣れていけば、大問Ⅱ・Ⅲを安定した得点源にしていくことができます。

「長文を何題解いたか」よりも、「1題から何を身につけたか」を意識して勉強すること。これが、関西大学総合情報学部の大問Ⅱ・Ⅲで得点を伸ばすための最も重要なポイントです。

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