関西大学「全学部日程1」の英語で安定して得点するには、英文を正確に読む力だけでなく、文章を止まらず読み進めるための語彙力が欠かせません。
全学部日程1の英語は、90分で大問3題を解く構成で、会話文・文整序に加えて長文読解が2題出題されます。特に長文読解の比重が大きいため、単語の意味を知らない箇所が増えるほど、読解に時間がかかり、設問の処理にも影響します。
では、関西大学の全学部日程1に合格するためには、どの程度の英単語・熟語を覚えておけばよいのでしょうか。「関西大学だから難しい単語まで大量に覚えなければならない」と考えて、必要以上に難単語へ時間を使うのも効率的ではありません。
重要なのは、単語帳に載っている単語数を増やすことだけではありません。基本~標準レベルの語彙を確実に定着させ、長文の中で見た瞬間に意味を判断できる状態にすることが重要です。
この記事では、関西大学「全学部日程1」の出題傾向を踏まえ、必要な英単語・熟語のレベル、長文読解で求められる語彙力、優先して覚えたい語彙、効率的な勉強法まで詳しく解説します。
「どこまで単語を覚えればよいのか分からない」「難単語まで覚えるべきか迷っている」という方は、ぜひ参考にしてください。
全体像:関西大学「全学部日程1」の英語対策|出題傾向・時間配分・対策法を徹底解説 – 合格の道
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1.関西大学「全学部日程1」の英語で語彙力が重要な理由
全学部日程1の英語の時間配分について詳しく知りたい方はこちら:関西大学全学部日程1の英語は時間配分が重要!90分を使い切るおすすめの解き方と対策 – 合格の道
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全学部日程1の大問2対策について詳しく知りたい方はこちら:関西大学「全学部日程1」英語の長文対策|大問Ⅱ・Ⅲの解き方と勉強法 – 合格の道
関西大学「全学部日程1」の英語で得点を安定させるためには、英単語・熟語を中心とした語彙力を早い段階で固めておくことが重要です。 ただし、ここでいう語彙力は「単語を何語覚えたか」という単純な話ではありません。全学部日程1の出題構成を見ると、語彙力は長文の読解速度や本文理解、さらには大問Ⅰの会話文・文整序まで幅広く関係してきます。まず、2026年度の全学部日程1の英語を整理すると、次のような構成になっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間 | 90分 |
| 大問数 | 3題 |
| 大問Ⅰ | 会話文+文整序 |
| 大問Ⅱ | 長文読解 |
| 大問Ⅲ | 長文読解 |
| 長文読解の設問数 | 39問 |
| 長文読解の配点 | 156点/200点 |
| 特に重要な力 | 語彙力・読解力・処理速度・文章の流れを捉える力 |
2026年度は、大問Ⅰが会話文と文整序、大問Ⅱ・Ⅲが長文読解という構成でした。さらに、長文2題だけで39問・156点となっており、英語全体200点のうち78%を長文読解が占めています。 この構成を考えると、全学部日程1では「単語問題に正解するための語彙力」よりも、長い英文を読み、その内容を理解しながら設問を処理するための語彙力を優先して考える必要があります。
語彙力が不足すると、長文の「理解」と「時間」の両方で不利になる
全学部日程1で語彙力が重要になる最大の理由は、長文読解の比重が非常に大きいことです。大問Ⅱ・Ⅲでは、本文を読みながら空所補充や内容一致文完成、質疑応答などの設問を処理します。そのため、単語の意味が分からない箇所が増えるほど、単純に「知らない単語がある」という問題だけでは済みません。1つの単語が分からないことで文の意味が曖昧になり、その文の内容が分からなければ段落の流れもつかみにくくなります。さらに、段落の内容を正確に把握できなければ、設問の選択肢を判断するときにも本文へ戻る回数が増えます。
つまり、語彙不足は「本文が読めない」→「何度も読み返す」→「時間を使う」→「後半の設問に使える時間が減る」という形で連鎖します。反対に、基本的な語彙が十分に定着していれば、単語そのものに時間を取られず、文の構造や段落のつながり、設問の根拠といった本来考えるべき部分に時間を使えます。90分という制限の中で長文2題を処理する全学部日程1では、語彙力は正答率だけでなく、時間配分を支える力でもあると考えるべきです。
「知っている単語の数」と「長文を読める語彙力」は別物
ここで注意したいのが、単語帳で意味を覚えていることと、入試英文の中でその単語をすぐ理解できることは別だという点です。例えば、単語帳で一つの日本語訳を覚えていても、実際の英文では別の意味で使われることがあります。また、単語単体では意味が分かっていても、熟語や句動詞として使われることで意味が変わる場合もあります。
そのため、全学部日程1に必要な語彙力を考えるときは、次の4段階に分けて考えると分かりやすくなります。
| 語彙力の段階 | 状態 | 全学部日程1での重要度 |
|---|---|---|
| ① 見たことがある | 単語帳で一度確認した程度 | ★★☆☆☆ |
| ② 意味を思い出せる | 少し考えれば日本語訳が出る | ★★★☆☆ |
| ③ 見た瞬間に意味が分かる | 長文を止めずに読める | ★★★★★ |
| ④ 文脈に応じて意味を判断できる | 多義語・熟語にも対応できる | ★★★★★ |
特に目指したいのは③と④です。全学部日程1では、90分の中で複数の英文を処理する必要があるため、単語を見るたびに頭の中で「この単語は何だったかな」と考えている状態では、どうしても読解に時間がかかります。「覚えている」から「瞬時に意味が出てくる」まで持っていくことが、語彙対策では重要です。
語彙力は長文だけでなく、大問Ⅰにも関係する
語彙力を長文対策だけのものと考えるのも適切ではありません。大問Ⅰには会話文の空所補充と文整序があり、ここでも英文を正確に理解するための語彙力が必要になります。会話文では、前後の発言から空所に入る内容を判断する必要があるため、選択肢の単語や表現が理解できなければ、文脈から正解を絞ることが難しくなります。文整序でも、単語や表現の意味が分からなければ、各文の内容や文同士のつながりを判断できません。実際、2026年度の文整序では約218語の英文を6つのパートに分けて並べ替える形式で、単独の文だけではなく、文章全体の流れを捉える必要がありました。
したがって、全学部日程1の語彙対策は「長文のための単語暗記」と限定せず、会話文・文整序・長文読解のすべてに共通する基礎力として考えるのがおすすめです。
ただし、難単語を大量に覚えることが最優先ではない
ここは、全学部日程1の語彙対策で特に注意したいポイントです。長文対策というと、「関西大学だから難しい単語まで覚えなければならない」と考えがちですが、まず優先すべきなのは基本~標準レベルの語彙を確実に定着させることです。
2026年度の長文を見ると、大問Ⅱではウィリアム・ゴールディングの生涯、大問Ⅲでは子どもの学習能力がテーマになっており、文学・人物と教育・学習という異なる分野が扱われています。つまり、特定のジャンルの専門用語だけを覚えて対応するタイプの試験ではありません。むしろ、さまざまなテーマの英文を読むために、一般的な英単語・熟語を幅広く身につけておくことが重要です。
| 優先順位 | 語彙 | 理由 |
|---|---|---|
| 最優先 | 基本英単語 | 長文を読むための土台になる |
| 最優先 | 標準レベルの英単語 | 長文の内容理解に直結する |
| 高い | 英熟語・句動詞 | 単語単体では意味を取れない表現に対応する |
| 高い | 多義語 | 文脈に応じた意味判断に必要 |
| 余裕があれば | 難関レベルの難単語 | 優先順位は基本~標準語彙より下 |
この順番を崩して、基本単語が曖昧なまま難単語ばかりを増やすのは効率的ではありません。「難しい単語を知っている」より「基本的な単語で長文を止めない」ことのほうが、全学部日程1では重要です。
語彙力が高いほど、長文の「推測」にも余裕が生まれる
もう一つ見落としたくないのが、語彙力があるからといって、入試本番で知らない単語がゼロになるわけではないということです。実際の入試では、どれだけ単語を勉強していても初めて見る単語が出てくる可能性があります。そこで重要になるのが、知っている語彙を土台にして、知らない単語の意味を前後の文脈から推測する力です。
例えば、1文の中に知らない単語が1つあったとしても、そのほかの単語や文構造が分かっていれば、文章全体からある程度意味を推測できます。しかし、基本単語まで分からない状態では、推測するための材料そのものが不足します。だからこそ、語彙力を高める目的は「すべての単語を暗記すること」ではなく、知っている語彙を増やして、知らない語彙が出てきたときにも文章全体の意味を崩さずに読み進められる状態を作ることにあります。
全学部日程1の語彙対策で目指すべき状態
ここまでの分析をまとめると、全学部日程1で必要な語彙力は次のように整理できます。
| 必要な力 | 具体的な状態 | 重要度 |
|---|---|---|
| 基本単語の定着 | 見た瞬間に意味が分かる | ★★★★★ |
| 標準単語の定着 | 長文中でもスムーズに理解できる | ★★★★★ |
| 熟語・句動詞 | まとまりとして意味を処理できる | ★★★★☆ |
| 多義語 | 文脈に応じて意味を判断できる | ★★★★☆ |
| 未知語への対応 | 前後関係からある程度推測できる | ★★★★☆ |
| 難単語の大量暗記 | 細かい難語まで網羅する | ★★☆☆☆ |
この表からも分かるように、全学部日程1の語彙対策では、「単語数を増やすこと」だけを目標にするのではなく、「基本~標準語彙を瞬時に処理できる状態」を作ることが最も重要です。長文2題が英語全体の大部分を占める以上、語彙力は単独の知識ではなく、本文理解・読解速度・設問処理・時間配分をまとめて支える土台になります。
したがって、全学部日程1の英語対策では、まず基本~標準レベルの単語・熟語を固め、その後に長文演習へ進み、実際の英文の中でどれだけ素早く語彙を処理できているかを確認するのが効果的です。「単語帳を何周したか」ではなく、「長文を読んだときに単語で止まらなくなったか」を一つの基準にすると、語彙力の仕上がりを判断しやすくなります。
2.関西大学「全学部日程1」に必要な英単語・熟語のレベル
関西大学「全学部日程1」の英語対策で、「結局どのくらいの単語を覚えればいいのか」と悩む受験生は多いでしょう。ここで重要なのは、単語帳のレベルだけを基準にして考えないことです。全学部日程1では、2026年度に大問Ⅱが856語、大問Ⅲが841語と、800語を超える長文が2題出題されました。長文2題だけで39問・156点を占めるため、語彙力についても「単語問題に答えるための知識」ではなく、800語前後の英文を読み続けながら、単語・熟語の意味を素早く処理できる力を基準に考える必要があります。
まず、全学部日程1で必要になる語彙をレベル別に整理すると、次のようになります。
| 語彙レベル | 具体的な内容 | 優先度 | 全学部日程1での位置づけ |
|---|---|---|---|
| 基本英単語 | 高校基礎~大学受験の土台となる単語 | ★★★★★ | 最優先。ここが曖昧だと長文全体が読みにくくなる |
| 標準英単語 | 大学受験の標準レベルで頻繁に登場する単語 | ★★★★★ | 長文読解の中心。確実に定着させたい |
| 英熟語・句動詞 | 複数の語がまとまって特定の意味になる表現 | ★★★★☆ | 長文・会話文の両方で重要 |
| 多義語 | 文脈によって意味が変わる単語 | ★★★★☆ | 長文で意味を正しく判断するために必要 |
| やや難しい標準~発展語 | 標準単語帳の後半などにある語彙 | ★★★☆☆ | 基本~標準語彙が固まった後に広げる |
| 難関レベルの難単語 | 頻度の低い高度な語彙 | ★★☆☆☆ | 優先順位は低い。最初からここに時間をかけない |
この表で最も重要なのは、「基本英単語」と「標準英単語」の優先度がともに最高になっていることです。全学部日程1の対策だからといって、最初から難関大学向けの難単語ばかりを覚える必要はありません。むしろ、基本~標準レベルの語彙をどれだけ「見た瞬間に分かる状態」にできているかが、800語台の長文を読み切るうえで大きな差になります。
基本単語は「分かるつもり」をなくす
最初に完成させたいのが基本英単語です。ここでいう基本単語は、簡単な単語だけを意味しているわけではありません。高校英語で頻繁に登場し、長文を読むために何度も使われる単語を確実に処理できる状態を指します。
例えば、文章の中心となる動詞や形容詞、副詞が分からなければ、一文の意味そのものを把握できません。さらに、基本的な単語が曖昧なままだと、知らない単語の意味を文脈から推測することも難しくなります。
ここで注意したいのが、「単語帳を見れば意味が分かる」という状態では不十分だということです。単語帳を開いて確認すれば意味を思い出せるとしても、長文を読んでいる最中に数秒考えてしまえば、その積み重ねで読解に時間がかかります。
全学部日程1は90分で大問3題を処理する試験です。2026年度も大問Ⅰの会話文・文整序に加えて、800語台の長文が2題出題されています。したがって、基本単語については「覚えたか」ではなく「英文の中で瞬時に意味が出てくるか」を基準にしたほうが実戦的です。
標準レベルの英単語が長文読解の中心になる
基本単語が固まったら、次に重要になるのが標準レベルの英単語です。ここが、全学部日程1の語彙対策で最も厚くしておきたい部分です。
2026年度の全学部日程1では、大問Ⅱでウィリアム・ゴールディングの生涯、大問Ⅲで子どもの学習能力が扱われています。つまり、文学・人物、教育・学習という異なるテーマの英文を読む必要があります。 特定の専門分野だけに出てくる単語を覚えるより、さまざまなテーマの英文で使われる一般的な標準語彙を幅広く身につけるほうが実戦的です。
標準単語については、「見たことがある」程度ではなく、次のような状態を目指したいところです。
| 状態 | 長文を読むときの影響 |
|---|---|
| 単語を見ても意味が出てこない | 文の理解が止まる |
| 数秒考えて意味が出る | 読む速度が落ちる |
| 代表的な意味がすぐ出る | スムーズに読み進められる |
| 文脈に応じて意味を切り替えられる | 長文読解で最も強い状態 |
特に最後の「文脈に応じて意味を切り替える力」は重要です。英単語は、単語帳に書かれている日本語訳が、英文中で必ずそのまま使われるとは限りません。文章のテーマや前後の表現によって意味が変わることもあります。
そのため、単語帳では一つの意味だけを機械的に覚えるのではなく、代表的な意味を押さえたうえで、実際の長文では文脈から最も適切な意味を判断するという使い方が必要です。
英熟語・句動詞は単語と同じくらい軽視できない
英単語に比べて後回しにされやすいのが、熟語や句動詞です。しかし、全学部日程1のように長文を中心とする試験では、熟語を知らないことも読解の妨げになります。
例えば、単語一つひとつの意味は分かっていても、複数の語がまとまって別の意味を作っていれば、そこで英文の意味を取り違える可能性があります。また、会話文では自然な表現が使われるため、熟語・慣用表現の知識があるほど文脈をつかみやすくなります。
| 語彙 | 覚え方 |
|---|---|
| 英単語 | 単語単体の意味+代表的な使い方 |
| 熟語 | まとまりごと意味を覚える |
| 句動詞 | 動詞+前置詞・副詞の組み合わせで覚える |
| 慣用表現 | 例文の中で意味を確認する |
特に「単語は知っているのに英文の意味が取れない」という場合は、熟語・句動詞の知識が不足していないか確認してみましょう。
多義語は「日本語訳を一つに固定しない」
全学部日程1の長文対策では、多義語への対応も重要です。多義語とは、一つの英単語が複数の意味を持つものです。
例えば、単語帳では複数の意味が紹介されていても、普段の学習では最初に覚えた意味だけで英文を読んでしまうことがあります。しかし、長文ではその単語が別の意味で使われることがあります。
そこで、単語を覚えるときは、
「この単語=この日本語」
と完全に固定するのではなく、
「この単語には複数の意味があり、文章によって意味が変わる」
という意識を持つことが大切です。
特に長文では、前後の文脈が意味を決めるケースが多いため、単語単体の知識と文脈判断をセットで鍛えていきましょう。
「難単語」はどこまで必要?
ここが受験生にとって最も気になるところでしょう。結論から言えば、全学部日程1の対策で、難単語を最優先にする必要はありません。
もちろん、長文の中で難しい単語や初めて見る単語が出てくる可能性はあります。しかし、800語台の英文を読むことを考えると、基本単語・標準単語の中に分からない語が大量に残っている状態のほうが問題です。
例えば、
基本~標準語彙が9割程度しか定着していない状態で、難単語を大量に覚える
よりも、
基本~標準語彙を確実に定着させ、長文中で瞬時に処理できる状態にする
ほうが、全学部日程1の対策としては優先順位が高くなります。
もちろん、基本~標準語彙が十分に固まっていて、さらに得点力を高めたい段階になれば、やや難しい単語へ範囲を広げるのは有効です。ただし、それは土台を完成させた後です。
全学部日程1の語彙対策は「量」より「処理速度」も見る
単語学習では、「何語覚えたか」という数字に目が向きがちです。しかし、全学部日程1の場合は、覚えた語彙をどれだけ速く処理できるかまで考える必要があります。
2026年度は800語台の長文が2題あり、長文だけで39問を処理します。つまり、一つの長文を読む途中で何度も単語の意味を思い出す作業をしていると、それだけで時間を消費します。
語彙力の完成度を確認するときは、次のように考えると分かりやすいでしょう。
| チェック項目 | できていれば◎ |
|---|---|
| 単語帳を見れば意味が分かる | △ |
| 英単語を見てすぐ代表的な意味が出る | ○ |
| 長文の中でも意味をすぐ判断できる | ◎ |
| 多義語を文脈に合わせて判断できる | ◎ |
| 熟語・句動詞をまとまりで理解できる | ◎ |
| 知らない単語が出ても文章を止めずに読める | ◎ |
つまり、単語帳を何周したかだけでは語彙力の完成度は判断できません。実際の長文を読んだときに、語彙が原因で何度も読むのを止めていないかを確認することが重要です。
「全学部日程1に必要な語彙力」をまとめると
ここまでの内容を整理すると、優先順位は次のようになります。
| 優先順位 | 身につけたい語彙力 | 目標 |
|---|---|---|
| 1 | 基本英単語 | 見た瞬間に意味が分かる |
| 2 | 標準英単語 | 長文中でも止まらず処理できる |
| 3 | 熟語・句動詞 | まとまりとして意味を理解できる |
| 4 | 多義語 | 文脈に応じて意味を判断できる |
| 5 | やや難しい語彙 | 基本~標準が完成してから広げる |
| 6 | 難関レベルの難単語 | 最優先ではない |
全学部日程1の語彙対策で最も重要なのは、「難しい単語をどこまで知っているか」ではなく、「基本~標準レベルの語彙をどれだけ確実かつ素早く処理できるか」です。2026年度のように800語台の長文が2題出題される形式では、単語の知識が長文の読解速度と本文理解に直結します。
そのため、単語学習ではまず基本~標準レベルを徹底的に固め、熟語・句動詞や多義語まで広げていくのが効率的です。そのうえで実際の過去問を読むと、単語帳で覚えた語彙がどのように長文の中で使われているのかが分かってきます。
全学部日程1に必要な語彙力は、「難単語を大量に覚えた状態」ではなく、「基本~標準語彙を長文の中で瞬時に処理し、知らない語が出ても文脈から読み進められる状態」と考えるのが適切です。 次のパートでは、ここからさらに踏み込んで、実際の長文で求められる「使える語彙力」とは何なのかを分析していきます。
3.関西大学「全学部日程1」で使える語彙力を身につける勉強法
関西大学「全学部日程1」の英語で語彙力を伸ばすなら、単語帳を繰り返すだけではなく、覚えた単語を実際の英文の中ですぐに処理できる状態まで持っていくことが重要です。2026年度の全学部日程1は、90分で大問3題を解く構成で、大問Ⅱが22問・88点、大問Ⅲが17問・68点。長文2題だけで39問・156点となっています。つまり、語彙力を高める目的も「単語問題で正解するため」ではなく、800語前後の英文を読みながら内容を理解し、設問の根拠を探すためと考えたほうが実戦的です。
単語帳は「覚えたつもり」をなくすところから始める
語彙対策の基本は、まず単語帳を使って基本~標準レベルの英単語を固めることです。ただし、ここで注意したいのが、「一度見たことがある」「日本語訳を見れば思い出せる」という状態を、完成とは考えないことです。
全学部日程1のように長文読解の比重が大きい試験では、英文を読むたびに単語の意味を思い出す作業をしていると、その積み重ねで時間を使います。90分という限られた時間の中で大問Ⅱ・Ⅲを処理することを考えると、単語については「覚えているか」だけでなく、「見た瞬間に意味が出てくるか」まで確認する必要があります。
| 単語の状態 | 実際の長文では |
|---|---|
| 見たことがない | 文脈から推測する必要がある |
| 見たことはあるが意味が曖昧 | 読解が止まりやすい |
| 数秒考えれば意味が出る | 読めるが速度が落ちる |
| 見た瞬間に意味が出る | スムーズに読み進められる |
| 文脈によって意味を判断できる | さらに実戦的な語彙力になる |
したがって、単語帳を何周したかだけで学習の進み具合を判断するのはおすすめできません。長文を読んだときに単語で止まる回数が減っているかを確認することが、より重要です。
英単語は「日本語訳1つ」だけで覚えない
次に意識したいのが、多義語への対応です。大学入試の英語では、一つの英単語が複数の意味を持っていることは珍しくありません。単語帳で最初に覚えた意味だけを当てはめようとすると、英文の内容と合わなくなることがあります。
例えば、ある単語を覚えるときに「この単語=この日本語」と完全に固定するのではなく、「代表的な意味を複数持っていて、文脈によって意味が変わる」という意識を持っておくと、長文での対応力が上がります。
覚えるときは、次の順番を意識すると整理しやすくなります。
①代表的な意味を覚える → ②品詞を確認する → ③よく使われる表現を確認する → ④実際の英文で意味を判断する
ここまでできると、単語帳の知識がそのまま長文読解に使える知識へ変わっていきます。
熟語・句動詞は「かたまり」で覚える
英単語と同時に、英熟語や句動詞も固めておきたいところです。単語一つひとつの意味が分かっていても、複数の語がまとまることで別の意味になる表現は多くあります。
特に長文を読んでいて、「知っている単語ばかりなのに意味が分からない」という状態になった場合、熟語や句動詞の知識が不足している可能性があります。
| 覚え方 | 問題点・メリット |
|---|---|
| 単語を一語ずつ覚える | まとまった表現に対応しにくい |
| 熟語を日本語だけで暗記する | 実際の英文で使い方が分かりにくい |
| 熟語+例文で覚える | 文中での使われ方まで理解できる |
| 過去問で確認する | 入試英文での実際の使われ方を確認できる |
そのため、熟語は単語帳の日本語訳だけを暗記するより、短い例文とセットで覚えるほうが実戦的です。
単語を覚えたら、すぐ長文の中で確認する
語彙学習で特におすすめしたいのが、「単語帳→長文」の往復です。
単語帳だけを何度も繰り返していると、「覚えた」という感覚は強くなります。しかし、実際の英文では、単語帳とは違う意味で使われたり、別の単語と組み合わさったりします。
そこで、ある程度単語を覚えたら、長文を読んで実際の使われ方を確認します。
単語帳で覚える → 長文を読む → 分からない語を確認する → 単語帳に戻る → 再び長文を読む
このサイクルを繰り返すことで、単語の知識が「暗記した知識」から「読解で使える知識」に変わっていきます。
特に全学部日程1では長文2題の比重が大きいため、単語学習と長文読解を別々の勉強として完全に分けないことが重要です。語彙を覚えることと、語彙を使って英文を読むことをセットにしていきましょう。
「知らない単語=すぐ調べる」をやめる
長文演習をするとき、知らない単語が出てきた瞬間に辞書や単語帳で確認する人もいるでしょう。しかし、入試本番ではそのようなことはできません。
だからこそ、演習段階から「知らない単語が出ても一度は読み進める」練習をしておくことが大切です。
例えば、知らない単語が出てきた場合でも、
- 前後の文から意味を推測する
- その単語が名詞・動詞・形容詞のどれなのか考える
- その段落で何を説明しているのか確認する
- その単語がなくても文全体の意味を理解できるか考える
といった処理をしてみましょう。
もちろん、演習後には分からなかった単語を確認します。ただし、「分からない→すぐ調べる」ではなく、「分からない→まず文脈から考える→最後に確認する」という順番に変えることで、未知語への対応力も鍛えられます。
未知語を推測するときは「単語」より「文章全体」を見る
知らない単語の意味を推測するとき、前後1~2語だけを見るのでは不十分な場合があります。
例えば、
「ある出来事が起こった」→「その結果として何かが変化した」
という文章なら、知らない単語がその「原因」なのか「結果」なのかを考えることで、意味を絞り込める場合があります。
特に長文では、次のような関係を意識すると推測しやすくなります。
| 文脈 | 推測するときの視点 |
|---|---|
| 具体例 | 何を具体的に説明しているのか |
| 逆接 | 前の内容とどう反対になっているのか |
| 因果関係 | 原因なのか結果なのか |
| 言い換え | 前後で同じ内容を別の表現にしていないか |
| 対比 | 何と何を比較しているのか |
| 定義 | その語が何を指しているのか |
このような読み方を身につけると、知らない単語が出てきても文章全体の理解を維持しやすくなります。
ただし、すべての未知語を推測する必要はない
ここも重要です。未知語推測の練習をすると、「知らない単語は全部推測しなければならない」と考えてしまう人がいます。しかし、実際にはそこまで必要ありません。
長文には、文章の中心に関係する重要語と、細かな情報を補足するだけの語があります。
例えば、人物の生涯について書かれた文章で、人物の経歴や出来事を説明する重要語が分からなければ本文理解に影響します。一方、具体例の中に一つだけ登場する細かな名詞が分からなくても、文章全体の流れを理解できる場合があります。
そのため、未知語に出会ったら、
「この単語が分からないと、本文の内容や設問を解くうえで困るか?」
と考えてみましょう。
困らないのであれば、無理に意味を確定させず、そのまま読み進める判断も必要です。
語彙力と長文読解を一緒に鍛える
全学部日程1では、長文2題で156点を占めています。そのため、語彙対策だけを何時間も続けるより、ある程度の語彙を身につけた段階から長文読解と並行して語彙力を伸ばしていくほうが実戦的です。
おすすめの学習サイクルは次の通りです。
| 手順 | 学習内容 | 目的 |
|---|---|---|
| ① | 単語帳で基本~標準語彙を覚える | 語彙の土台を作る |
| ② | 熟語・句動詞を覚える | 表現の幅を広げる |
| ③ | 長文を読む | 実際の使われ方を確認する |
| ④ | 知らない語をチェック | 弱点を発見する |
| ⑤ | 文脈から意味を推測する | 未知語への対応力を鍛える |
| ⑥ | 復習して単語帳に戻る | 語彙を定着させる |
| ⑦ | 再び長文を読む | 実戦で使える状態にする |
このサイクルを回していくと、単語帳で覚えた知識が長文読解に結びついてきます。
過去問では「知らなかった単語」だけを集めない
過去問を使った語彙学習では、知らない単語をすべてノートに書き写す方法もあります。しかし、これだけでは語彙が増えすぎてしまい、復習しきれなくなる可能性があります。
そこで、過去問で出会った語彙を次のように分類してみましょう。
| 分類 | 対応 |
|---|---|
| 基本単語なのに分からなかった | 最優先で覚え直す |
| 標準単語で曖昧だった | 単語帳に戻って復習 |
| 熟語・句動詞だった | 表現として覚える |
| 多義語だった | 文脈と一緒に確認する |
| 専門的・非常に難しい語 | 重要性を見て必要なら確認 |
| 固有名詞 | 原則として無理に暗記しない |
特に注意したいのが、基本単語なのに長文の中で意味が出てこなかったケースです。これは「難しい単語を知らない」という問題より優先して修正したい弱点です。
語彙力の仕上がりは「長文を読むとき」で判断する
最終的には、単語帳のテストだけではなく、実際の長文を読んだときの感覚で語彙力を確認しましょう。
| チェックポイント | 判定 |
|---|---|
| 基本単語の意味がすぐ出てくる | ◎ |
| 標準単語で頻繁に止まらない | ◎ |
| 熟語をまとまりで理解できる | ◎ |
| 多義語を文脈に合わせて判断できる | ◎ |
| 知らない単語が出ても読み進められる | ◎ |
| 語彙不足による読み返しが少ない | ◎ |
| 長文を読む速度が安定している | ◎ |
ここまでできれば、語彙力が単なる暗記ではなく、全学部日程1の長文を読むための実戦的な力になってきています。
「単語力を上げる=難単語を増やす」ではない
全学部日程1の語彙対策で最後に確認しておきたいのが、難単語の数を増やすことだけが語彙力アップではないという点です。
2026年度の全学部日程1では、長文2題で156点を占める構成になっています。ここで必要なのは、本文に登場する単語を一つ残らず知っていることではありません。基本~標準語彙を確実に処理し、熟語や多義語にも対応し、さらに知らない語が出てきても文章全体の流れを崩さず読めることです。
したがって、語彙対策の優先順位は、
基本単語を固める → 標準単語を増やす → 熟語・句動詞を覚える → 多義語に対応する → 長文で実際に使う → 未知語を推測する
という順番で考えると分かりやすくなります。
全学部日程1の英語では、語彙力はそれ自体が最終目的ではありません。長文を正確に、そして時間内に読み切るための土台です。単語帳で覚えた語彙を長文の中で使えるようにするところまで進めて、初めて入試で役立つ語彙力になります。
4.関西大学「全学部日程1」の語彙対策はいつ・何を仕上げるべき?
関西大学「全学部日程1」の英語で語彙力を伸ばす場合、重要なのは「単語を何冊やるか」ではなく、どの段階で何を完成させるかです。2026年度の全学部日程1は90分で大問3題、大問Ⅱ・Ⅲの長文だけで39問・156点という構成でした。さらに、2題の長文はいずれも800語を超えているため、語彙対策も単語帳だけで完結させず、最終的には長文の中で素早く処理できる状態まで持っていく必要があります。
| 段階 | 取り組む内容 | 目標 |
|---|---|---|
| 第1段階 | 基本英単語 | 基礎単語で止まらない |
| 第2段階 | 標準英単語 | 長文を読むための語彙を広げる |
| 第3段階 | 熟語・多義語・語法 | 表現の取りこぼしを減らす |
| 第4段階 | 長文+過去問 | 語彙を実戦で使える状態にする |
まず優先したいのは、基本英単語を「考えずに分かる」状態にすることです。単語帳を見れば意味が分かる程度ではなく、英文の中で見た瞬間に代表的な意味が出てくるところまで仕上げます。全学部日程1では800語台の長文を2題読み、39問を処理する必要があるため、基本単語の意味を一つずつ思い出しながら読む状態では時間を消費します。したがって、単語帳の周回数よりも、長文を読んだときに語彙が原因で止まらないかを基準にするべきです。
| 単語の状態 | 実戦での評価 |
|---|---|
| 単語帳を見れば意味が分かる | △ |
| 数秒考えれば意味が出る | △ |
| 見た瞬間に代表的な意味が出る | ○ |
| 長文中でも自然に処理できる | ◎ |
| 文脈に応じて意味を切り替えられる | ◎ |
基本単語が安定してきたら、次は標準レベルの英単語を広げます。ここが全学部日程1の語彙対策で特に厚くしたい部分です。2026年度の長文は、大問Ⅱがウィリアム・ゴールディングの生涯や作品、大問Ⅲが子どもの学習能力という異なるテーマでした。特定分野の難単語を大量に覚えるより、人物・社会・教育・科学など幅広いテーマで使われる標準語彙を増やすほうが、実際の長文には対応しやすくなります。
また、熟語・句動詞は単語学習と並行して進めるのがおすすめです。単語一つひとつの意味が分かっていても、複数の語がまとまって別の意味を作る表現を知らなければ、長文の理解が止まることがあります。全学部日程1では長文だけでなく、大問Ⅰに会話文もあるため、単語だけでなく熟語や表現まで含めて語彙を整えておきたいところです。親記事でも、大問Ⅰは会話文・文整序、大問Ⅱ・Ⅲは長文という構成になっていることが確認できます。
| 語彙 | 学習のポイント |
|---|---|
| 基本単語 | 見た瞬間に意味が出る状態にする |
| 標準単語 | 長文中でも止まらず処理できるようにする |
| 熟語 | 表現をかたまりで覚える |
| 句動詞 | 動詞+前置詞・副詞の組み合わせで覚える |
| 多義語 | 文脈によって意味が変わることを意識する |
| 難単語 | 基本~標準語彙が固まってから必要に応じて追加 |
そして、長文演習を始めたら、長文で出会った語彙を必ず回収することが重要です。2026年度は800語台の長文が2題出題されているため、単語帳だけではなく、実際の英文の中でどのように単語が使われるのかを確認する必要があります。特に「単語帳では知っていたのに、長文では意味が出てこなかった」という語は要注意です。これは単なる知識不足ではなく、実戦で処理する速度が不足している可能性があります。
過去問を使う段階では、間違いをすべて「単語不足」と考えないことも大切です。
| 間違いの原因 | 必要な対策 |
|---|---|
| 単語自体を知らなかった | 語彙を覚える |
| 知っていたが意味が出なかった | 反応速度を上げる |
| 熟語を知らなかった | 熟語・句動詞を復習する |
| 多義語の意味を間違えた | 文脈と一緒に覚える |
| 単語は分かったが文構造を誤った | 英文解釈を強化する |
| 本文は読めたが選択肢を間違えた | 設問処理を練習する |
| 時間が足りなかった | 読解速度・時間配分を改善する |
この分類をしておくと、「点数が伸びないから、とりあえず新しい単語帳を買う」という勉強を避けられます。例えば、標準単語は十分に知っているのに時間が足りないのであれば、必要なのは難単語を増やすことではなく、長文演習を通して英文を処理する速度を高めることです。全学部日程1では、長文2題だけで156点あるため、語彙力を読解力につなげることが重要になります。
単語帳を増やすのは最後で構いません。 基本~標準語彙に穴がある状態で、さらに難しい単語帳へ進んでも効率は上がりにくいです。まずは1冊を徹底して、基本単語→標準単語→熟語・多義語という順番で固め、そのうえで過去問に取り組みます。過去問で「知らない語が多すぎる」と感じた場合も、いきなり新しい単語帳を始めるのではなく、どのレベルの語彙が不足しているのかを確認してから補強するのが効率的です。
入試直前も考え方は同じです。新しい難単語を大量に増やすより、これまで覚えてきた基本~標準語彙を確実に処理できる状態にしておきましょう。
| 時期 | 語彙学習の中心 |
|---|---|
| 基礎固め | 基本単語を徹底する |
| 標準レベルへ進む時期 | 標準単語+熟語を増やす |
| 長文演習期 | 長文中で語彙を確認する |
| 過去問演習期 | 間違えた語彙を重点復習する |
| 直前期 | 既習語彙の穴をなくす |
最終的に目指したいのは、「単語帳を何語覚えたか」ではなく、「800語台の長文を読んでいて、語彙が原因で何度も止まらない状態」です。2026年度の全学部日程1では大問Ⅱが856語、大問Ⅲが841語で、長文2題が39問・156点を占めています。この出題構成を考えると、難単語を大量に暗記することより、基本~標準語彙を確実に処理し、熟語や多義語にも対応しながら、知らない語が出ても文脈から読み進められる力を作るほうが重要です。
したがって、全学部日程1の語彙対策は、「基本単語を固める→標準単語を増やす→熟語・多義語を強化する→長文で使う→過去問で弱点を確認する」という流れで進めるのが効率的です。語彙力そのものを目的にするのではなく、長文を正確に読み、90分以内に設問まで処理するための土台として語彙を仕上げることが、全学部日程1の英語対策では重要です。
関西大学「全学部日程1」の語彙対策まとめ
関西大学「全学部日程1」の英語で得点を伸ばすには、語彙力を単なる暗記として終わらせず、長文を読むための実戦的な力に変えていくことが重要です。全学部日程1は90分で大問3題を解く構成で、大問Ⅱ・Ⅲの長文読解だけで39問・156点を占めます。そのため、基本的な英単語や熟語の知識が不足していると、長文の内容を理解するだけで時間がかかり、後半の設問処理にも影響します。
ただし、「関西大学だから難単語を大量に覚えなければならない」という考え方はおすすめしません。 まずは基本単語を確実に覚え、次に標準レベルの語彙、熟語・句動詞・多義語へと広げていくことが重要です。そのうえで長文演習を進め、実際の英文の中で意味を素早く処理できるかを確認してください。
| 語彙対策の段階 | 目標 |
|---|---|
| 基本単語 | 見た瞬間に意味が出る |
| 標準単語 | 長文中でも止まらず理解できる |
| 熟語・句動詞 | 表現をまとまりで処理できる |
| 多義語 | 文脈に合わせて意味を判断できる |
| 長文演習 | 覚えた語彙を実際の英文で使える |
| 過去問 | 語彙不足による失点を減らす |
特に意識したいのは、単語帳の周回数や覚えた単語数だけを目標にしないことです。単語帳では意味を答えられていても、長文の中で意味がすぐに出てこなければ、本番では時間を消費します。全学部日程1は長文読解の比重が大きく、90分の中で複数の英文を処理する必要があるため、「知っている語彙」から「使える語彙」へ変えることが得点アップにつながります。
また、長文で知らない単語が出てきても、すべてを覚え直す必要はありません。基本単語なのに分からなかった語、何度も出てくる標準語、本文の内容理解に大きく関係した語、熟語や多義語などを優先して復習しましょう。未知語をゼロにすることではなく、未知語が出ても文章全体の理解を崩さないことも、全学部日程1の長文対策では重要です。
最終的に目指したいのは、「単語帳を何語覚えたか」ではなく、「長文を読んでいて語彙が原因で何度も止まらない状態」です。基本~標準語彙を固め、熟語や多義語まで対応できるようにしたうえで、長文と過去問を使って実戦力を高めていきましょう。全学部日程1の英語は、語彙力・読解力・文章の流れを把握する力・処理速度の4つが重要になります。
「難しい単語をたくさん覚える」よりも、「必要な語彙を確実に覚えて、長文を速く正確に読めるようにする」。 これが、関西大学「全学部日程1」の英語で語彙対策を進めるうえで最も意識したいポイントです。
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